薬剤師に聞いた! うがい薬の種類と選び方のポイントはこの2点
『ポピドンヨード』は、殺菌成分として有名で、『イソジン』などに含まれています」
では、もう一方の「炎症を抑える」うがい薬は?
「すでにのどに炎症が起きている場合は、殺菌成分ではなく、炎症を抑える成分が入ったうがい薬を選ぶと良いでしょう。『アズレンスルホン酸ナトリウム』という成分が、抗炎症成分として代表的です」
うがい薬にも種類があったなんて知らなかった…。ちなみに、のどの炎症に悩んでいる人が殺菌成分「ポピドンヨード」が入ったうがい薬を使った場合は、炎症をおさえる効果は期待できず、反対に、予防しようと考えている人が抗炎症成分「アズレンスルホン酸ナトリウム」が入ったうがい薬を使っても効果は期待できないそうなので、普段使いなら「イソジン」などの予防用が良いとのこと。
うがいの頻度はこまめに!
うがいをする頻度に関しては、なるべくこまめにしておくのが◎。うがい薬とはいえ、やっぱり「薬」。不安に感じるかもしれませんが、直接体内に入れるものではないので、使い過ぎると体に毒というわけではないそうです。
また、うがいの途中に誤ってうがい薬を飲んでしまうこともあるかと思いますが、そもそもそうしたことも想定されて作られているため、大量に飲むようなことがなければ大きな問題はないのだとか。