在宅勤務やフレックス制度が睡眠のリズムを崩す要因に!?
昨今急速に増加しているのが、在宅勤務やノマドワークなど場所に拘束されないワークスタイル。しかし、これまでの働き方と変えたことにより、眠りに就く時間が遅くなったという声もあるようです。働き方のスタイルと眠りにはどんな関係性があるのでしょうか?
太陽光を浴びる機会の不足が深刻化
太陽の光は人間の睡眠リズムに大きな影響を与えています。人間の体内時計(ボディクロック)は朝、明るい光を浴びることで24時間周期にリセットされます。そのため、全く明かりを失った状態で生活をすると、睡眠覚醒リズムが24時間からずれてきます。
このような、24時間とは異なる周期で睡眠覚醒リズムが繰り返されることを自由継続リズムと呼びます。こうした睡眠覚醒リズムのズレは、人の身体にさまざまな悪影響を及ぼします。
睡眠覚醒リズムが乱れる現代人が続出
近年、概日リズム睡眠障害と総称される、睡眠と覚醒リズムが24時間に同調できず、社会生活で困難を抱えている方が多数いることが明らかになってきました。
特に、就床時刻と起床時刻が遅れている宵っ張りの朝寝坊型の人々が増えています。
これは、習慣のせいとされてしまったり、睡眠障害の軽いものと見なされたりしますが、在宅勤務など日光に当たらない生活が長期にわたると深刻化する危険性を秘めています。