【1日1分】高血圧予防も期待できる「つま先歩き」とは?
よろけたらすぐに壁につかまって転ばないようにしましょう」
「つま先歩き」をすると、ふくらはぎだけでなく、太ももなど下半身全体の筋肉量が増えて、血流がさらに改善される。すると、自然と体幹が鍛えられて転びにくくなる。
「血流が改善されると、血管の内側の内皮細胞でNO(一酸化窒素)という物質が産生されます。NOには血管拡張作用があり、血管を柔らかい状態に保ちます。『つま先歩き』でたくさんのNOがつくられると、血管が広がって血圧が下がります。血管がしなやかになると動脈硬化の予防にもつながります。さらに、毛細血管にもいい影響を与えます。毛細血管は体の全血管の99%を占めていて、衰えると、“ゴースト化”して消えてしまうことがわかっています。
顔の毛細血管がゴースト化すると、シミやシワなど見た目の老化にもつながります。毛細血管を鍛えるとシミやシワを消してくれることもあるので、毎日、『かかと上げ下げ』からの『つま先歩き』を続けましょう」
最初は壁や椅子につかまりながら短い距離を歩き、慣れてきたら1日1分を目安に少しずつ距離と時間をのばそう。
自宅で簡単にできることを続けて、健康をキープしよう。
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