2019年10月18日 06:00
活力アップに効果的な食材…米こうじやキムチの効能を解説
対策は、ストレスの原因となる要素を取り除いていくことがカギ。食事に配慮することも有効だそう。ストレスのダメージから体を守るためには何をたべるとよいのか、白澤先生に教えてもらった。
【米こうじ】
疲労回復や脳を活発にする働きがあるビタミンB群が豊富。30種類以上の酵素が栄養成分の消化吸収を促し、弱った胃腸の働きを助ける。さらに、オリゴ糖が腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整え、免疫力をアップさせる。
【きのこ類】
βグルカンが白血球のマクロファージに働きかけて免疫力を上げるほか、アミノ酸のエルゴチオネインが細胞内に働いて抗酸化作用を発揮し、ストレスによるDNA損傷を食い止める。食物繊維、ビタミンB群も豊富な万能食材。
【きくいも】
水溶性食物繊維のイヌリンが野菜の中でずば抜けて豊富。大腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれる。うつ症状を緩和する働きがある亜鉛も含む。ビタミン、ミネラルなどの成分もあり、冬が旬の繁殖力が極めて強い野菜。
【ごぼう】
イヌリンが腸内環境を改善するほか、サポニンによる抗炎症作用、抗菌性も。マグネシウム、ビタミンB群・C・Eも含む。ポリフェノールのタンニンは免疫を調節する働きがあり、傷ついた細胞を修復するなどストレスから守ってくれる。