2022年11月28日 11:00
衝撃の新研究…おしりの洗浄1日2回以上で“おもらしリスク”急上昇!
水が残ると、便を出し切ったと思っていても、トイレを出て歩いているうちに、便と水が混じった形で便失禁を起こしてしまうことがあるのです」(角田医師・以下同)
女性のなかには、おしっこの後にビデを使って洗浄したついでに、肛門も洗っているという人も……。
「そういう人は、1日に何回も肛門を洗浄していることになるので、直腸に水が残るリスクが増えます。特に肛門括約筋が弱い人は漏れやすくなるため推奨できません」
便失禁診療ガイドラインによると、潜在患者は約500万人もいると推計されている。これまで原因がわからず、うんち漏れで悩んでいた人は、温水洗浄便座の使用法に原因があったのかもしれない。では、便失禁を起こさないようにするための正しい使用法とは?
「いつも患者さんにお話しするのは、温水洗浄便座を過度に使わないこと。1日1回にとどめ、水圧は最弱に設定し、肛門の外側周辺に水を5秒あてる程度に抑えましょう。これで十分清潔に保てます」
洗浄するときのコツは、お尻をすぼめるようにちょっと力を入れるといいそうだ。洗う瞬間にお尻をキュッと閉じると、水が直腸に入っていかない。
反対にお尻を広げてリラックスすると、肛門が緩んでしまい、水が入ってしまうことがあるので注意したい。