女と髪と人生と

ファッション・クリエイティブ・ディレクター軍地彩弓が自らの経験を元に語る、美容コラム。ファッションから世の中の潮流を読み解く、独自の視点で、「女と髪」の関係について語ります。

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ファッションからヘアスタイルまで。「今の、旬な自分」を知ることが、美しい女性の基盤になる

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ファッションからヘアスタイルまで。「今の、旬な自分」を知ることが、美しい女性の基盤になる
ファッションスタイリストとして雑誌、TVなどのあらゆるメディアで活躍し、そのエッジの効いた独特のセンスが女優やセレブリティをはじめ多くの人々に支持されている佐々木敬子さん。

そして、ファッションライター・エディターからキャリアをスタートし、現在ではファッション・クリエイティブ・ディレクターとして多方面で活躍される軍地彩弓さん。

ファッション界をリードし、常に新しい価値観や時代をクリエイトしてきたお二人が、キャリアを積み重ねた今思う、「美しい女性の在り方」とは?

時代をリードしてきた二人が語る、ファッション業界の裏側

軍地:佐々木さんとは、私がファッション雑誌『ViVi』の編集をしていた頃に出会ったので、かれこれ25年くらいの付き合いになりますね。

佐々木:当時、私はスタイリストのアシスタントでした。特集で使うコーディネートが100くらい、そのために200以上のコーディネートを用意したりして、とにかく仕事に追われる毎日でした。

軍地:お互い、ファッションのことになると妥協できなくて、朝までああでもない、こうでもないと、とことんやりあったりもしましたね(笑)。
当時から佐々木さんのセンスは時代を先取りしていて、ある意味雑誌のほうが追いついていない部分があったんです。だから、佐々木さんのスタイリングに「もっとダサくして」と、今思えば変な注文をしたりして(笑)。

佐々木:そうでしたね(笑)。でも、そんな私の提案を世の女性たちが取り入れやすいようにブラッシュアップして、わかりやすく伝えてくださったのが軍地さんなんです。

軍地:情熱をぶつけ合ったからこそ、お互いリスペクトしあえる関係になれたんじゃないかな。佐々木さんの存在はファッション業界に一石を投じたと思うし、今でも会うたびに刺激を受けているんですよ。

「今の自分」に必要なものとは?

軍地:お互いファッション業界で走り続けてきたけれど、佐々木さんは結婚・出産をされて今は仕事とママ業を両立されていますよね。出産後、ご自身に何か変化はありましたか?
ファッションからヘアスタイルまで。「今の、旬な自分」を知ることが、美しい女性の基盤になる
佐々木:やっぱりライフスタイルは大きく変化しましたね。昼夜問わず仕事漬けだった頃から一転、子どもといられる時間をできるだけとって、じっくり話を聞いたり。時間のやりくりが上手になったかもしれないです。

体の変化でいえば、20代の頃って肌も髪もそこそこのケアでもトラブル知らずだったのに、出産後、おでこの生え際の髪がばっさり抜けてしまい、短い前髪にしていた時期があるんです。抜け毛は産後1~2年くらいで落ち着いたんですが、髪にボリューム、ツヤやコシがなくなっていく感がありましたが、アンファーのボリュームタイプのシャンプーは根元からふわっと立ち上がる感じがあって、とても自分に合っていると思いました。

軍地:産後のヘアコンディションに悩んでいる方って多いですよね。女性ホルモンが関係しているみたいですよ。何か特別なケアをしてますか?

佐々木:シャンプーの前後はとくに念入りに頭皮マッサージをしたり、ヘッドスパに通ったりしてます。頭がスーッと軽くなる感じでリフレッシュできます。それに、頭皮って顔とつながっているので、頭皮をマッサージするだけで顔もピンと上を向く気がします。

軍地:血行がよくなるから、顔色も明るくなりますよね。頭皮マッサージは入浴中ですか?

佐々木:私、子どもとお風呂に入った後に、夜にもう一回入るんです(笑)。バスソルトとオイルを入れて、お気に入りの香りに包まれながら、ゆっくりと。ママになってから、自分のために使える時間が本当に少なくて。だから、自分をケアしてあげる時間は貴重です。

軍地:自分のための時間は大切だって、私も最近つくづく思います。ずっと編集に携わってきて昼も夜もない生活を送ってきたけれど、5年くらい前に上司から「そんな生活はダメだ!」って怒られて(笑)。それで、1週間タームで自分をメンテナンスするように決めたんです。週末は夫と散歩したり、野菜中心の食事にしたり、ヘッドケアやネイルサロンに行ったりして、平日の疲れやストレスをリセットするんです。こういう時間が、忙しくて見過ごしがちだった「今の自分」のコンディションを知るチャンスにもなるんですよね。

