食品パワーで眠りの質を上げる「食卓の小さな心がけ」を教えます!
まだまだ暑さが厳しいですね。寝てもすぐ目が覚めてしまい、朝まで熟睡ができないなど、夏の夜は寝苦しいですね。伝統医学の考えから、夏は“心(心臓)”の働きが活発になるといわれています。
また汗が大量に出ることによって、身体の水分が不足し血流にも影響を及ぼします。そのため精神が不安定になったり、寝つきが悪くなったりするのです。そんな症状を改善する方法として、今回は薬膳料理に目を向け、あなたの悩みをおいしく解決してみませんか?
薬膳はじめの一歩
みなさんは薬膳をご存知でしょうか。薬膳とは中国の伝統医学の理論に基づいて調理される食事療法のことをいいます。
わたしたちが日ごろ口にする食材の1つ1つには特性や効能があり、個々の体質に合わせて食材を選びだして美味しく調理し、体質の改善や強化、病気の予防などの目的を果たすための食事です。
「人は食べ物で養われている」という原点にかえり、誰が、何を、何のために食べるのか?に重きをおいて、お腹を満たすためだけの食事から健康で楽しい暮らしを得るための食事(食養生)を実践しているのが「薬膳」なのです。
ポイントは食材選び
薬膳は、中国伝統医学で体を作る基本物質とされる「気・血・水」