認知症予防だけじゃない!ホタテ・タコ・サケの嬉しい効果
加藤先生によれば、米国の研究では、アルツハイマー病の患者の脳にこの栄養素が減少していることが指摘され、九州大学の報告でも、これを摂取すると認知機能が改善することが明らかになっているという。
「プラズマローゲンにはコリン型、セレン型、エタノールアミン型の3種類がありますが、脳に多く含まれるのはエタノールアミン型。これは動物性食品にしか含まれていません」
そのなかで、とくに加藤先生が“三大プラズマローゲン食材”としてすすめているのが、ホタテ、タコ、サケだ。
【ホタテ】
おすしのネタやバター焼きなど、子どもから大人まで人気の二枚貝。貝柱の主成分はタンパク質で、なんと、ハマグリの倍量にもなるとか。
「ホタテのプラズマローゲンにはEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)も含まれており、脳の老化を防ぐ栄養を効果的に摂取できます」
またアミノ酸のタウリンやアスパラギン酸が多く含まれることも特長。これらは、脳の発達を助けるだけでなく、疲労回復や目の疲れに効果的。スマホなどで、目を酷使したときなどにも食べるとよい食材だ。
【タコ】
お正月の酢ダコやたこ焼きでおなじみ。