ビューティ情報『1年経っても記憶障害が…厚労省専門会議で報告されたコロナ後遺症実態』

2022年6月9日 06:00

1年経っても記憶障害が…厚労省専門会議で報告されたコロナ後遺症実態

1年経っても記憶障害が…厚労省専門会議で報告されたコロナ後遺症実態


新型コロナウイルスによる後遺症が認知障害を招くメカニズムははっきりしていない。免疫調節不全による炎症の進行、血栓症による血管損傷などの説があるが、未解明な部分が多い。

6月1日、厚生労働省に助言する専門家会議において、こんな調査結果が発表されたからだ。

慶應義塾大学医学部呼吸器内科の研究チームが、2020年1月から2021年2月までに、コロナ陽性となった男女1066人を対象にコロナ後遺症について追跡調査を実施。

すると、陽性になって1年たっても、後遺症を訴える人が多くいることがわかったのだ。

なかには、倦怠感(1年後13%)、集中力低下(同8%)、睡眠障害と記憶障害(同7%)と、脳に由来する可能性のあるものも含まれている。気がかりなのは、この調査対象者のうち、無症状を含む軽症者や、呼吸不全のない中等症Ⅰの患者が6割以上を占めていることだ。これまで4000人以上の後遺症患者を診察してきたヒラハタクリニック院長の平畑光一先生が語る。


「3月に英オックスフォード大学の研究チームが、コロナ感染者の脳の画像を解析した結果、軽症だった人でも、脳が0.2~2%萎縮することを確認。認知機能の低下も認められたと報告しています。

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