東京・西新宿にある住まいづくりの情報センター「リビングデザインセンターOZONE」(読み:オゾン、運営:東京ガスコミュニケーションズ株式会社)では、「住まいとワークスタイル」をテーマにイベントを行います。これからの暮らしとワークスタイル「職住融合」時代の働き方と暮らしは、住宅・インテリアにも様々な変化をもたらしました。働き方も住み方も選択肢の幅は拡がりを見せ、リモートワークしやすい環境づくりや、家族が集まって仕事場を共にするスペースづくりが注目されています。今回はBlue Bottle Coffeeや石巻工房など、空間設計・インテリア・プロダクトを手掛ける建築家の芦沢啓治氏へのインタビューをウェブサイトにて公開します。また、リモートワーク、副業、多拠点での仕事をする人など、さまざまな働き方に取り組むパネラーからのメッセージを、館内展示およびウェブサイトでご紹介します。現在仕事を楽しんでいる人、これまでの働き方に変化をもたらしたい人、ライフワークを探したい人、それぞれのワークスタイルを考えてみませんか。【イベント概要】1. ウェブサイト●インタビュー「建築家 芦沢啓治が語る ワークスタイルとこれからの住まい」建築家の芦沢啓治氏に「住まいのワークスタイル」をテーマにWEB OZONEへインタビュー記事を掲載。空間設計をはじめ、インテリア、プロダクトも手掛け、様々なプロジェクトに携わる芦沢氏の視点を通じて、改めてこれからの暮らし方を見直していくきっかけづくりを提案します。インタビュー : 芦沢啓治氏(建築/芦沢啓治建築設計事務所 代表)インタビュー詳細はこちら: 建築家 芦沢啓治が語る ワークスタイルとこれからの住まい●商品紹介「私らしく、働く、暮らす」寛ぐ、働くなど様々なシーンで使用できる収納家具や、姿勢を変えたり、休憩を取りやすい畳敷きの小上がり、家族が集いやすい一枚板のテーブルなどを情報誌「OZONE PRESS」および、ウェブサイトでご紹介しています。詳細はこちら: 2. OZONE館内展示●パネル展示【十人十色な暮らしと働き方】オフィスで働く人、自宅で働く人、家族との生活やライフワークに合わせ、生活拠点を変える人。働き方の選択肢が増えれば、大切に思うことやこだわりも多様になります。OZONE館内で建築家やデザイナー、エッセイストなど12人のパネラーによるこだわりのワークスタイルをパネルでご覧いただけます。パネラー : 西村琢氏(ソウ・エクスペリエンス株式会社代表)/大平一枝氏(作家・エッセイスト)/寺田尚樹氏(建築家)/宮崎晃吉氏(建築家)/中原慎一郎氏(株式会社コンランショップ・ジャパン代表)/細川亜衣氏(料理家)ほか会期 : 3月14日(木)~5月28日(火)会場 : OZONE3Fエントランス詳細はこちら: 十人十色な暮らしと働き方●建築家事例展示「ワークスタイルのある住まい」家づくりの相談・建築家紹介サービスである「OZONE家design」に登録している7組の建築家が手掛けたライフワークを楽しむ家づくりの事例をパネル展示します。仕事だけでなく趣味や地域コミュニティなど、ワークライフを楽しむ住まいの事例をご覧いただけます。会期:3月28日(木)~5月28日(火)会場:OZONE3Fエントランス3. 来館型トークイベント「家事の中に見る、暮らしのワークスタイル」開催日:2024年4月21日(日)講師 :大平一枝氏(作家・エッセイスト)/有賀薫氏(スープ作家・料理研究家)会場 :OZONE5Fセミナールーム定員 :60名作家でエッセイストの大平一枝氏、料理研究家の有賀薫氏によるトークイベントを開催します。生活の中で欠かせない仕事である「家事」。これまでに食事を作るという家事の中心ともなる台所・キッチンを多数取材してきた大平氏、料理研究家としてキッチンを仕事場とする有賀氏に、生活の内外での働き方やワークライフバランスについてお話いただきます。申込・詳細はこちら: トークイベント 「家事の中に見る、暮らしのワークスタイル」大平一枝氏トークイベント 「家事の中に見る、暮らしのワークスタイル」有賀薫氏 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月19日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「地方公務員の受験者数減少」です。地域活性や防災において重要な役所。働きやすい環境を。2022年度に行われた地方公務員の採用試験の競争率は5.2倍。過去30年間で最低の数字となり、14.9倍だった1999年度から約20年間で競争率は大幅に下がっています。これには教員は含まれず、事務や技術職の統計で、受験者数は前年度よりも2万人以上減りました。少子化や待遇への不満が要因といわれていますが、今は公務員に対しての風当たりが強いですし、業務が多岐にわたって逼迫しています。高齢者が増え、格差が広がり、外国ルーツの住民も増えることで多言語対応も必要になってきています。福祉において、役所はあらゆるニーズに応えなければいけません。また、災害時にはとても大切な役割を担います。総務省によると、2022年度中に免職、降任、休職などの分限処分を受けた職員数は3万5365人で、年々増え続けています。このうち、心身の故障が理由の職員は3万4520人。おそらくコロナ禍の影響もあったでしょうし、人手が足りず、人材育成も追いついていないのでしょう。一方で、活気のある地方自治体もあります。北海道の上士幌(かみしほろ)町では、全国最年少主査や最年少課長など、若手に権限を与え働き方改革をしたところ、周辺から「上士幌町役場で働きたい」と若い人材が集まるようになりました。島根県の海士(あま)町では「半官半X」という、半分役場で働き、半分は民間で地域に還元する働き方を導入しています。農業、漁業、福祉、教育、芸術など、地域のためになることなら何をしても構いません。ずっと役場の中だけにいては気づきにくい当事者意識を、業務時間内に外に出ることで体験、交流し、地域に役立てたいという発想です。職員にとっては、やりがいを感じやすくなるでしょうし、半官半Xのような取り組みは他の自治体も取り入れたらよいのではないかと思います。どの自治体なら活躍できるのか、透明性を高めて、外部の目が入ると内部改革が進み、働きやすい環境になるかもしれません。地方公務員の方々が活躍できることが地域の活性や防災にとって重要です。受験者数を増やすことより、職員の方がやりがいを持てる環境づくりをすることが先決でしょう。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2024年3月20日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2024年03月17日「『働くな!』も『働きます!』もお互い違うわけじゃん?」(※画像は藤本美貴さんオフィシャルブログより)「人生相談はきりがない」というほど、日々たくさんの悩みが寄せられるという藤本美貴さんのYouTube。今回は男性編として、交際相手との間に子どもを授かり結婚予定だという20代男性の相談を取り上げていました。相談者は、出産後に「仕事をしながら育児をする」と言う彼女に対して、「正直初めてのことだらけで体を壊してしまうのではないか」と心配し、一方で経済的な不安もあるため自分が仕事を増やして一馬力で頑張ろうと思っていることを伝えると、彼女からは「体を壊してしまうからやめて」と言われてしまうといいます。「育児や家事は分担する予定なのですが、仕事の時間上、分担も難しい部分もあるため、仕事を増やして育児の負担を相手にお願いしようと思っているのですが、どのように説得すればいいと思いますか?」と、藤本さんに助言を求めました。相談者も彼女もお互いを思いやっていることが伺える文面に、藤本さんは「優しさが詰まってる♡」「え~2人で頑張ったらいいじゃん!」とニコニコですが、肝心の「仕事を増やして育児の負担を相手にお願いしようと思っているが、どのように説得すればいいか」という悩みには、「説得とかじゃない」とバッサリ。相談者の彼女が現状では働いていて産休を取るつもりなのか、そうではないのか等、詳細が不明ではありますが、藤本さんは「(仕事の)お休み」を提案し、「初めての育児で色々大変だと思うから、1回お休みして半年なのかちょっと余裕が出来たなって思ったり保育園が見つかったらまた働けばいいんじゃない?って言ってあげたらいい。『働くな!』も『働きます!』もお互い違うわけじゃん?」と説明します。たとえば藤本さんの姉は朝から職場に行って14時頃に終わる仕事をしているといい、「朝から5時までとか、働き方はいろいろあるから。子どもに合わせて働く場所を変えてもいいし」と、正社員やフルタイム勤務にこだわらない柔軟な働き方で、体に負担をかけすぎない方がいいかもしれないとアドバイスしました。また、「育児に専念してほしいっていうのもわかるんだけど、人によって育児しかしてないとすごく苦しくなっちゃう人もいる」「最初は言葉の通じない子どもと世の中に置き去りにされているような気持ちになる……っていうのもすごいわかるの」と、いろんな人がいることに配慮。仕事に行くことは体力的には大変でも息抜きになる側面もあり、保育園に子どもを迎えに行って、より「愛おしさ」を感じることもあるのではないかと話しました。ただ、あくまでも主体になるのは相談者ではなく「彼女」。「(育児しながら)仕事もしちゃうといっぱいいっぱいになっちゃうっていう人もいるから、そこはもう決めさせてあげたらいいんじゃない?だって『働く』って言ったら体が大変なのは奥さんだし、『育児だけ専念します』って言ってそれが合うか合わないかも奥さんのこと」と、相談者の意見を押し付けるべきではないことをズバッと伝えた藤本さん。相談者の男性は仕事を増やそうとしていますが、「家庭のバランスっていうのがある」。仕事を増やされるよりも育児を一緒にやってほしいという人もいますし、育児は自分が主にやるので夫には仕事を増やして頑張ってもらいたいという人もいるとして、これは「説得」ではなく、夫婦で様々なパターンを想定した「話し合い」を持つことが大事だと述べました。そのうえで、「一度決めたことだとしても、やっぱり大変だったとなったらいつでも変えていいよって言って」と、柔軟に対応しながら家庭を作っていくことを助言していました。
