黄土色の尿、乾いた脇の下…梅雨から要注意の熱中症!医師が教える“脱水のサイン”
爪押しも有効性があるという。
「指先を心臓の高さに上げたうえで、もう片方の親指と人差し指で指先を5秒間圧迫します。その指を離したときに、爪の色が元のピンク色に戻るのに2秒以上かかる場合は、体の中の水分量が足りていない可能性が。ただ爪を圧迫するチェックは、原因が別のものである場合もあるため、ほかのチェックも加えて行いましょう」
さらに観察したいのが尿の色だ。
「野外で活動をしたりスポーツするなど、急に汗をかくことで体内の水分が急激に減って尿の色が濃くなる場合もありますが、高齢者の場合は、高温多湿な場所で過ごしている間に、日々、取る水分よりも体外に出る水分の量のほうが多くなり、数日~数週間ほどかけてじわりじわりと脱水状態になっていく場合があります。これが一般的にいわれている“隠れ脱水症”というものです」
正常な尿の色は薄い黄色だが、赤、茶色が混じった褐色になると脱水症のサインの可能性がある。排尿の回数は一般的には1日に5~7回が正常回数とされているので、排尿回数を確認するのもいいだろう。
こうしたチェック法を組み合わせて行うことで、脱水状態を見逃さないようにし、暑い季節を健康に過ごそう。
薄毛に悩む女性一人ひとりに合わせたオーダーメイド治療を提供 鎌倉・ルートレディースAGAクリニックが開院1周年