ビューティ情報『医師が教える“見落とし防ぐ”乳がん検診の受け方「マンモだけでは不十分」』

2021年11月10日 06:00

医師が教える“見落とし防ぐ”乳がん検診の受け方「マンモだけでは不十分」

「早期に発見できれば、術後の抗がん剤が不要な場合もあります。一方で、がんが進行すればするほど治療による体への負担、そして金銭的な負担も大きくなっていきますから、早期発見は本当に大切なことなんです」

■乳がん検診では超音波とマンモを併用

乳がんの早期発見のため、活用したい定期検診。乳がんを見落とさないためには検診の受け方にもコツがいると明石教授は語る。

「日本人に多い高濃度乳房(乳腺と靱帯が密集している乳房)だと、X線マンモグラフィーでは乳房画像が白く写るため、発見しにくい場合があります。そのため、マンモグラフィーと超音波(エコー)検査を併用するのがおすすめです」

明石教授によると、7万人超の40代日本人女性が参加した臨床試験では、X線マンモグラフィーと超音波検査を併用することで、1.5倍も多く乳がんを検出できたというデータがあるという。

また、日ごろから自分の乳房に関心を持つことも大事だと、明石教授は強く主張する。

「自分で触ってみてしこりなどを見つけたり、何か少しでも変化を感じたら必ず受診する。そして定期検診も受ける。
それが、乳がんの早期発見につながります」

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