脳神経外科医が「呼吸法」を指南“顔の激痛”和らげるケア法
息を吐ききったら3秒数え、(1)の状態に戻る。これを3セット。
「三叉神経のある脳幹は、呼吸や循環の中枢です。ゆっくりと呼吸し、背中を丸めてから伸ばすことで神経のつまりが取れ、副交感神経が活性化。心身ともにリラックスできます」
【3】かかと立ち運動
「電車の移動中や、家で洗濯や調理をするとき、かかと立ちをしてみましょう。“第二の心臓”と呼ばれるふくらはぎの神経に刺激を与えることで、意識がそちらに向かい、痛みを和らげます」
三叉神経痛をいちど発症してしまうと、手術なしで痛みをゼロにするのは難しいという。
「でも、アロマの香りをかいだり、食事前に深呼吸してリラックスするなどして、自律神経を整えることでも、痛みを抑えていくことができます。突然顔に激しい痛みを感じ、原因がわからなかったら、脳神経外科をたずねてみてくださいね」