ビューティ情報『5月が飛散量ピーク!PM2.5汚染で「認知症」リスク増の危機』

2023年5月12日 06:00

5月が飛散量ピーク!PM2.5汚染で「認知症」リスク増の危機

PM2.5が多く計測されるのは大気汚染が深刻な地域だ。世界では中国、インド、パキスタン、ネパール、サウジアラビアなどで「健康に有害なレベル」の非常に高い計測値を記録している。

日本でも日本気象協会が「PM2.5分布予測」というウェブサイトで日々の飛散レベルを発表しているが、黄砂の影響なのだろう、西日本は東日本より高めの予測が出ている。特に今の時期、PM2.5は黄砂に付着し、呼吸を通して体内に入り込んでくる。

PM2.5はこれまでにもぜんそくや気管支炎などの呼吸器疾患、肺がんのリスクが上がることなどが懸念されてきた。さらに長期的に見た場合、認知症の発症リスクとも関係しているとなると、心中穏やかではいられない。

「’20年に発表された論文では、アメリカで65歳以上の『アミロイドPET』という脳の検査を受けた1万8178人を追跡して分析し、かなり具体的な結果が掲載されました。この調査では、脳にアミロイドβが多い人と大気汚染区域に居住していることに相関性があることがわかっています」(白澤先生、以下同)
アミロイドβとは、脳内で作られるタンパク質の一種。
正常時には炎症や栄養不足、毒素から脳を守る働きをしている。

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