2021年7月21日 06:00
乳首がかゆいのは乳がんかも…!命にかかわる病気のサイン5
「ほんの些細な症状を放っておくと、あとで重大な病気のサインだったとわかることがあります。自分の体の状態をよく見ておき、変化に気をつけることが大切です」
こう話すのは『主治医が見つかる診療所』(テレビ東京系)にレギュラー出演中の総合内科専門医・秋津壽男先生。都内で秋津医院を開業している秋津先生は、先日もこんなケースに遭遇した。
「20代前半の女性が便秘の相談に来たんです。問診してみると、この半年ほどで、ぽっこりとおなかが出てきて、ダイエットをしているというんです。ウエストを見せてもらうと、たしかにぽっこり膨れています。触診してみたら、なにか球状のものに触れたので、超音波で診断してみると、卵巣が小さなスイカくらいに膨れ上がっていて、卵巣のう腫が疑われました」
その女性は、婦人科で無事、手術をして事なきを得たが……。
「ウエストが膨らんできたことで、もう少し早く受診していれば、卵巣のう腫の摘出手術の痕がもう少し小さくて済んだはずなんです」
こうした症例を著書『放っておくとこわい症状大全』にまとめている秋津先生から、とくに気づきにくい重大な病気のサインを教わった。
【Q1】直径1センチくらいの細い便が毎日出る
【A1】大腸がん
一般的に便の太さは直径2〜3センチ。