2024年03月13日4人に1人が引越しや転勤に伴う保活を経験メインビジュアル株式会社コドモン(本社:東京都港区、代表取締役:小池義則)は、1月下旬に引越しや転勤に伴う保活を経験されたメディア記者の方とコドモンメンバーをお呼びして、「引越しや転勤に伴う保活の課題」をテーマとした対談インタビューを行い、2月には保活に関して保護者向け調査を実施しましたので公開いたします。待機児童数が落ち着いても、保活の負担軽減になるのか令和5年4月における保育園での待機児童は2,680人と5年連続での最少という結果でした(※1)。この背景には、共働き世帯の増加による保育園の受け皿拡大だけでなく就学前人口が減少していることが考えられます。しかし、一部の地域では申し込みが集中するなど保育需要に偏りがみられ、政府は令和3年度からスタートした「新子育て安心プラン」に基づいて引き続き待機児童解消のための取り組みを進めていくとのことです(※2)。2024年2月にはこども家庭庁より、保育所への入所申請が2026年度からオンラインでできるようになることを目指して全国の自治体で申し込み内容を統一し、スマートフォンなどがあればウェブ上で手続きを完結できる仕組みをつくることが発表されました。一方で、待機児童の解消は重要ではあるものの、それだけでは保活自体の負担が軽減されたとは言い切れないでしょう。保活を始める子育て世帯は、入所申込が開始する前から自治体とのやり取りや園との調整のために膨大な時間と労力が必要となります。入所申込のDX化も未だ道半ばです。それに加えて、引越しや転勤の必要性があった場合、引越し先での保育園を探すためにイレギュラーな対応が求められます。2024年2月に実施した保護者175名を対象にしたアンケートでは、25.1%が「引越しや転勤に伴う保活を経験したことがある」と回答。そのうち86.4%は「とても大変だった」もしくは「少し大変だった」と回答しています(※3)。苦労した点として以下が挙げられています。・子育てしながらの引越し作業(86.4%)・各自治体への電話・訪問でのやり取り(68.2%)・保育園への問い合わせ作業(59.1%)・希望の保育園に入れなかった(43.2%)また上記のアンケートでは15.9%が「自分が退職する必要があった」と回答しています。共働き家庭が7割を超えた今、ライフスタイルの異なる時代背景をベースに成立していた企業の転勤制度も再考が必要と思われます。企業が社員に転勤の辞令をだすと、想像以上に社員とその家族に負荷がかかっている可能性が高いです。多様な働き方が推奨される時代において、企業は社員自身だけでなく、その社員のパートナーのキャリアや子どもにも大きな影響があることを理解する必要があると考えられます。引越しや転勤に伴う保活を経験されたことがありますか?引越しや転勤に伴う保活は大変でしたか?※1 こども家庭庁 「令和5年4月の待機児童数調査のポイント」 ※2 こども家庭庁 「新子育て安心プラン」 令和2年12月21日公表 ※3 2024年2月株式会社コドモン実施調査「引越しや転勤に伴う保活の課題」について経験者座談会*メディア関係者 A様*ハフポスト日本版ニュースエディター 相本 啓太様*株式会社コドモン コーポレート統括部 ゼネラルマネージャー 北原 恭子*株式会社コドモン プロダクト開発部 リプレイスグループ モバイルリプレイスチーム 重田 桂誓*聞き手コドモン広報■誰にでも起こりえる保活の負担-今回は「引越しや転勤に伴う保活の課題」について経験者のみなさまのお話をおうかがいします。「待機児童問題も落ち着いたし保活しやすくなっただろう」というところで思考停止することなく、誰の身にも起こりうる転勤や引越しにおける保活・育児では、今でも保護者や子どもの負担になっていること、そして子育てを取り巻く環境や制度の課題について考えていきたいと思います。社内でも「保活があるため引越しを断念した」というメンバーもおり、転勤や引越しによる保活は非常に課題だと感じています。それではまず、自己紹介をお願いします。メディア関係者A(以下、A):現在テレビ局で記者をしていて、東京に引っ越してきて6年目になります。大体弊社は地方局で下積みをして、その後東京に転勤というのがスタンダードなキャリアなんですが、私は地方局にいるときに子どもを授かりまして、そのとき夫が東京に単身赴任だったので3人の子どもを地方でワンオペで育てていました。そこからやっと自分のキャリアが実ってきて、「さあ東京に異動するぞ」と、子どもを連れて転勤となったときに保活の壁にぶち当たりました。壁というのは、行政の制度の壁と、企業も含めた社会全体の壁と2つあります。特に企業においては、家計の主たる男性が働いていて、そこに女性がキャリアを合わせて引っ越すというのを前提とした制度になっていると思ったんです。一方で、保育園は男女ともに働いて子どもを家庭で養育できないことを想定に制度を作っているので、転勤制度とのミスマッチが生じているんですよね。女性も男性と同様にキャリアを積んで転勤が生じる可能性があるということを想定したものになっていないので、道なき道を切り開いていかないと、自分が働く環境も子どもを育てる環境も整えられない社会になってるんだという壁にぶち当たったという経験があります。こういった問題意識から5年くらい前に転勤に伴う保活の壁をテーマに記事を書いたんですが、当時は同じような状況の方はあまりいなかったけど、だんだん増えてくる中で、別に女性に限らず男女の働き方の課題に変わってきていると感じています。後ほど詳しくお話しできたらと思います。よろしくお願いします。相本(以下、相):ハフポストの相本と申します。保活の話の前に、私は育児をするために新聞社を辞めて、今ネットメディアにいる経緯がありまして、そのことについてお話しさせてください(※)。2013年に新聞社に入社して記者を続けてきて、子どもが生まれたのが2021年の4月でした。当時は社会部に所属し、警視庁捜査1課担当というハードな仕事をしていたのですが、子どもが生まれる2ヶ月前にリーダー役を務めることになりました。そこで、今となってはとても反省してるんですけども、パートナーに1年間育休を取ってもらったという経験があります。その後、子育てと仕事の両立のために育休を取ろうとしましたが、リーダー役を途中で放棄することはあり得ないという風潮がありましたし、代わりの記者はおらず、仕事が属人化していたので、結果的にパートナーのキャリアを終わらせる一歩寸前までいってしまいました。そして、夫婦で話し合い、子育てはずっと続くという観点と、2人がキャリアも子育ても妥協せずに生活するために、まずは私が思い切って環境を変えようと、退職したという経緯になります。辞めた後、パートナーが育休明けに北海道に転勤することになり、そこで1回目の保活が始まりました。さらにその半年後に、パートナーの転職をきっかけに北海道から東京に戻ることにしました。そこで2回目の保活を経験しました。詳しくは後ほどお話させていただきます。よろしくお願いします。※ 相本記者の実体験を執筆した記事「妻の育休期間が終わればどうすれば……」私が新聞記者を辞めた理由は「子育て」だった(2022年10月17日)「妻の育休期間が終わればどうすれば……」私が新聞記者を辞めた理由は「子育て」だった : 北原(以下、北):コドモンでコーポレート統括部のゼネラルマネージャーをしております、 北原です。私は子どもが2人いまして、 前職に勤めていた2021年の2月にパートナーの会社の都合で名古屋への転勤の辞令が出まして、2021年4月名古屋に転勤して今も名古屋に住んでいます。転勤の辞令が出たときには長男が2歳になる少し前で、土地勘のない名古屋で住居探しと保活を同時にやらなきゃいけない状況になりました。家が決まらないと保育園の申し込みもできないので保育園を探しながら家もどこに住むかというのも同時にやっていてかなり苦労しました。リモートワークが可能な会社だったので、仕事をしながら名古屋と東京を5回くらいは往復したと思います。2回目の保活とはいえ、往復しながらの保活はなかなか大変でした。さらに東京と名古屋を往復している間に2人目の妊娠が発覚しまして、体調が悪いのは忙しいせいだと思ってたんですけど実は妊娠していたということがわかり、つわりと戦いながらの保活はもう本当に記憶がないぐらい大変でした。詳しくまた今日お話しできたらと思ってます。よろしくお願いします。重田(以下、重):コドモンでエンジニアをしている重田と申します。いま4歳と2歳の2人の子どもがいます。以前の職場に勤めていたときの話になりますが、2021年の4月に第2子が生まれたことをきっかけに保活と引越しを考え始めました。当時、1人目は保育園に入れてなかったんですけど、第2子が生まれるとなると当然パートナーは出産のため入院することになります。そのとき初めていわゆる「ワンオペ育児」を経験しました。1人で1日中子どものことを見るのは初めてで、すごく大変だと実感して、これは保育園に頼らないとやっていけないなと思いました。同時に、当時マンションの3階に住んでたんですけど、エレベーターがなかったんですね。子どもが2人いるなかで階段を上り下りするのは無理だというのがあって、引っ越しせざるを得ない状況になりました。なので、いい物件を探すと同時に、保育園に入りやすいエリアってどこなんだろうというのを調べていました。当時パートナーは働いていなかったんですが、仕事をしてない状況でも2人子どもがいて大変だったら保育園って申し込めるんだろうなって思ってたんです。だけど実は、共働きじゃないと入れないとそこで初めて知って。ただパートナーも働き始めたいっていう気持ちはあったので、初めは契約社員だったり短めの時間でも働きやすいところにって思ったんですけど、そうすると入所の点数が全然足りなくて、、それで焦って、こういうときどうやって保育園探したらいんだろうって、全然わかんなくて色々苦労したという経験があります。具体的には後ほど詳しくお話させていただきます。