ビューティ情報『脳神経外科医が「呼吸法」を指南“顔の激痛”和らげるケア法』

脳神経外科医が「呼吸法」を指南“顔の激痛”和らげるケア法

10年前に日本神経治療学会が発表した年間発症率は10万人に4人。

「しかし、私が診察に当たる中で、三叉神経痛にあてはまる50代の女性は確実に増えています。とくに11月からの寒い時期は、体温を逃がさないように血管が収縮し、血圧が上がるため、よけいに神経が圧迫され、痛みがひどくなる人も増えるのです」

なぜ、三叉神経を圧迫してしまうほどに血管がうねってしまうのか。この状態を工藤先生は“血管内中年太り”と呼んでいる。

「これは、中に悪玉コレステロール(LDL)が増加し、血管の内側の壁に“ゴミ”となって張りつき、硬化してしまっている血管の状態をいいます。とくに閉経後の女性は、女性ホルモンが減少することで代謝も低下し、血液中の中性脂肪も増加しやすいので、“血管内中年太り”になりやすいんです」

気になる三叉神経痛への“対処法”だが、神経が引き起こす痛みのため、頭痛や生理痛があったときに服用する市販の鎮痛剤では痛みがおさまらないという。「痛みがあまりにひどい場合、脳神経外科やペインクリニックでは、『テグレトール』という薬が処方されることがあります。ふらつき、眠気、肝機能障害など副作用もあるのですが、過敏になっている三叉神経の働きを弱め、痛みを緩和する効果が。
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