眠れないのはなぜ? 美人は夜つくられる、質の良い睡眠をとる方法【後編】
■不眠の原因2:女性ホルモン体温は1日の中でも変動がありますが、月経前はこの振幅が小さくなります。人は体温が下がるときに睡魔を感じるものですが、この時期の女性は夜の体温の下がり方が十分ではなくなるので、夜の眠りが浅くなりがちです。
また、月経前は眠りを誘うメラトニンというホルモンの分泌も低下します。毎月やってくる周期ですが、特に睡眠に問題があると自覚している場合、月経前は特にメリハリある生活を意識したり、睡眠環境を整えるよう工夫してみるとよいですね。
■不眠の原因3:アルコールお酒を飲むと寝つきがよくなる、と感じている方も多いかもしれません。確かに飲んだ直度は眠くなります。しかしその原因はアルコールが体温を下げるからなのです。
ですが、アルコールは摂取してから3時間ほどたつと、今度はアセトアルデヒドという物質に変わり、これが交感神経を刺激して、体温や心拍数をあげるのです。
その結果、お酒を飲んで眠るとほとんどの場合、3時間後に目が覚めるか、あるいはすっきりしない朝を迎えることになってしまいます。もしお酒を飲みたい場合は、寝る3時間前までが限度です。
また、アルコールだけではありません。コーヒーのカフェインやタバコのニコチンには覚醒作用があるため、良い睡眠の妨げになります。やめられない方も、コーヒーはお昼まで、タバコも夕食以降は控えるようにするとよいですね。