今日はよろしくお願いします。座談会の様子■地方と東京勤務、計3回の保活を経験-ありがとうございます。転勤や引越しの経緯もそれぞれだと思いますが、具体的に大変だったことをおうかがいできますでしょうか。またそういった大変なことや課題っていうのを解決するためには、今の社会には何が必要なのか、というところも一緒におうかがいできたらと思います。A:私は子どもが3人おりまして、それぞれのタイミングでそれぞれの保活がありました。1人目の子どもが生まれたとき地方支局に所属していて、同じ会社のパートナーは別の地域で働いていたんですね。これはうちの会社の課題だと思うんですが、夫婦を同じ勤務地にさせないという暗黙のルールがあったんです。なので必然的にワンオペになるんですが、1人目のときは育休中だけ夫の赴任地にいて、仕事に復帰するときに地方に戻るため遠隔で保育園を探さなければいけないという苦労がありました。2人目のときも同じように育休中にパートナーの赴任地に行きました。そしたら今度は、引っ越すのであれば保育園を一回退所するように言われたので、1人目が保育園を辞めて、私の仕事は地方に籍を置いたままパートナーの赴任地に行き一緒に暮らしました。一度保育園を辞めてしまったので、地方に戻るにあたってもう一度保活をすることになったんです。だけど、このまま転勤によって人生設計が立たない生活から脱したいと、当時大学院に進学して資格を取ろうと思って受験して、育休中に合格したんですけど、今度はそうすると学生の身分で東京で入れる保育園がなくて。共働き前提なので学生は点数が低く、仕方なしに、大学院は断念して復職することにして福岡で保活し、なんとか保育園に入れました。保活があったために大学院を諦めキャリアチェンジに失敗したというのが、2人目の保活でした。3人目の保活のときは、3人の子どもを連れて地方から東京に転勤することに。当時の東京は待機児童激戦区でした。住民サービスである保育園は当然住んでいる自治体の住民が優先で入れるので、遠隔で挑戦しなければいけないという苦労が生じて、保育園が見つからないと住む場所は決められないけど、住む場所がないと保育園は見つけられないという、 みんなが経験するジレンマに陥いりました。3人の保活を経験して、体力的に大変だったと感じるのは、3人目の東京に転勤するときだったんですけど、心理的に辛かったのはやっぱり2人目のときで。キャリアチェンジに失敗して、大学院に行きそびれたっていうのは、今もちょっと心のどこかに引っかかっていて、もう少し子育てが落ち着いたら再チャレンジしたいなとは思ってます。じゃあ社会をどうしたらいいのかなっていうのは、やっぱり大前提として男女ともにそれぞれ夫婦が対等にキャリアを築かなきゃいけないという想定に社会がなっていかなきゃいけないと思います。女性が働くっていうのがイレギュラーだった時代に、 家で見るべき子どもを見れないから、保育園がその地域で自治体サービスの福祉として代わりに子どもをみるという想定を今でも引きずってるから、だから、自治体間連携ができてないし、女性のほうがパートナーのキャリアに合わせて動いたら今度は仕事を持ってない無職に陥るから保育園に入れないし、キャリアも築けないしって、あらゆる弊害が生じるということを感じました。最近ではこども誰でも通園制度の導入が検討され、働いていても働いていなくても保育園に入れますっていう制度に転換しようとしてるので、それはどんどん進めていただきたいと思います。もう1つは、もう保育制度だけいじってもしょうがなくて、会社が転勤を命じたら実はその相手のパートナーの人生を犠牲にしてたり、もしくはそのパートナーの会社側の福利厚生に実はただ乗りして見えないところでフリーライドしてる人がいるんだぞっていうのをみんなが認識すべきと考えています。■妊娠中に名古屋と東京を往復しての保活北:今のお話、本当に共感しました。私も保活は全部大変でしたけど、特に住むとこが決まらないと保育園が決められないっていうところが1番苦労したところで。パートナーの会社では共働きの子育て世帯が帯同して転勤するという事例がなかったみたいでして。制度も特段整っていなかったので、名古屋と東京を往復するところの費用補助については2回までだったところ5回往復して半分以上は自己負担でした。あと、結局保育園自体が多く、空きがあり入りやすい名古屋の中心の地域に住むしかないので、住宅補助制度の条件と全然金額がマッチしなくて住宅補助制度を受けられず、全額自己負担になってます。あとは、私がリモートワークだったので、働きながらなんとか保育園を探したりとかもできたんですけれども、 フルリモートワークだとそもそもの点数が低いんですよ。在宅勤務なら家で子どもみれるでしょうっていう扱いをされてしまうんですね。なので、応募したところで入れるかわかりませんよ、認可外も探してくださいねと自治体から言われてしまいました。さらに自治体は認可外の情報は持ってないので自分で調べるしかなく、認可外の保育園にも見学に行く必要がありました。入れなかったらもうしょうがない、仕事を辞めるしかないという覚悟でした。転勤する人のパートナーに対しての制度が整ってないところは行政も企業も課題としてあると思います。最終的に仕事を辞める選択をしなくて済んだのは幸いだったんですけれども、結構周りの方の話を聞いてると、退職されている方が多かったりするんです。結局どちらかが犠牲になり仕事を辞めなければいけなくなることを、行政も企業も理解して変わっていく必要があると思います。■保育園が決まらないと引っ越せない、引っ越さないと保育園が決まらない重:私も同じく、保育園探しと引越し先探しを並行してやるときに、どうしたらいいか分からずすごい苦労しました。子育てを快適にするために引越したいのに、引越した先で保育園に入れなかったら本末転倒ですよね。なので、どうしても保育園に入りやすい引越し先を探したいっていうのがあって、どう探したらいいかなっていうのを考えました。最初は自治体ごとの待機児童の数が参考になると思ったんですけど、自治体ごとに数字が出ていても結局市とか区でまとめられてると実態が見えなくて。結局地図を見て、通えそうな保育園を一つひとつ入りやすいのかどうか見ていくしかないなっていうのが大変でした。色々試行錯誤して役所に電話したり、直接話を聞いたり、最終的には、昨年度の入所倍率や入所者の最低指数っていうものがデータとしてあるので、そういうところを参考にすれば、おおよそ入れそうかどうか当たりがつけられるなっていうのにたどり着きました。ただ、すべての人がそこまでたどり着けるとは限らないので、もっと分かりやすく情報として出てるといいなと思います。入所者最低指数に関しては、自治体によってはウェブサイトでデータを公開してるんですけども、 役所まで行かないと教えてくれないところもあったので、まずそういうデータをちゃんと公開するところから始めて、それを分かりやすい形に加工して表示するところまでやってくれたら嬉しいなって思います。あと最初に話したのですが、僕は恥ずかしながら2人目の子どもが生まれるまで1人で子どもの面倒を見るってのはすごい大変だって実感できてなかったんですね。そのときに初めて危機感を持って保育園探さなきゃっていうのに気づきました。妊娠とか、出産、産後のことについては、比較的行政からプッシュ型の支援があるのに対して保育園に関する情報って全然プッシュ型ではこなくて、自分で取りに行かないといけないっていう感覚があります。例えば双子が生まれるとか、子どもが2人目、3目とか、そういった大変になるような状況がわかってるんだったら、プッシュ型で教えてほしかったなっていうのを思いました。引越し準備中とか一時保育が使えたらいいなとも思いましたが、色々調べて電話したり、預けるための準備もいるなと思うと、忙しいなかで自分から情報を取りにいくのは限界があると思いました。なので、プッシュ型の情報配信がもっと増えてほしいです。■保活は「地取り取材」相:みなさんにもう網羅的におっしゃっていただいて、本当にその通りだととても共感します。色々課題がありますが、前提として転勤そのものがもうすべての元凶だと感じたのと、保活は完全に「取材」でした。しかも、取材の中でも「地取り取材」で、足を使って電話かけまくってという取材と一緒だなと思いました。順番に説明すると、北海道での保活はパートナーの転勤が始まりで、私たち夫婦はなるべく転勤はしたくないと思っていたのですが、行かざるを得ない状況になりました。ただパートナーの両親も働いてますし、結果的にワンオペになってしまうんじゃないかと思ってたんですが妻の両親も最大限のサポートをしてくれ、私が転職で今の会社に入って北海道からリモート勤務も可能ということだったので、私が2週間北海道に滞在して、その後東京に戻って2週間生活して、また北海道に行ってという感じで過ごしていました。保活自体も妻の両親の協力もあって保育園に入りやすい地区で住居を探してなんとか無事に保育園に入ることができました。その後、パートナーが興味があった分野に転職も決まって、勤務地が東京だったので東京に戻ることになりました。そのとき、パートナーと子どもは北海道にいたので、私が東京で保活をするという状況になったんですけど、ここからが本当に「取材」でした。主にパートナーが東京都内の23区、その他の市町村にも網羅的にまず電話をかけていきました。元々東京で馴染みがあって住んでたところは、保育園には入れないっていうのがわかっていたので、ちょっと都心からは離れてるけどその地域が保育園に入りやすいということで住むと決めました。あとはみなさん言ってましたが、保活と不動産を同時並行してやりながら、ここだったら保育園に入れそうだという地域を選んで不動産を契約しました。そこから保育園見学で、私が東京にいるので3~4箇所回ったんですけども、1日に3つ4つの保育園を見学できるようにはもちろんならなくて、数日に分けて行きました。なので不動産と保育園の見学で、計10日以上は午後休を取ったり昼休みちょっとだけ抜けますとか言ったりしてなんとかやっていました。これは、転職したからこそ私がそうやって動けたっていうのは大きかったです。