ビューティ情報『1年経っても記憶障害が…厚労省専門会議で報告されたコロナ後遺症実態』

2022年6月9日 06:00

1年経っても記憶障害が…厚労省専門会議で報告されたコロナ後遺症実態

コロナに感染することで、脳に変化が起き、認知障害を招く可能性は十分に考えられます。私も、軽症や無症状でもブレインフォグと呼ばれる頭に靄がかかったような後遺症を訴える患者さんを多く診てきました」

ブレインフォグの症状が出ると、日常生活もままならなくなることも。

「常に2日くらい徹夜したあとのように、思考力や集中力も低下。メールが打てなくなる。言われたことが覚えていない。会話も困難になって、仕事を辞めざるをえない人も少なくありません」

ブレインフォグを含む、コロナ後遺症は女性のほうがなりやすいという。

「当院の統計では、男性よりも女性のほうが後遺症を患っています。後遺症の原因のひとつに、自己免疫があります。
自己免疫の病気として知られている関節リウマチも女性に多く、同様のメカニズムが働いている可能性があります」

とはいえ、認知障害を含む後遺症は、適切な治療で改善できる余地は十分にあると、平畑先生。

「コロナ後遺症の患者さんは、鼻とのどの間にある上咽頭に炎症が起きているケースが多い。その炎症を抑える治療で、ブレインフォグなどが改善することがあります。また漢方や鍼灸なども含む、地道な治療でよくなる患者さんもいます」

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