2019年2月6日 06:00
専門医が伝授!「食べる前に30秒料理を見るだけでやせる」
「ダイエットがうまくいかない、リバウンドしてしまう、ストレスでつい食べてしまうなど、やせたくてもやせられない原因は、私たちの意志が弱いわけでも、体質のせいでもありません。その原因は脳にあるのです」
こう話すのは、アメリカのイェール大学医学部精神神経科卒で、現在、アメリカのトランスホープ・メディカルクリニックで精神科医をしている久賀谷亮先生だ。私たちがつい甘いものを食べてしまったり、たくさん食べたくなってしまうのは、脳の「快楽中枢が刺激されるから」だという。
「砂糖や炭水化物といった糖分が体内で分解されると、脳の腹側被蓋野と呼ばれる部分を刺激し、ドーパミンという快楽の脳内物質が分泌されます。この反応は、人間として、ごく自然な反応です」(久賀谷先生・以下同)
ただ、脳の快楽中枢は依存しやすく、野放しにしていると、さらに刺激(=快楽)を求めてエスカレートする。こうして、私たちはもっともっと食べる量が増え、ストレスがたまったときに衝動食いをしてしまうのだ。
こうなると、私たちの脳は快楽中枢に支配されてしまってコントロールを奪われている状態だ。そのハンドルを奪い返して、脳のコントロールを取り戻さなければならない。