難しかったという点で言えば、やっぱり「保活は取材だった」という点で、ガンガン電話かけてその地区に行って、見学して、役所も訪れてっていう、これはやっぱり時間がかかるわけですね。何日間かやっぱり必要になるし、共働きで働きながら転勤もありながら、これができる人っていうのは非常に限られているのかなって思います。じゃあこれどうしたらいいのかなって考えたんですけど、これが現実的かどうかちょっとエンジニアじゃないからわからないんですけども、何十回と電話して入れそうなところを選別していくんじゃなくて、プラットフォームみたいに画面で一覧で空きが何個あるかとか見れるようなものができたらいいなと思います。大体ここに住めば保育園入れるんじゃないかなっていうのがわかるようになればかなり負担も減ると思ったんです。A:相本さんのお話、ものすごく共感しました。もう保活は完全に取材ですね。地取り取材。1回目で出てきた窓口の人が担当じゃなくて答えられなかったら課長を出してくださいとお願いするみたいなのって、もう本当に取材スキルで、これをすべての人がやるのはやっぱりおかしいと思いました。本当におっしゃるように、プラットフォーム化してほしいなっていうのは私もすごく思ったんです。あとは重田さんがおっしゃってたみたいに行政からプッシュ型で情報が出てこないっていうのもすごく共感しました。自分から情報取りに行かないと出てこないのなんでだろうって考えたんですけど、政府はすべての人に対してサービスをしていきますが、保活は共働き想定で全体の中の一部の人たちだっていう認識だから全員に対してアプローチする感じで情報を出してこないんじゃないのかなってすごく 思いました。なので情報も標準化しないで、自治体ごとにバラバラで、それもやっぱり保育制度が各自治体の責任で保育園の入所マッチングをする実施主体が自治体になってるせいだと思うんですよね。実施主体が違うにせよ情報を標準化してほしいと思うんですけど、じゃあなんでそれを標準化しないのかなって考えると、おそらく自治体がそれぞれ入所マッチングで忙しすぎて情報を出すところまで手が回ってないとかもあるのではと思って、お互い手を結ぶところまでいけてないのかなと思ってます。でも、せめて入所マッチングのところを自動化して各自治体の裁量ではなく楽なマッチングで負担を減らして、その分空いた余力でちゃんと情報を出すみたいなところをやってほしいって思います。■経験をもとに作成した「入りやすい保育園マップ」-ありがとうございます。入りやすい保育園を可視化するプラットフォームのお話がありましたが、まさに重田さんの作った「入りやすい保育園マップ」がそれにあたると思いました。ぜひ重田さんご説明いただけますでしょうか。入りやすい保育園マップ入りやすい保育園マップ : 重:プラットフォームがほしいというのはまさにその通りだなと思って、僕自身も保活の大変な経験から入りやすいところを探しやすくしたくて、友人と2人で「入りやすい保育園マップ」を作りました。こちらデータは現在古い状態になってるのですが、地図に保育園の位置がわかるようにマーカーが表示されています。マーカーの色が鮮やかな濃い青からだんだん薄くなる3段階あるんですけど、これで入りやすさを表現してます。濃い青が入りやすくて、薄くなるにつれて入りにくいことを示してます。これはどうやって表示してるかというと、保育園の前年度の申し込みした人の入所者最低指数、つまり入れた人がどれくらい低い点数でも入れたかっていうのを参考に入りやすさを色分けして表示してます。なのでこれを見るとパッと色で自分の引っ越し先とか住んでる場所の近くに入りやすい保育園があるのかわかるようになっています。オープンデータといって、各自治体が公開してるデータがあって、たまたま港区だけ入所者最低指数を公開していたのでなんとか作れたんです。最初は港区だけが公開してくれてる状態だったんですけど、後に台東区の方ともちょっとやり取りさせていただいて、情報を出してくださったりとか、中央区の方で個人でデータを集めてエクセルで見れるような形にしてくださってる方がいらっしゃって、そういった方からの情報提供を受けて、中央区にも対応したりして、広がっていきました。だけどやっぱり、自治体のデータが必ずしも毎年新しいものに更新されるわけじゃなかったり、データの形式がバラバラで対応が大変だったりするので、現時点では少し古めのデータが表示されてる状態になってしまっています。本当はこういったものが全自治体に広がって、入りやすさが分かるだけじゃなくて入所の申し込みとかまでできるといいなとは思ってるんですけど、まだまだそこまでのサービスは世の中になくて。やっぱり自治体側の持ってる基幹システムのデータとどう連携するかとか、自治体ごとに入所者の選考の仕組みがバラバラだったりとかするので、そこを統一したプラットフォームを作るというのは長期的には絶対やった方がいいと思うんですけどまだまだ難しいところとかがあってすぐにはできないんだろうなと思います。入りやすい保育園マップA:中学受験だと各学校が出願者数と募集人数を公表してるわけですよね。それを民間の塾が取りまとめてたりしてますが、保育園の場合は各園ごとじゃなくて自治体が材料を握ってるから取りまとめとかできないのかもしれないですけど、自治体もデータ持ってるはずなので入所マッチングのためのデータ開示とかできないのですかね。ちょっと厳しいですかね...自動でデータが出力されて公開されるみたいなシステムにできないのかなと。重:おっしゃる通りで、こういったことは技術的には全然できることだなと思います。ただネックになるのは、予算とか誰がリーダーシップ取るのかみたいなとこだと思うんですよ。ちゃんと全体の枠組みを設計して推進すれば、実現できると思うので本当にもったいないなって思います。相:重田さんに共有していただいたマップ、当時私たち夫婦が保活をしていたときに、パートナーがGoogleのマイマップを作ってどこの保育園が入りやすいっていうのをピン止めしてたんですね。私がそれをみて足で稼ぐためにそのピン周辺を歩いて、不動産屋探して、家を見つけて、保育園に行って、さらにその保育園で本当に0歳児クラス入れますかねみたいなことを園長先生とかに聞いて、多分うちは大丈夫ですよっていう情報をまた集積してくみたいなのを繰り返していました。だからやっぱり見える化っていうのは非常にやりやすかったなっていうのと、逆に言えば夫婦で共働きで子育てしながらここまでやらなければならないというのが、やっぱり非常によくないと思ってて。だからこの重田さんが作られたマップ、今一目で見て、うわ、すごいなと思いました。例えば自分が昨日まで思い描いてたのが、先ほど言ったようなプラットフォームがあり、「夫婦共働き」「何歳児クラス入園希望」といった情報をタブでクリックしていけば、大体どこの保育園が入園できそうというのがわかるような技術があればいいなと思ってて。今重田さんも可能だっておっしゃってたんで、実現していけばいいなって思ったし、今までの話を聞いて、やっぱり1番思うのは私とかAさんとか、我々は記者という職業で人に会いに行って話を聞くとか、電話をするとかっていうことに慣れてはいるけど、全員がそういう職業ではないですよね。だから情報を取りに行くっていう姿勢を多くの人にさせてるっていうのが本当によくないことだって今日改めて思いました。■ジェンダー、多様性、働き方、すべて子育てに関わるーこういった保活の課題の中で、子どもがいる女性が男性同様に働いてキャリアを築くことの難しさや男性も女性同様に育児に関わることが難しいなどのジェンダー不平等を感じた経験があれば教えていただきたいです。またそれらを解決していくために今の社会には何が必要でしょうか。北:そうですね、転勤とかに関わらず、私はリモートワークができたことで転勤に伴って仕事を辞めなくて済んだなと思っているので、働き方の柔軟性が整っていくといいなって思います。そうすることで保育園のお迎えや子どもの用事で仕事を中抜けするなどが制度的にも社会的にもしやすくなるといいなと思います。男性も女性も、子どものお迎えなどにあわせて帰宅できるようにすると育児の負担が偏ることもないのかなと。今私は名古屋に住みつつ月1回ぐらいは東京のオフィスに出社してて、2泊とかの出張でも子どもをパートナーに預けることができています。これはパートナーの会社が比較的働き方が柔軟という点があるので、お迎えに行く時間に帰宅できたり、週1日はリモートワークできたりするので、お互いバランスよく働けてると思います。私が泊まりで出張しているという話をすると、周りからは「そんなことうちではなかなかできない」ということを言われることも多くて。子どもがいても働きやすい環境があることに今は感謝してますし、社会全体でそういう会社が増えていくといいなと思います。A:私も冒頭に言ったように、男性が主体で働いてその妻である女性の方はキャリアを男性に合わせていくっていうのが想定されてる会社、まだまだあると思います。でも、今私が勤めている会社なんかはボトムアップですごく変わってきていて、相本さんのように子育てのために転職をしたとか、重田さんのように今までは家探し・保育園探しって女性の方が担うことが多かったけど、男性の方が主に担当しているとか、弊社でもどんどんそういうふうになってきています。上は変わらないけど、下からボトムアップしていく必要があるのかなと思ってます。今まで妊娠とか出産とかがすごく私的なことだから、個人の責任でやれっていうことに社会がなっていたと思います。自己責任にせず、会社も社会も個人の努力にフリーライドするのではなく、子どもを生むことや子育ては社会全体で向き合うべきことで結果的にこの社会を保つために絶対に必要なことなんだっていう認識をもっと持っていただきたいです。この認識を持つことで、さっきも話したような本当はやればできるはずの情報のアウトプットをするみたいなところをもっとやる気になっていただけるんじゃないかと思いました。重:みなさんと被る部分もあると思うんですが、やっぱり働き方の部分が重要になってくると思います。僕自身はIT系の業界で特にウェブサービスとかスマホアプリとか作ってるような業界にいるので、リモートワークもできるし転勤もなかったり、育休も取りやすい状況があったり、恵まれている環境ではあるなと思いました。