【肌培養】若い頃の細胞を今の肌に移植する「培養皮ふ治療」を受けてみた
美容鍼灸師という仕事をしている私は、昔ながらの美容法や、ホリスティックなものを推している人と思われがちですが、必ずしも東洋医学に偏っているわけではなく、美容クリニック系の西洋医学的な美容施術も大好きです。
個人的には、「美容効果があればなんでもいい」と思っている雑食とでもいいましょうか。
西も東もナチュラルもケミカルもお構いなしなので、東洋医学に傾倒している鍼灸師の先生たちからしてみたら、「お前と一緒だと思われたくない」と、眉をひそめたくなるようなゆるい考え方なのかもしれません(笑)。
そういう考え方のため、自分で美容鍼を打つ以外でも、アンチエイジングとして、数年前から「培養皮ふ治療」を受けています。
どんなものか簡単に説明すると、培養皮ふ治療とは、自分の皮膚を採取して、そこからコラーゲンやエラスチンを生成してくれる「線維芽細胞」を培養し、老化によって細胞が減ってきたところ(シワやたるみがあるようなところ)に培養した細胞を移植して、肌を若返らせるというもの。
整形ではなく、肌の再生医療。自分の細胞を注入するため副作用もなく、治療後の持続期間が2~3年と長いことが魅力です。
私は34歳のときの細胞を培養して保管しているので、これがなくならない限り、いくつになっても34歳時点の細胞を移植できます。
60歳になっても34歳のときの細胞を移植できると考えると、相当すごいことですよね。これぞまさに、長期戦を見据えたアンチエイジング。
デメリットとしては
・細胞の培養に1カ月くらいかかるため、「今すぐ注入したい!」と思ってもそれは叶わないこと
・移植した細胞が定着してから効果が出始めるため、効果を感じられるのが早くても1カ月後くらいからということ
・細胞を、採取・培養・保管・移植する、という一連の治療の流れ上、かなりコストがかかること
あたりでしょうか。
また、残念ながら、細胞を移植したからといって、劇的に若返るということもありません。その点については治療開始時、ドクターから、「目に見える効果がほしいなら整形の方がいい」と釘を刺されたほどです。
あくまで、長期的に見たときに老化がゆるやかになるというものなので、おそらく10年後、20年後と時間を経てからの方が、周りの同世代に差をつけられるという意味で、その効果を感じられるのではないかと思います。ご参考までに、治療については以下のサイトに詳しく掲載されています。
ちなみに私は、かなり効果が出ている方らしく、定期検診のときに、ドクターに「何か(ケアを)してるの?」と聞かれます。
聞かれる度に、寝不足だったり疲れがたまっていたりと、あまりコンディションがいいといえる状況ではなかったため、心当たりはなかったのですが、よく考えてみると、美容鍼も線維芽細胞を活性化させてコラーゲンやエラスチンを生成させるもの。
ひょっとすると、私の肌の中で、34歳の細胞がより活性化されて働いてくれているから、いい効果が出ているのかもしれません。
たしかに、治療前の写真と最近の写真を見比べると、目の下がだいぶ違います。私が長年涙袋だと思っていたふくらみは、ドクターいわくたるみだったそうで、治療を重ねるとともになくなっていきました。
ホルモンタンクの消失……。いいのか悪いのか、若干複雑な心境です。
培養皮ふ治療によって、私は1~2年でわかりやすい効果を体感したこともあり、「おすすめです」と言えるのですが、大半の方はもっと時間が経ってからその真価を発揮するものだと思います。
手ごたえを感じるまでに時間がかかることを、どう捉えるかは皆さん次第。
ただ、どんな美容法にも当てはまりますが、「整形っぽい」「なんか怖い」など、先入観だけで選択肢から外してしまうのはもったいない、と思います。
自分の細胞を使って若返るということが、培養皮ふ治療と美容鍼の思わぬ共通点でした。
中身を知ってみれば、西洋医学でも東洋医学でもやることは同じだったので、人工的だから、自然派だから、というような、ごく一部だけを見てジャッジを下すのではなく、まずは一度内容を見る・知ろうとすることも大事なのではないでしょうか。
美容業界の技術も日々進歩しているので、昔聞いた常識が、今も通用するとも限りませんし。
自分に合うか合わないかも、きちんと調べてみなければわからないものなので、そういう意味でのクリアな視点は養っておきたいものです。そんな風に、いいとわかったものはなんでも取り入れたがりな私は、最近目の下にゴルゴ線が発生しつつあるので、今日も美容鍼で細胞を活性化させつつ、そろそろまた34歳の細胞の移植をしたいなぁと思っているところです。
2017年8月9日公開
2020年4月27日更新
個人的には、「美容効果があればなんでもいい」と思っている雑食とでもいいましょうか。
