【1日1分】高血圧予防も期待できる「つま先歩き」とは?
先生自身、朝昼夕の3回、1日1分の「ゆるジャンプ」と「ゆる糖質制限」で、1年で10キロのダイエットに成功。ただし、いきなりジャンプをするとひざ関節などを痛める恐れがあるので、患者には「かかと上げ下げ」から教えているという。
「心臓から送り出された血液は、足先から重力に逆らって心臓まで戻らなければなりません。この戻りにくい血液を戻す助けになるのが、ふくらはぎの『ポンプ機能』なのです。初級者向けの『かかと上げ下げ』では、ふくらはぎを鍛え、筋肉が内側の血管を圧迫して、血液を上へしぼり出せるようにします。この働きで、下半身のむくみが解消されるのです」(伊賀瀬先生・以下同)
ふくらはぎのポンプ機能の向上で全身の血流がよくなると、高血圧などの生活習慣病や動脈硬化の予防・改善につながる。
しかも、柔らかく弾力性のある血管に若返るという。
■最初は壁につかまって。
無理なく体幹を鍛えよう
それでは、さっそく「かかと上げ下げ」にトライ!やり方は簡単で、椅子の背を持ち、足を肩幅ほど開いて立つ。頭が引っ張られているようなイメージで、背筋をピンと伸ばしてみよう。「1、2」と数えながら、そのまま両足のかかとを上げて、つま先立ちをする。