ビューティ情報『鉄分がコラーゲンと肌細胞の糖化を抑制することを発見』

2022年11月17日 11:00

鉄分がコラーゲンと肌細胞の糖化を抑制することを発見

鉄分がコラーゲンと肌細胞の糖化を抑制することを発見


大正製薬株式会社[本社:東京都豊島区社長:上原 茂](以下、当社)は、肌における鉄分の役割について、新たな知見を見出しました。

【背景】

鉄分は私たちの体内に存在する微量元素であり、酸素の運搬等を始めとした多岐にわたる重要な生物学的役割を果たしていることが知られています。
一方、糖化はタンパク質を構成するアミノ酸と糖とが相互作用することによって色が褐変し、その構造や機能に悪影響を及ぼす反応のことを言います。糖化は私たちの体内においてストレスや老化等により増加し、糖化反応により変性したタンパク質(終末糖化産物:AGE)は動脈硬化や骨質低下など私たちの健康に様々な悪影響を及ぼすことが知られています。また、肌において真皮を構成するタンパク質であるコラーゲンが糖化することで、肌の弾力(ハリ)が失われたり、黄色く見えたりすること(図1)から、糖化を抑制することは肌にとって重要です。

当社はこれまでに肌の美容という視点から鉄分の果たす役割について研究を進めてまいりました。今回、コラーゲンや肌の細胞を用いて、「肌の糖化」に対する鉄分の有用性について検討しました。


鉄分がコラーゲンと肌細胞の糖化を抑制することを発見

図1. コラーゲンの糖化

コラーゲンの糖化が起こると、コラーゲン繊維の間に糖化による異常な橋渡し構造が作られることにより、劣化して柔軟性が失われて固くなることで肌のハリが失われたり、肌が黄色く見えたりします。

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