専門医に聞いた“花粉症を楽にする”小技6 「鼻づまり感じたら鼻歌」「薬指の先を揉む」
■帰宅後、すぐに入浴鼻タオル
家の中に花粉を持ち込まないためにも、帰宅後はすぐに入浴したいところ。
「湯船につかって、お湯で温めたタオルを、しばらく鼻にのせておく鼻タオルがおすすめです。お風呂の湯気が乾燥した鼻や喉に潤いを与え、鼻タオルが鼻の血流を促して炎症を抑えてくれます。
鼻の粘膜を覆う粘液には、ウイルスや花粉などの異物に対峙してくれる免疫細胞が存在しています。この免疫細胞にしっかり働いてもらうためにも、鼻の状態をベストに保つことが重要なのです」
■症状がつらくなったら鼻ツボ、薬指ツボ
「鼻水や鼻づまりの改善効果があるといわれているツボが、左右の小鼻の膨らみの根元にある『迎香』と小鼻の上部にある『鼻通』です。
花粉症はリラックスした副交感神経が優位なときに症状が強く、交感神経が優位なときに弱まります。薬指の爪をもむと交感神経が優位になるので、症状がつらいときは薬指の先を摘んでみましょう」
■日々の食生活にサケやきのこなどを
アレルギー反応を抑制する制御性T細胞の働きに関わり、鼻炎をはじめとするアレルギー疾患に効果的だといわれているのが、ビタミンDだ。
「本来は日光にあたると体内で作られますが、在宅勤務の増加や、冬季の日照時間低下しているため、不足している人が多いです。