2015年9月9日 12:00|ウーマンエキサイト

甦る懐かしい記憶 ~ 過去と未来をつなぐ香り


脳内でも、過去は後ろ、未来は前へ記憶を呼び起こす香りによって強く活動するのは海馬と呼ばれる記憶を司る部分。通常、記憶を呼び起こさない香りを嗅ぐと、海馬の活動と同時に脳の前の方、前頭葉へ情報が送られ、その香りが何の匂いか? 好きか嫌いか? を意識に上らせます。その香りに意味を与えていくのです。ですから新しい香りを嗅ぐと前頭葉の活動が強くなります。

逆に懐かしい香りは海馬とともに、もっと脳の後方へ活動の広がりをみせます。嗅覚だけではなく、例えば、今まで歩いてきた道順を思い出す時も脳の後部が活躍しています。

甦る懐かしい記憶 ~ 過去と未来をつなぐ香り

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過去は後ろ、未来は前へ、ということが脳の中でも起こっているから不思議です。前頭葉の機能は、意思を決定したり、意欲的になったり、計画を立てたり、まさに未来のために働いている、前向きな脳なのです。
そして記憶はひっそりと脳の後ろの奥深くにしまい大切に保管されています。

懐かしく心地よい記憶を呼ぶ香りは、心の状態を安定させ、守られているような空気に包まれます。それは子供の頃の環境、親、学校が自分を守っていてくれたからかもしれません。

甦る懐かしい記憶 ~ 過去と未来をつなぐ香り

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アロマテラピーで使用されるラベンダーやイランイランも素敵な香りですが、自分だけの、自分を安定させてくれる香りがあったら素敵ですよね。「そんな、香りはない」という場合は、10年後、20年後の為に今から楽しい記憶香りマッチングさせればよいのです。その香りを嗅ぐ何年か後に、きっとあなたの気分を良くしてくれるはずです。

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