「間違った糖質制限」に喝! あなたの糖質制限は安全ですか?
斎藤先生から糖質制限ダイエッターのみなさんへ「ずばり! タンパク質不足は
太りやすさにつながります。それは基礎代謝量が低くなるから。基礎代謝量のうち、脳や内臓の代謝量はみなさんほぼ同じ程度なんですが、差が付くのは
筋肉の代謝量です。筋肉量が多い人は必然的に基礎代謝量が高くなり、太りにくい体質に。無論、筋肉不足の人は太りやすいということです。
よく、筋肉量を増やして代謝量をアップするには運動が大切と言われます。でも、運動と同じくらい大切なのが材料=
タンパク質の確保です。糖質制限ではただでさえもタンパク質が不足するので、
肉や
魚、
大豆製品を積極的に摂ってくださいね」(斎藤先生)
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厚生労働省の「食事摂取基準」では、タンパク質の推奨量として、18歳以上の女性は1日50gとなっています。
でも、糖質制限をしている場合は60gは摂りたいもの。
肉や魚は正味量の
約20%がタンパク質。100g中20gです。60gを肉や魚だけで摂る場合は、1日で
約300g必要と覚えておきましょう。
覚えておきたいタンパク質量の目安
・肉類(100g)… 約20g
・魚類(100g)… 約20g
・卵(1個)… 約6g
・豆腐(1丁300g)… 約20g
・大豆(100g) … 約10g
・豆乳(100ml)… 約7g
・納豆(1パック40g)… 約6.6g
斎藤糧三先生 プロフィール
1973年東京都生まれ。医師。1998年に日本医科大学を卒業後、産婦人科医に。現在、日本機能性医学研究所所長、一般財団法人日本ファンクショナルダイエット協会副理事長、サーモセルクリニック院長、ナグモクリニック東京・アンチエイジング外来医長。
機能性医学をいち早く日本に紹介し、日本人として初めての機能性医学認定医に。栄養療法、アレルギーの根本治療、ケトジェニックダイエットの啓蒙・指導、更年期症候群の治療、アスリートの栄養管理など、得意分野は多岐に渡る。著書に『慢性病を根本から治す「機能性医学」の考え方』(光文社新書)。『スーパーフード事典 BEST50―栄養素、効能、おいしい食べ方がわかる』(監修/主婦の友社)。そして話題の新刊『糖質制限+肉食でケトン体回路を回し健康的に痩せる!ケトジェニックダイエット』(講談社)が2月24日発売に。http://www.ifmj.jp/
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