はしか、おたふく…春は感染症に注意!50歳以上がチェックすべきワクチン接種歴は?

(写真:Ryuji/PIXTA)
寒暖差の影響で免疫力が低下する春も感染症に警戒が不可欠だ。例年以上の人流増加が見込まれる今春は、ウイルスにつけ込まれるリスクがさらに高まっている。
「3月に入ってからも、冬に流行する、激しい嘔吐と下痢症状を引き起こすノロウイルスが猛威を振るい、北海道の焼き肉店で11人、名古屋の料理店で37人の集団感染が報告されるなどしています。
同時に、今月4日に山口県の20代女性と、同居している20代男性、5日に兵庫県の30代女性、8日に千葉県の40代男性、11日に埼玉県の0歳男児がはしかに感染していることがわかりました。
はしかは感染力が非常に強く、潜伏期間が10日ほどあるため、さらなる感染拡大が懸念されています」(全国紙記者)
■日本でも集団感染がいつ起こってもおかしくない状況
感染が発表された人たちは、いずれもフィリピンやベトナムへの渡航歴があるように、世界的にはしかは流行期にあるという。医療ガバナンス研究所理事長で内科医の上昌広さんが警鐘を鳴らす。
「アメリカでは、テキサス州で感染者が160人を超え、カリフォルニア州やニューヨーク州など複数州でも感染者が確認され、10年ぶりに死者も出ています。