ビューティ情報『腸内フローラをデザインする食物繊維「イヌリン」に注目』

2019年12月20日 16:30

腸内フローラをデザインする食物繊維「イヌリン」に注目

結果、イヌリンなどは癌や肥満、糖尿病の予防、食欲の抑制などに影響するという短鎖脂肪酸を生成する力=発酵力が強いことが判明。これらを積極的に摂取していけば、腸内フローラが整い、未病・予防につながるというわけだ。

現在、日本における水溶性食物繊維の市場は難消化性デキストリンが主流であるものの、発酵力という点では同じ水溶性食物繊維ではイヌリンが大きく上回っているのだという。具体的にいうと、善玉菌に食べられる割合は難消化性デキストリンが50%であるのに対し、イヌリンは100%なのだとか。

広がるイヌリンの可能性
腸内フローラをデザインする食物繊維「イヌリン」に注目
イヌリンは、発酵力=腸内フローラの環境改善に有用であると同時に、血糖値の上昇を抑えたり、血中中性脂肪を減らしたり、ミネラルの吸収を促進したりといった機能があることが、さまざまな研究で裏付けられてきた。また欧米では古くからその存在は知られ、乳幼児のミルクにも使われるほどの安全性があるなど、原材料としてのポテンシャルがとても高い。

現在は乳製品などに使われることが多いが、スナックやベビーフード、ペットフードにまで使用されるようになってきているという。今後、日本でもより手軽にイヌリンを摂取できるようになってくるだろう。

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