2014年12月13日 08:00
皮膚の老化によるシミをアーティチョークエキスが予防?
ロート製薬の研究2014年12月8日、ロート製薬はアーティチョークエキスに加齢に伴うシミを予防する効果があると発表した。
加齢によるシミの原因メラニンを産生し、分解しているメラノサイトは、加齢に伴いメラニンを産生するチロシナーゼ活性が上昇することから、色素異常が発生するとの報告がある。
このチロシナーゼの活性はグルタチオンによって抑制されているのが、加齢によりグルタチオン産生量が減ることがその原因と想定されている。
研究結果ロート製薬は、メラノサイトのグルタチオン産生量を増やすエキスを探索した結果、アーティチョークエキスにその効果があることを発見。
アーティチョークはキク科チョウセンアザミ属の多年草。欧州では蕾を野菜として食用としている。
葉や花にはおしっこを出やすくする効果、強壮効果、コレステロール低下などの効果があることが知られている。
正常ヒト表皮メラノサイト培養する際にアーティチョークエキス培地に加えると、細胞内のグルタチオン量が約2倍に増え、チロシナーゼ活性を抑制することが判明。
ロート製薬では、加齢に伴うシミに着目した美白化粧品を検討しており、アーティチョークエキスを応用していくことも検討しているとのこと。