腕の筋力低下が足腰の衰えの呼び水に!寝たきり防ぐ「3・5指体操」
また、中指は頭から首、背筋と対応していますから、中指をしっかりと天井に向けて伸ばすことで、背筋もしっかりと伸びて姿勢がよくなったのです」
姿勢がよくなると、見た目年齢も若返る。さらに、足の指も開くようになって、立つ姿勢が安定するようになったのだそう。もちろん、手に筋肉をつけたことで、握力も上がったという。
では、松岡さんが考案した“3・5指体操”を紹介しよう。
まず、肩の力を抜いて、脇を軽く締める。
次に3本指を立てて、手のひらを正面に向ける。息を吐ききってから吸う。
それから手をパーにし、ゆっくりと息を吐きながら、両腕をなるべく下に。
このとき、手のひらは正面を向いたまま、両肩をグーッと耳から離すように落とす。まだ息を吐きながら、手のひらを押し広げる気持ちで5本指と両手のひらをめいっぱい広げる。胸筋がストレッチされて、手のひらや指が伸びていることを感じる。
息を吐ききったら、3本指に戻して、ゆっくりと息を吸う。そして息を吐きながらまた指をパーにして広げる、を繰り返す。
1セット3~5回を目安に行おう。一日何セット行ってもかまわない。何度か繰り返しているうちに、手のひらが疲れるだろう。