こういった働き方の柔軟性っていうのがすべての人たちに広がっていくようになるといいなって思います。もう1つは、僕自身、2人目の子どもが生まれたときに、上の子を1人で育児をしてようやく子育ての大変さを実感して「これをパートナーに任せているだけではまずい」っていうのに気づいたっていうのがあります。なので、朝から晩まで1人で育児をしたことない男性がいたら、その大変さを1回経験してみることで課題の強さ、みんなの困り具合がしっかりわかって、解決していこうって思えるのではないかと思います。現状、政治の場や企業でルール策定に関わっている方は男性が多いので、そういった方たちが、子育ての大変さを実感することが大事かなと思います。相:自分は前職を辞めたきっかけが子育てでしたが、当時はやはり周囲の男性の同僚で育休を取ったりしてる人はほとんどいなかったです。子育てや家事は基本的には、主婦とかパートタイムの妻が担ってるっていう状況の人が多かったです。それぞれの家族の形がありますからそれが悪いというわけでは全くなくて、いまは共働きの家庭も増えている中で、家族のあり方が「女性が家庭で男性が外で仕事」という1つの形だけではないというのを、企業も分からないといけないし、 ジェンダーとか多様性とか働き方とか子育てって、なんか全てが全部絡み合ってると思うんですね。じゃあどうしたらいいんだろうって思ったときに、Aさんも言ってたようにやっぱりボトムアップというのが非常に重要だと思ってます。国というより、もう経済界が動いていかないといけない。さらにその中でも、ボトムアップ。社員たちがどんどん声を上げていかないといけないと思ってて。私は今、働き方の取材も子育ての取材も結構してるんですけど、その中で在庫分析クラウドを提供する「フルカイテン」のCEO・瀬川直寛さんが言ってた言葉ですが、20代で24時間働ける男性しか活躍できない会社、そしてそのような人しか評価しない会社、つまり画一的な働き方と画一的な評価しかできない会社っていうのはどんどんなくなっていくだろうし、これから子育てだけじゃなくて介護もあるわけですよね。子育てと介護とを両立する社員っていうのが確実に増えてくるので、20代で24時間働けますよという人だけじゃない。子どもがいたり介護していたり、どんなライフステージにあっても全員が働ける環境というのが多様性の実現であり、働き方改革だと思ってます。なので、そのような会社がどんどん生き残っていけば、社会全体も変わってくるんじゃないでしょうか。逆にそうじゃない会社は危機感を持って、自分たちが変わらないと、優秀な人材もこないんだということにもっと気づくべきだと思います。A:お話しをうかがっていて思ったのですが、今まで働いていて子育てしている女性って企業の中でマイノリティだと思ってきたんですけど、 そうじゃなくて、子育てという人生における大事な局面において働き方とか調整しようとしてる男性って、もっとさらに大変な立場にいると思うんですよね。女性が女性のキャリアだって言っちゃうんだけれども、そうじゃなくて、子育てしている男性が企業の中でマイノリティで、まだまだ育休とりたいとか、お迎えで早く帰りたいとか、そういったことを言いづらい立場にいるっていうところも、目を向けていかないといけないなと思いました。相:「共働き子育て世帯」に特化した転職サービス「withwork」を運営する上原達也代表に取材させていただいて記事にしましたが(※)、共働き世代を対象にした転職サイトに、半年間で男性の登録者数が5倍に増えたというデータがあるんですね(当時)。これ結構ニュースだなと思って書いたんですが、これが何を指してるかというと、やはり男性でも子育てのために転職をする、 自分のキャリアを変えていくっていう選択肢を取る方がどんどん増えてきてるという話なんですね。もちろんキャリアを諦めるんじゃなくて、キャリアアップもしつつ、子育てもやりたいという男性が多いみたいで、それが5倍増という登録者数に表れているのかなと。こうやってどんどん社会も変わってきているということを、メディアの記者である我々が発信して情報を積み重ねていくことも社会が変わっていくきっかけになるのかなと思います。※ハフポスト 相本記者執筆「育児で転職する男性は『あなただけではない』。ワーキングペアレンツ特化のコンサルタントが見た『時代の変化』とは【続報】」育児で転職する男性は「あなただけではない」。ワーキングペアレンツ特化のコンサルタントが見た「時代の変化」とは : ーみなさま、ありがとうございました。弊社も、子育てしやすい会社でキャリアアップしたいということで転職してくる方が男女関係なくすごく多くて、実際に子育てしながら働きやすい環境があるのは確かなので、そういう企業だからこそ、我々が発信していかなきゃいけない部分とか、声を上げてかなきゃいけない部分があるなっていうのは今日も強く思いました。今後も子育てしやすい社会になっていくように我々ができることをしっかり考えていきたいと思います。【株式会社コドモン会社概要】◆所在地:東京都港区三田3丁目13−16 三田43MTビル 3F◆資本金:68,250,000円◆代表者:代表取締役 小池義則◆WEB: ◆事業内容:子どもを取り巻く環境をより良くするための事業を手掛け、働く人にとっても働きやすい組織づくりを体現。子育てに優しい社会に変わるよう多角的に環境整備を行い、社会に貢献する。◎こども施設職員の労働環境を整え、保育・教育の質向上を支える子育てインフラとしての保育・教育施設向けICTサービス「コドモン」の開発・提供。2022年度のサービス継続率は99.7%。2024年3月時点で、全国約18,000施設、職員約36万人が利用。全国約510の自治体で導入および実証実験の導入が決定。導入施設数・自治体導入施設数・契約自治体数でシェア1位※(2023年1月株式会社東京商工リサーチ調べ)。<<お問い合わせ・ご質問等>>株式会社コドモン広報 press@codmon.co.jp 080-7303-6026/080-4466-6738TEL: 03-6459-4318FAX: 050-3737-7471 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月13日今回は、人気のマンガをクイズ形式で紹介します!マンガのストーリーがどんな結末になるか考えてみてくださいね。イラスト:LOTSING在宅勤務を理解しない義母在宅勤務をしている主人公。それを見た義母は「呑気でいいわね~」とイヤミを言います。義母がイヤミを…出典:CoordiSnap「仕事中だ」と説明しても「そんなの仕事なわけない」と決めつける始末。聞く耳を持たない義母に困っていると、夫が家に帰ってきました。言い争う2人に気づいた夫は事情を聞き、あることを明かしたのです。問題さあ、ここで問題です。夫が明かした事情は何でしょう?ヒント夫は主人公の働き方を理解しています。みなさんは答えがわかりましたか?正解は…出典:CoordiSnap正解は「大事な収入源であること」でした。主人公を責めたてる義母に対し、夫は「母さんの誤解だよ」と言い切ります。さらに主人公の仕事を「我が家の大切な収入源」と宣言してくれたのです。堂々と言い放った夫を見て、唖然とする義母。在宅勤務という働き方を認め、味方になってくれる夫に感謝する主人公でした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(CoordiSnap編集部)
2024年03月09日働き方や組織のあり方について執筆するやつづかえり氏がSurfvoteで提起。雇用者の7割以上が時間外の連絡を高頻度で経験。「つながらない権利」の法制化についてSurfvoteで意見投票を行いました。SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)はこのたび、「「つながらない権利」は法律で守られるべき?」というイシュー(課題)について2月29日に投票が終了しましたので結果をお知らせします。 「つながらない権利」は法律で守られるべき?デジタル化の進展により、場所や時間に縛られない働き方の可能性が広がりました。その一方で、いつどこにいても仕事の連絡があり、心身ともに開放されることがないという問題も起きています。そんななかで注目されているのが、「つながらない権利」、つまり勤務時間外に仕事の連絡を拒否する権利のことです。海外ではすでに法制化されている国もありますが、日本でも法律が必要か、必要であればどのような内容が望ましいのか、Surfvoteでひろく意見を募集しました。イシューはこちら: 投票の詳細イシュー(課題):「つながらない権利」は法律で守られるべき? 調査主体:社会デザインプラットフォーム Surfvote(Webサービス)調査対象:Surfvote上でアカウントを持つユーザー調査方法:Surfvote上でアカウントを持つユーザーが投票投票期間:2024年12月29日〜2024年2月29日有効票数:65票投票結果とコメントの紹介(一部抜粋・原文ママ)「つながらない権利」の法制化は必要ない(時期尚早) 23.1%職場環境を改善しようという風潮は歓迎するが、なんでも早急に法律を作ってしまうと、反対に生きにくくなる。勤務時間外に連絡が取れなくても責められる筋合いはない、そういう意識は少しずつ芽生え、共通認識として育っていけばそれでよい。「つながらない権利」の法制化は必要ない(仕事によるので、個々の職場で対応すれば良い) 40%法律化にしたのち守られているかの確認や実行が難しいのでは無いかと思うのでわざわざ法律化させる必要はないのかと思う。ただ、各企業ごとに対策をして、個人が働く上でストレスに感じるのであれば改善に向けて動けば良い。「つながらない権利」の法制化は必要(罰則のある厳しいルールに) 10.8%以前は存在しなかった新しい権利が注目されてきています。これまで虐げられてきた人々が自らの権利を自覚し、主張を始めるということには一定の価値があります。職種によって事情もありますが、緩やかに認めていく流れに賛成です。