西も東もナチュラルもケミカルもお構いなしなので、東洋医学に傾倒している鍼灸師の先生たちからしてみたら、「お前と一緒だと思われたくない」と、眉をひそめたくなるようなゆるい考え方なのかもしれません(笑)。
■「培養皮ふ治療」(肌培養)は自分の若い頃の細胞を使ったアンチエイジング
そういう考え方のため、自分で美容鍼を打つ以外でも、アンチエイジングとして、数年前から「培養皮ふ治療」を受けています。
どんなものか簡単に説明すると、培養皮ふ治療とは、自分の皮膚を採取して、そこからコラーゲンやエラスチンを生成してくれる「線維芽細胞」を培養し、老化によって細胞が減ってきたところ(シワやたるみがあるようなところ)に培養した細胞を移植して、肌を若返らせるというもの。
整形ではなく、肌の再生医療。自分の細胞を注入するため副作用もなく、治療後の持続期間が2~3年と長いことが魅力です。
私は34歳のときの細胞を培養して保管しているので、これがなくならない限り、いくつになっても34歳時点の細胞を移植できます。
60歳になっても34歳のときの細胞を移植できると考えると、相当すごいことですよね。これぞまさに、長期戦を見据えたアンチエイジング。
デメリットとしては
・細胞の培養に1カ月くらいかかるため、「今すぐ注入したい!」と思ってもそれは叶わないこと
・移植した細胞が定着してから効果が出始めるため、効果を感じられるのが早くても1カ月後くらいからということ
・細胞を、採取・培養・保管・移植する、という一連の治療の流れ上、かなりコストがかかること
あたりでしょうか。
また、残念ながら、細胞を移植したからといって、劇的に若返るということもありません。その点については治療開始時、ドクターから、「目に見える効果がほしいなら整形の方がいい」と釘を刺されたほどです。
あくまで、長期的に見たときに老化がゆるやかになるというものなので、おそらく10年後、20年後と時間を経てからの方が、周りの同世代に差をつけられるという意味で、その効果を感じられるのではないかと思います。ご参考までに、治療については以下のサイトに詳しく掲載されています。
■培養皮ふ治療(肌培養)と美容鍼で目の下のたるみを改善
ちなみに私は、かなり効果が出ている方らしく、定期検診のときに、ドクターに「何か(ケアを)してるの?」と聞かれます。
聞かれる度に、寝不足だったり疲れがたまっていたりと、あまりコンディションがいいといえる状況ではなかったため、心当たりはなかったのですが、よく考えてみると、美容鍼も線維芽細胞を活性化させてコラーゲンやエラスチンを生成させるもの。
ひょっとすると、私の肌の中で、34歳の細胞がより活性化されて働いてくれているから、いい効果が出ているのかもしれません。
たしかに、治療前の写真と最近の写真を見比べると、目の下がだいぶ違います。私が長年涙袋だと思っていたふくらみは、ドクターいわくたるみだったそうで、治療を重ねるとともになくなっていきました。
ホルモンタンクの消失……。いいのか悪いのか、若干複雑な心境です。
■きれいになりたいなら、先入観にとらわれないで
培養皮ふ治療によって、私は1~2年でわかりやすい効果を体感したこともあり、「おすすめです」と言えるのですが、大半の方はもっと時間が経ってからその真価を発揮するものだと思います。
手ごたえを感じるまでに時間がかかることを、どう捉えるかは皆さん次第。
すぐに効果が現れるものがいいという方もいれば、長期的視点で見たときに老化がゆるやかになるという点に惹かれる方もいるでしょう。
ただ、どんな美容法にも当てはまりますが、「整形っぽい」「なんか怖い」など、先入観だけで選択肢から外してしまうのはもったいない、と思います。
自分の細胞を使って若返るということが、培養皮ふ治療と美容鍼の思わぬ共通点でした。
中身を知ってみれば、西洋医学でも東洋医学でもやることは同じだったので、人工的だから、自然派だから、というような、ごく一部だけを見てジャッジを下すのではなく、まずは一度内容を見る・知ろうとすることも大事なのではないでしょうか。
美容業界の技術も日々進歩しているので、昔聞いた常識が、今も通用するとも限りませんし。
自分に合うか合わないかも、きちんと調べてみなければわからないものなので、そういう意味でのクリアな視点は養っておきたいものです。そんな風に、いいとわかったものはなんでも取り入れたがりな私は、最近目の下にゴルゴ線が発生しつつあるので、今日も美容鍼で細胞を活性化させつつ、そろそろまた34歳の細胞の移植をしたいなぁと思っているところです。
2017年8月9日公開
2020年4月27日更新
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