体、髪に香りをまとわせて、自分らしさをキープ

佐々木:軍地さんの週末リセットに近いかもしれないですが、我が家は土日になると家族で東京を離れて、海や山など、自然の中で過ごすようにしているんです。

軍地:佐々木さんも私も、旅好きだものね(笑)。ずっと東京にいると息がつまっちゃう。そういえば、佐々木さんは旅先でも必ず香水を持ち歩いていましたよね。それも、ミニボトルじゃなくて大きいボトルで(笑)。すごく印象に残っているの。

佐々木:香りをまとうことで、どこにいても自分の空間をキープできるような気がして。だから、旅先でもお気に入りの香りは必携です(笑)。

軍地:わかる気がします。いつもの香りがあると、安心できるというか。それに、すれ違ったときに体や髪からふわっといい香りがする女性って、年齢にかかわらず魅力を感じますよね。

美しい女性は、「今の、旬な自分」を知っている

ファッションからヘアスタイルまで。「今の、旬な自分」を知ることが、美しい女性の基盤になる
軍地:ファッションも、香りも、女性を輝かせる道具。たとえばシルクのブラウス1枚でいい気分になれたり、ヒールを履くと背筋がピンと伸びたり。ちょっとしたことで意識まで変えられるのが、ファッションの面白さだと思っているんです。
佐々木さんのブランド「MYLAN」のアイテムも、女性の美しさを際立たせるものばかりだから、最近は「MYLAN」の服ばかり(笑)。

佐々木:それはうれしい! 「MYLAN」は旅がコンセプトで、どこにいても、自分らしくいられるようなアイテムを厳選してつくっているんです。

軍地:デザインも素敵ですよね。歳を重ねるとどうしても気になる部分が出てきちゃう。そんなパーツも上手にカバーしつつきれいなシルエットをつくってくれるから、さすがだなって。

佐々木:大人ならではの上品さや色気ってあると思うんです。年齢にかかわらず、女性はいつでも、今このときが「旬」だから、その時々の魅力を引き出せたらいいなって。さっき軍地さんもおっしゃっていましたが、「今の自分」と正直に向き合える女性に根幹的な美しさを感じているんです。

軍地:若づくりをしたり、トレンドを追っていればいいわけじゃないんですよね。SNSの普及でいろんな情報があふれる時代だけど、流されずに今の自分をみつめて、受け入れている女性は美しいし、輝いてみえますね。そのうえで、周囲の意見に耳を傾けるのも必要だと思うんです。自覚している自分と、周囲の人の目に映っている私って、じつは案外ギャップがあったりするから(笑)。

佐々木:たしかに、自分ではチェックしきれない後ろ姿に、年齢があらわれやすいかも。肩や背中、二の腕…髪もそうですよね。とくに、ヘアスタイルってその人の印象づける大きな要素だから、いいコンディションを保ち続けたいですよね。

軍地:そうそう。ファッションの撮影のときなどはまずヘアスタイルからつくりこんで、イメージを膨らませていくことが多いものね。髪のニュアンスひとつで、その人の全体像ががらりと変わる。その時々の女性の雰囲気を決めるカギは髪にある、と言ってもいいと思います。

佐々木:ファッションは日によって変えられるけれど、髪のツヤやコシ、ボリューム感ってなかなか変えられません。だから、今の自分を知り、受け止め、必要なケアをしていくことが、美しい女性の基盤づくりになるのかもしれないですね。そして、軍地さんのおっしゃるように、信頼できる周囲の人の声を聞いて客観的に自分を見れるようになると、より女性は輝けると思うんです。

軍地:あ、でも夫の意見はあてにしないほうがいいかも。だって、「私、どう?」って聞いても「いいんじゃない?」みたいな生返事しか返ってこないから(笑)。

ファッションからヘアスタイルまで。「今の、旬な自分」を知ることが、美しい女性の基盤になる

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軍地彩弓(ぐんじさゆみ)

講談社「ViVi」でファッションライターとして活躍後、 雑誌「GLAMOROUS」の立ち上げに尽力。ファッション・ディレクター として新しいアラサーブームを巻き起こす。さらに「GQ JAPAN」 「VOGUE GIRL」の創刊と運営に携わる。2014年より「Numero TOKYO」 ディレクターに就任。同時に(株)「gumi-gumi」を立ち上げる。 フジテレビ系ドラマ「ファーストクラス」の衣装監修や、情報番組「直撃LIVEグッディ!」のコメンテーターなど活躍は多岐に渡る。



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佐々木敬子(ささきけいこ)

広告、雑誌と幅広く活躍。エッジの効いた絶妙なバランスと、独特のスタイリングに信頼を寄せるタレントやセレブリティも多い。スタイリングのほか、ファッションブランドのディレクションやジュエリーデザインなども手がける。2014年よりオリジナルブランド"Life is journey"をテーマにした「MYLAN」を展開。2016年には自身の10年の集大成となるスタイルブック「A FASHION LIFE」を宝島社より刊行。



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