「つながらない権利」の法制化は必要(仕事によるので、努力義務として) 13.8%連絡を取りたくなくても、連絡が来てしまう人は世の中沢山いる。個々の職場で対応するといっても「しょうがないよね。」で終わる可能性が非常に高いので、法で整備する必要があると思う。ただ厳しく取りしまることは難しいので努力義務にはなると思う。「つならない権利」の法制化は必要(育児や介護などの事情がある人限定で) 0% その他 9.2%各自が選べるようにすればいい。わからない 3.1%仕事内容によると思います。働いて稼ぎたい人もいると思うし、無理に法律に守られる必要もないかと思います。このイシューを執筆した やつづか えり氏フリーライター。これからの働き方、組織のあり方、子どもの教育などのテーマを探求しています。著書に『本気で社員を幸せにする会社 「あたらしい働き方」12のお手本』(日本実業出版社)。2020年、東京から長野に移住。あなたの意見・投票を社会のために活用しますSurfvoteでは社会におけるさまざまな課題や困りごとを「イシュー」として掲載し、どなたでもすべてのイシューを読むことができますが、アカウント登録をすると各イシューに投票したりコメントを書いたりできるようになります。私たちは、みんながさまざまな社会課題を知り、安心して自分の意見を言える場を提供したいと考えています。また、そこで集められた意見は、イシューの内容に応じて提言書に纏め関係省庁や政治家へ提出することもあります。 Polimill株式会社Polimill株式会社は社会デザインプラットフォーム【Surfvote】を運営・提供するICTスタートアップ企業です。Surfvoteは現在、一般社会についての社会課題と各地方自治体の抱える社会課題(Surfvoteローカル)を掲載。ひろくみんなが意見を言える場を提供しています。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させたいと考えています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月08日昨年10月に第1子出産を報告したフリーアナウンサーの新井恵理那(34)が5日、自身のインスタグラムを更新。8年3ヶ月担当したテレビ朝日系朝の情報番組『グッド!モーニング』(月~金前4:55)の復帰について言及した。新井は「『グッド!モーニング』に復帰するかどうかにつきまして、このまま本格的な春がやってきてしまう前に、応援してくださっていた方にご挨拶させてください」と書き出し「わたしが『グッド!モーニング』に出演し始めたのが2015年でした。コーナー担当を含めると丸8年と、自分の想像以上に長く続けさせていただけました」と回顧。続けて「昼夜逆転生活で体力勝負、生放送のスピード感、間違いや失言のないようコントロールしつつ、オリジナリティをもった発言やわかりやすさを追求したい…いろいろなことを考えていました。実際にできていたかというのは置いておいても、緊張感をキープし、毎日がプレッシャーとの戦いでした」と、当時を振り返った。「そんな風に真剣に、何よりも大切に思って取り組んでいた番組だからこそ、中途半端に戻るのではなく、わたしはわたしで、新しい働き方を探っていきたいと思うに至りました」という新井。「番組のご厚意で戻れる可能性も残していただいていたようなのですが、安定感のあるフレッシュな顔ぶれがいきいきと番組を作っているのを見て、気持ちが固まりました」と記した。昨年秋に「わたしは街で女の子に声をかけられました。毎朝見ていたので応援してます、いつ戻ってくるんですか?待ってます、と。すごく、すごく、嬉しかったです」と明かし「テレビは相手の顔が見えない一方的なところがあるので、自分はひとの役に立てているんだろうか?と不安に思ったこともありましたが、自分が関わった意味はあったのかなと、救われた気持ちでした」との思いもつづった。最後は「道は分かれますが、可愛い視聴者さんをがっかりさせないためにも、わたしも頑張ります」と決意を新たにし「改めて、ありがとうございました!」と感謝の言葉で結んだ。新井アナは2023年4月16日、結婚と第1子妊娠を自身のインスタグラムを通じて発表した。TBS系『新・情報7days ニュースキャスター』は、5月末の放送を持って卒業。6月30日にテレビ朝日系『グッド!モーニング』で産休入りを報告していた。
2024年03月05日日本公認心理師ネットワークが、2024年3月7日19時00分から20時30分まで、「心理職が知っておきたい雇用契約のこと ~「雇用する・雇用される・業務委託」にまつわるエトセトラ~」というテーマでオンラインセミナーを開催します。【内容】私たちの専門性は社会にとって非常に価値がありますが、その働き方は複雑で頭を悩ませているかもしれません。公認心理師としての資格を持ちながら、非常勤でのダブルワークやトリプルワークに従事することは珍しくありません。しかし、業務委託と雇用の違い、社会保険や労務上の知識に関する理解が不足しているため、不利な立場で業務を行ってしまうことも...。このような状況を変えるために、私たちはオンラインセミナーを通じて、心理職が自らの立場を守り、賢明な働き方を選択できるように必要な知識を社会保険労務士の柳井先生にお伺いしようと思います。本セミナーでは、「業務委託と雇用の違い」から始め、「業務委託契約時の注意点」「雇用される際のチェックポイント」「社会保険や年金、iDeCoに関する知識」に至るまで、心理職として知っておくべき重要な情報を網羅的に解説します。また、契約書の読み方や、自身の権利を守るための労務上の知識についても詳しく説明します。・業務委託と雇用の違い・雇用されるときに気をつけたいこと・雇用契約書のどこを見るべき?・業務委託を受けるときに気をつけたいこと・業務委託を受けるときに開業届を出してないとヤバい?・契約書のどこに注意したらいい?・年金や社会保険のこと・心理職としての自分を守るための労務上の知識など、以上の内容を含む予定です。【講師】柳井景二先生(やない社会保険労務士事務所 会社代表社会保険労務士)【イベント概要】日時:2024/03/07 (木) 19:00 - 20:30(見逃し配信あり)方法:オンライン開催参加費:1980円:ライブ配信チケット(見逃し配信も視聴可能)1980円:見逃し配信チケット【資料】当日の講演資料は、別売りです。希望者のみ1000円で購入することができます。準備ができ次第、こちらのサイトに掲載いたします。見逃し配信は一週間後に配信を開始いたします。2024年3月末まで視聴可能です。pcmhimeji powered by BASE : お申込みはこちら : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月01日これからの働き方、組織のあり方、子どもの教育などのテーマを探求しているフリーライターのやつづか えり氏がSurfvoteで提起。コロナ禍を経て意識の変化が明確になりました。SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)はこのたび、「会社の忘年会は必要か?」というイシュー(課題)について1月31日に投票が終了しましたので結果をお知らせします。会社の忘年会は必要か?新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行した昨年5月以降、これまで自粛していた飲み会が増えてきました。年末には、忘年会を復活させる会社もありました。忘年会を同僚たちとの楽しくコミュニケーションが取れる良い場として考える人たちがいる一方、強制してほしくない、そもそも必要ないといった声も聞こえてきます。会社の忘年会の意義や必要性について、Surfvoteを通じて広く意見を募りました。投票の詳細イシュー(課題):会社の忘年会は必要か? 調査主体:社会デザインプラットフォーム Surfvote(Webサービス)調査対象:Surfvote上でアカウントを持つユーザー調査方法:Surfvote上でアカウントを持つユーザーが投票投票期間:2023年12月11日〜2024年1月31日有効票数:58票投票結果とコメントの紹介(一部抜粋・原文ママ)今後も忘年会はあった方が良い 37.9%参加も不参加も自由にして強制的に参加させなければ今まで通りに忘年会はあって問題ないと思います。忘年会は廃止し、代替するものも特に必要ない 25.9%忘年会の費用が経費で落ちるのであれば、その分を給与に還元しそういう行事事はなくしてほしいです。忘年会は廃止し、業務時間内で親睦を深める機会を設けるべき 13.8%親睦を深めるのも業務が円滑に進みやすくするためなら業務時間内で完結してほしいです。業務時間外だと来れない人もいるし負担に感じる人もいる。ならばお給料が発生してる業務時間内ならみんな嫌な気はしないと思います。忘年会は廃止し、チームワークやコミュニケーションを良くする研修を実施すべき 0%忘年会は廃止し、少人数の社員での交流に使える手当・補助を出すべき1.7%忘年会で無駄遣いしないほうがいいです・・・。その他 20.7%まずは自分が仕事で関わる人と仕事の中で綿密なコミュニケーションを取れるようにすることを大切にしたい。わからない 0%このイシューを執筆した やつづか えり氏フリーライター。これからの働き方、組織のあり方、子どもの教育などのテーマを探求しています。著書に著書『本気で社員を幸せにする会社 「あたらしい働き方」12のお手本』(日本実業出版社)。2020年、東京から長野に移住。あなたの意見・投票を社会のために活用しますSurfvoteでは社会におけるさまざまな課題や困りごとを「イシュー」として掲載し、どなたでもすべてのイシューを読むことができますが、アカウント登録をすると各イシューに投票したりコメントを書いたりできるようになります。私たちは、みんながさまざまな社会課題を知り、安心して自分の意見を言える場を提供したいと考えています。また、そこで集められた意見は、イシューの内容に応じて提言書に纏め関係省庁や政治家へ提出することもあります。 