ビューティ情報『多くの人に起こる「良性めまい」と「メニエール病」の違いとは』

2019年11月3日 11:00

多くの人に起こる「良性めまい」と「メニエール病」の違いとは

「良性」という名のとおり、自然に治る割合が多いが、再発することも。患者は男性よりも女性のほうが4〜5倍多い。

「耳石の主成分は、骨と同じ炭酸カルシウムです。骨粗しょう症で骨がもろくなると、同時に耳石ももろくなってはがれやすくなり、三半規管に入ってしまうことがあるのです。三半規管はリンパ液で満たされていますが、頭の動きが止まった状態で耳石が転がり続けると、頭を動かしていなくても脳へ『頭を動かした』と誤った情報が送られてしまいます。このズレから回転性のめまいが起こるのです」(肥塚教授・以下同)

■内耳に水ぶくれができて起こる「メニエール病」

〈症状〉回転性のめまいが20分から半日ほど続く。吐き気や嘔吐を伴うケースもある。頻度は週に数回から年に数回と個人差がある。


三半規管や聴覚をつかさどる「蝸牛」にリンパ液がたまり水ぶくれのような状態になるため、めまいに加えて耳鳴りなどの聴覚症状が起こるという。

「水ぶくれの原因は諸説ありますが、ストレスとの関係が深いといわれています。ストレスを感じたときに、体内に水分をため込む抗利尿ホルモンが分泌されて、内耳で水ぶくれを起こすのです」

治療には、内耳の水ぶくれを改善するために利尿薬を用いる。すると1〜2カ月で改善がみられるという。

異変を感じたら早めに耳鼻咽喉科を受診しよう!

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