2021年7月14日 06:00
肺機能は20代を境に低下!免疫力も上げる“肺トレ”を医師が伝授
この肺胞が壊れたり炎症をおこしたりすると、取り込める酸素の量が減少。恐ろしいことに、肺胞の機能は、健康な人でも20代から加齢とともに低下するという。特に喫煙者では、40代以降急激に衰えてしまうこともあるのだそう。
「壊れた肺胞そのものを復活させることはできませんが、呼吸の力を鍛えることで、血液に取り込む酸素の量を増やすことはできます。具体的には、1回に吸う空気の量を増やし、正常な肺胞が取り込む酸素の量を増やせばいいのです」
■臨床現場でも行われる肺トレ
そこで今回、呼吸筋の柔軟性を高める小林流の「肺活トレーニング」を教えてもらった。呼吸筋を鍛えるトレーニングは、臨床の現場でも、肺の手術を受ける患者に対して行われているという。
【肺トレ時の呼吸法】
(1)リラックスした状態で3〜4秒かけて鼻から息を吸う。鎖骨の下あたりを触って、肺が膨らむのをチェック!
(2)6〜8秒かけて口からゆっくり息を吐く。
【肺トレ1】胸郭・横隔膜をゆるませる!「肋骨ゴシゴシ体操」
(1)胸を張って背筋を伸ばして立つ。
(2)両手で握りこぶしをつくり、肋骨を左右にゴシゴシと、側面に向かって30秒間「こする」。