Polimill株式会社Polimill社は社会デザインプラットフォームSurfvoteを運営・開発するICTスタートアップ企業です。Surfvoteは社会課題や困りごとに特化し、ユーザーがあらゆるテーマについて自分の意見を投票できるだけでなく、他のユーザーの意見を傾聴できるサービスです。地方公共団体版のSurfvoteも拡充中で自治体と連携し住民による住みやすい街づくりを促進します。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年02月09日株式会社NTTデータ経営研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山口 重樹)は、NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:塚本 良江)が提供する「NTTコム リサーチ」登録モニターを対象にアンケート調査(以下、本調査)を実施し「働き方改革2023」を公開しました。本調査では、2015年より毎年実施している「働き方改革の取り組み状況とその効果」のほか、2019年より調査を行っている「就業時間外の連絡(つながらない権利)」についても経年で概観しました。今年度は新たに、キャリアや能力開発、ウェルビーイングにおける勤務先の支援体制やリスキリングの取り組みと従業員エンゲージメントの状況といった観点からも調査分析を行いました。【主なポイント】1. 働き方改革の動向:働き方改革に取り組む企業は47.1%と、前回(2022年度)調査の46.1%から横ばい、一部企業ではテレワーク廃止の動きも2. つながらない権利:就業時間外に顧客に対して業務上の対応をしたことがある人の割合が減少する中、就業時間外の業務に対応しないという考え方を持つ人が増加3. 勤務先の支援体制:キャリア形成や能力開発、ウェルビーイングなどの領域における勤務先の支援体制には、充実の余地がある4. リスキリングと従業員のエンゲージメント:リスキリングに取り組む人のうち、自身のエンゲージメントが高いと感じている人の割合は49.5%と高い傾向【背景】ニューノーマル時代の国内企業において、新型コロナウイルス感染症の流行以前と比較し、ワークスタイルは大きく変化しています。変化に伴い、従業員の会社への帰属意識や転職・副業・兼業を含めたキャリア形成の考え方についても、今後さらに多様性が高まっていくことが想定されます。近年ではキャリア形成に向けた手段として、「リスキリング」が注目を集めています。リスキリングは、2022年10月に岸田首相から臨時国会の所信表明演説で「リスキリングの支援に5年で1兆円を投じる」との表明があり、経済対策の柱の一つとなった「『新しい資本主義(注1)』の加速」の改革要素の一つにもなっています。ワークスタイルやキャリアにおける可能性の拡大に伴い、多様な働き方を認める制度・組織風土を醸成することの重要性は高まっています。本調査では、経年にて調査を実施している「働き方改革の取り組み状況とその効果」や「就業時間外の連絡(つながらない権利)」に加えて、リスキリングやキャリア形成、ウェルビーイングへの取り組みや、コロナ禍を経たエンゲージメントの変化などについて分析を行いました。【主な調査結果・考察】1. 働き方改革の動向:働き方改革に取り組む企業は47.1%と前回調査から横ばい、一部企業ではテレワークの廃止の動きも働き方改革に取り組む企業は全体の47.1%となり、前回調査の46.1%より1ポイント増加しましたが、前々回(2021年度)調査の56.0%を下回る結果となりました。これは直近4回の調査では、2022年に次いで低い結果となっており(2019年度:49.3%、2021年度:56.0%)、コロナ禍を経て企業の働き方改革への新たな取り組みが2019、2021年と比較すると停滞していることが読み取れます。(図1)図1. 働き方改革に取り組んでいる企業の割合働き方改革に取り組んでいる企業の従業員(N=512)に働き方改革の施策について質問したところ「休暇取得の推進」(59.2%)および「テレワーク制度」(58.0%)が、継続して行ってほしい施策として最も多く挙がっており、「週休3日制度」については、34.2%の人が、今後取り組んでもらいたいとの肯定的な回答をしています。テレワーク制度が整備されている企業は前回調査と比べて0.4ポイント減少し46.0%(46.4%→46.0%)でした。一方、テレワーク制度が整備されていない企業では、前回調査と比べて3.2ポイント減少し42.0%(45.2%→42.0%)となりました。「過去に制度があったが今年廃止された」と回答した人は4.1%であり、コロナ禍を経てテレワーク制度自体を見直す動きもでていることが見受けられます。(図2)図2. テレワークの整備状況※「過去にはテレワーク制度があったが、今年廃止された」「過去にはテレワーク制度があったが、2022年以前に廃止されている」の選択肢は2023年度調査より新規設定テレワークの実施頻度については、テレワーク制度が整備されている企業でも、テレワークを「実施していない」という回答が、前回調査と比べて4.6ポイント増加し29.0%(24.4%→29.0%)に、週1日以上実施している回答が3.4ポイント減少し58.2%となっており(61.6%→58.2%)、制度自体は存続しているものの、利用頻度はやや減少する傾向となりました。(図3)図3. テレワークの実施頻度2. つながらない権利:就業時間外に顧客に対して業務上の対応をしたことがある割合が減少する中、就業時間外の業務に対応しないという考え方を持つ人が増加過去半年間において、顧客から就業時間外において業務に関して緊急性のない電話やメール(LINEなどを含む)があり、通話・返信などを週1回以上対応している人は、前回調査と比べて、0.3ポイント(11.0%→10.7%)とやや減少しており、同僚とのやりとりにおいては0.2ポイント(15.9%→16.1%)、部下とのやりとりにおいては0.7ポイント(10.4%→11.1%)の増加となっており、就業時間外に業務上の対応をしたことがある人の割合は横ばいとなっています。月1回以上就業時間外に業務上の対応をしたことがある人は2021年度では3~5人に1人、2022、2023年度には4~6人に1人となっており、つながらない権利は22年度にかけて大きく進展したものの、その後あまり進展していないと想定されます。(図4)図4. 就業時間外における業務に関して緊急性のない電話やメールへの対応また、就業時間外に業務に関して緊急性のない電話やメールに対応することへの考え方についても「対応しない」もしくは「そもそも連絡を受信しないようにする」と回答した人は、前回調査と比べて3.7ポイント(26.7%→30.4%)増加しており、前々回調査と比べると6.8ポイント(23.6%→30.4%)増加しています。前回調査に引き続き、「つながらない権利」の確保に向けた社内ルールの整備の進展とともに個人の意識変化が進んでいると考えられます。(図5)図5. 就業時間外に業務に関して緊急性のない電話やメールに対応することへの考え方3. 勤務先の支援体制:キャリア形成や能力開発、ウェルビーイングなどの領域における勤務先の支援体制には、充実の余地があるキャリア形成に関して、勤務先の「十分な支援の体制がある」と回答した人は17.0%にとどまる一方、勤務先における「支援体制が十分ではない」と回答した人は29.5%、「支援体制があるのかよくわからない」と回答した人は53.6%と過半数にのぼりました。2023年6月16日に岸田内閣において閣議決定された「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画2023改訂版(注2)」における「三位一体の労働市場改革の指針(注3)」では、キャリアは「会社から与えられるもの」から、「一人ひとりが自らの意思でキャリアを築き上げる」時代へと変えていく必要があることが示されています。本指針では職務ごとに要求されるスキルを明らかにすることにより、労働者が自分の意思でリスキリングを行え、職務を選択できる制度に移行していくことの重要性が説明されていますが、この「一人ひとりが自らの意思でキャリアを築き上げる」段階に向けた、キャリア形成に対する企業の支援体制の整備に遅れがあることが推察されます。(図6)図6. 勤務先におけるキャリア形成に対する支援体制と、自身のキャリアプランの状況(N=1,086)能力開発における勤務先からの支援体制については「自主学習が想定されており、特に支援等はない」という回答が61.5%と最も多い結果となりました。ウェルビーイング向上に向けた取り組みをしていると感じているかどうかについて、「感じていない」と回答した人は全体(N=1,086)の40.1%(全く感じていない:22.8%、あまり感じていない:17.3%の合計)であった一方、「感じている」と回答した人は20.4%(大いに感じている:3.5%、感じている:16.9%の合計)で、取り組みを行っていると感じない人の方が19.7ポイント多い結果となりました。勤務先がウェルビーイング向上に向けた取り組みをしていると「感じている」と回答した人(N=221)が、「現在行っており、継続してほしい取り組み」としては、「個人や組織のウェルビーイングの状態を把握するための取り組み」が50.2%を占めました。以上からキャリア形成や能力開発、ウェルビーイングに対する勤務先の支援体制については未整備となっている企業が多いこと、もしくは取り組みが従業員に伝わっていないことが想定され、支援体制の充実や方針展開の余地があることが推察されます。4. リスキリングと従業員のエンゲージメント:リスキリングに取り組む人のうち、自身のエンゲージメントが高いと感じている人の割合は49.5%と高い傾向リスキリングの必要性を感じている人は、全体(N=1,086)の31.6%(大いに感じている:8.2%、感じている:23.4%の合計)である中、実際にリスキリングに取り組んでいる人は18.2%にとどまる。