ビューティ情報『医師が語るストレスと食事の関係、カギは「リンパ球」にあり』

2019年10月18日 06:00

医師が語るストレスと食事の関係、カギは「リンパ球」にあり

医師が語るストレスと食事の関係、カギは「リンパ球」にあり


「ストレスを受けると、私たちの心身や行動にさまざまな影響が見え始め、悪化すると病気という形で現れます」

こう話すのは、お茶の水健康長寿クリニック院長の白澤卓二先生。現代ではストレスの種類は大きく分けて(1)物理的・化学的ストレス、(2)生物的ストレス、(3)心理的・社会的ストレスの3つがある。

(1)は季節の変わり目の寒暖差や気圧の変動、公害や騒音などの環境的なものと、食品添加物やたばこなどの化学的な影響を体が受けるもの、(2)はウイルスや細菌、花粉などが体内に入り込むことで受けるもの、(3)は人間関係における問題や通勤ラッシュなどの社会的なもの。こうした原因からストレスが積み重なると、私たちの健康を脅かすことになる。

「人間がストレスを受けると、脳から神経伝達物質のアドレナリンが分泌されます。このアドレナリンは、適度な緊張をもたらし、アスリートがパフォーマンスを上げたいときなどには重要な物質です。ところが、アドレナリンが出っぱなしになると、今度は体や細胞が疲弊し、緊張状態を解こうとコルチゾールという物質が大量に分泌されます。コルチゾールは傷を癒してくれる働きがあるのですが、一方で重要な細胞を壊してしまうこともあるのです」

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