リスキリングに取り組んでいる人(N=198)の取り組み理由としては、「社内でのキャリアアップのため」が40.9%と最も多く、次点で「漠然とした将来への不安があるため」が21.7%を占め、同業種や異業種への転職や副業を目的としてリスキリングに取り組む人は合計25%以下にとどまっています。以上から、社内での活躍を目的とした取り組みが多い傾向が読み取れます。リスキリングに取り組んでいる人(N=198)でエンゲージメントが高いと感じている人は49.5%(高い:13.1%、どちらかといえば高い:36.4%の合計)と半数近くを占める一方、リスキリングに取り組んでいない人(N=888)でエンゲージメントが高いと回答している人は9.2%(高い:1.1%、どちらかといえば高い:8.1%の合計)であり、リスキリングに取り組んでいる人と比較すると、40.3ポイントの差がありました。(図7)図7.リスキリングへの取り組みとエンゲージメントの状況【結論・今後について】今回の調査では、コロナ禍前後における働き方改革の取り組み状況や、従業員の就業時間外の連絡(つながらない権利)に対する意識変化の傾向、キャリア形成や能力開発、ウェルビーイングといった従業員に対する企業の支援体制により一層充実させる余地があること、リスキリングへの取り組みとエンゲージメントとの相関性などが窺える結果となりました。リスキリングに取り組んでいる人の割合が2割以下にとどまる一方、そのうちリスキリングの取り組み理由を「社内でのキャリアアップ」としている人は4割を超えています。リスキリングに取り組む人のうち、自身のエンゲージメントが高いと感じている人の割合が49.5%という結果と照らし合わせてみると、従業員の能力向上において啓発や仕組みの整備を充実させることの重要性は高いと考えられます。働き方改革に取り組む企業が47.1%と、前回調査の結果(46.1%)から横ばいとなっていることや、テレワーク制度が今年廃止されたと回答した人が4.1%であったことなど、働き方改革の状況に関する結果からは、アフターコロナになる中、より生産性の高い働き方を探索する動きが弱まっているという可能性が示唆されました。コロナ禍の働き方が各社にとって最も望ましいものとは言えないものの、自社にとっての最適な働き方を追求していくことが重要であると考えられます。> 調査結果はこちらから ※2024年2月8日(木)15:00~公開予定(注1)出典:首相官邸ホームページ( )(注2)出典:内閣官房ホームページ( )(注3)出典:内閣官房ホームページ( )<調査結果の利用について>・本調査は、株式会社NTTデータ経営研究所とNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社が共同で行っており、本調査結果の著作権は、株式会社NTTデータ経営研究所とNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社が保有します。・調査結果の一部を転載・引用される場合は、出所として「NTTデータ経営研究所/NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション」または「NTTデータ経営研究所/NTTコム リサーチ」と併記した上で、掲載日・掲載媒体・引用箇所などの情報につきましては広報担当までお知らせください。・調査結果について、出所を明記せずに転載・引用を行うこと、データの一部または全部を改変することなどの行為はご遠慮ください。・本アンケート調査の生データは提供いたしかねます。*商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月08日絵本の普及活動を行う一般財団法人 絵本未来創造機構は、サイボウズ株式会社 チームワーク総研と共同にて特別な絵本研修プログラムを、2023年11月28日・12月5日に実施いたしました。このプログラムは、絵本の持つメッセージ性や哲学的な価値と、テーマ講義、ワークショップの学びを組み合わせた、企業組織向けの新しいコンテンツです。今回のプログラムでは、「絵本が育てる~個性が輝くチームづくり、100人100通りの生き方・働き方~」というテーマで、2回にわたり開催し、70名以上の方にご参加いただきました。従来のインプット中心の研修プログラムでは、知識としての学びを増えるものの、「知っているが、現場で実践できていない」ということが課題となっておりました。そこで今回、当研修プログラムでは、絵本やカードゲーム、オフィスツアーなどを通した体感を重視し、一人ひとりが学びのテーマについて深く感じ、考え、実践する力を育むことを目的としました。参加者からは絵本を使った研修での学びの効果について、「絵本で引き出され、視野・アイディア・可能性が広がっていくことを体感できました。」「久しぶりに絵本の読み聞かせてもらって、子どものころに戻ったようなホッとした感覚になった。」「自分の知らない世界を体感し、絵本の可能性、素晴らしさを再確認しました。」など沢山の声をいただきました。また、プログラムのエンディングでは、絵本未来創造機構の新事業「えほんみらい総研」の設立の発表もあり、今後の企業研修サービスの展開などについても共有されました。集合写真1集合写真2【研修概要】当研修プログラムは、絵本やカードゲーム、オフィスツアーなど、見て学ぶ・聴いて学ぶといった体感の要素と、講義やワークショップなどの思考の要素を組み合わせた内容にて実施。学びの内容にマッチした3冊の絵本をセレクトし、絵本のメッセージから個性や強みを活かすことの大切さや、チームワークの重要性などについて、参加者一人ひとりに感じ取っていただきました。・オープニング・絵本読み聞かせ『がるるにんじゃになる』【体感】・わがままカードワークショップ【体感&思考】・絵本読み聞かせ『こまったこまった。チームワークがなくなった。』【体感】・講義「これからの時代のチームと100人100通りの生き方・働き方」【思考】・サイボウズ株式会社 オフィスツアー【体感】・ワークショップ「絵本で世界を変えよう!ワークショップ」【体感&思考】・絵本読み聞かせ『そこでええはなさかせてや』【体感】・エンディング・発表会 兼 食事会研修風景1研修風景2研修風景3【当研修内で使用した絵本のご紹介】今回の研修では、学びのテーマに合わせた以下3冊の絵本を活用しました。『がるるにんじゃになる』■出版社:リーブル出版■作・絵:ふじかわ たかこがるるにんじゃになる『こまったこまった。チームワークがなくなった。』■出版社:日労研■作 :サイボウズ チームワーク総研■監修 :和泉 純子、和田 武訓■絵 :sizutarou■訳 :Steullet Alexanderこまったこまった。チームワークがなくなった。『そこでええはなさかせてや』■出版社:リーブル出版■作・絵:はっとり ひろきそこでええはなさかせてや【えほんみらい総研の立ち上げについて】当研修プログラムを契機として、一般財団法人 絵本未来創造機構は、絵本を活用した企業研修サービスを提供する新事業「えほんみらい総研」を設立いたします。財団理念である「すべての人が輝くために、絵本を通して豊かな未来を創造する」ために、これまでの絵本講座の開催や講師養成などに加え、本事業をスタートし、絵本の価値を子どもたちだけでなく、大人の方々へも届けていきます。まずは、2024年の2月より絵本研修講師養成講座を実施し、70名を超える絵本研修講師とともに全国の企業、自治体、学校法人、保育施設へ絵本を活用した研修サービスを提供していきます。また、現在、企業研修で活用できる、物語を活用したオリジナル価値観カードゲーム「ココロ・ダイアログ」を開発しており、2024年3月より順次展開していく予定です。【主催メッセージ】■一般財団法人 絵本未来創造機構 代表理事 仲宗根 敦子シングルマザーとして二人の息子を育てながらフルタイムで働く私にとって、絵本は最高の子育てのパートナーでした。子どもの心が育つのはもちろんのこと、語彙力や表現力を育み、親子のコミュニケーションを深めてくれました。絵本には、子どもの輝く未来を願う作者の愛が詰まっています。そして、大人の中に眠っている感性を引き出し、お互いの個性や違いを理解し、新たなアイディアや解決策を生み出す源泉となります。職場での協力関係やイノベーションの土壌を育む絵本の力を企業研修にも広げていきたいと思います。仲宗根 敦子【講師メッセージ】■サイボウズ株式会社 チームワーク総研 コンサルタント 新島 泰久也従来の研修では、講師が一方的に答えに導くようなことが多いですが、今回のプログラムでは、絵本を使うことで、一人ひとりが自分なりの答えを見出していたように感じます。変化の激しいこれからの時代には、答えのある研修プログラムではなく、今回のプログラムのように、各々が感じ、考えることで腹落ちできる学びが必要であると思いました。私自身も今後、絵本研修の価値をより多くのビジネスパーソンに広げていきたいです。新島 泰久也【一般財団法人 絵本未来創造機構について】一般財団法人 絵本未来創造機構は、絵本の読み聞かせがいかに大事かを考えてきました。理事長である仲宗根 敦子が絵本の素晴らしさに気付いたことをきっかけに設立。日本だけではなく世界中で絵本講座を実施するなど、積極的に読み聞かせや講演活動を行っています。■団体概要団体名 : 一般財団法人 絵本未来創造機構代表者 : 代表理事 仲宗根 敦子事業内容 : ・絵本講座のコンテンツ開発・絵本講座の開催・EQ絵本講師(R)育成・絵本子育ての講演・絵本文化の啓蒙活動・海外での絵本講座の開催EQ絵本講師 : 約850名 ※2023年5月末時点設立 : 2020年8月28日ホームページ: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月07日SNSを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2024年1月スタートのテレビドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。幼児二人を育児中の知人が、「あのドラマを見ていたら、子供たちがチョメチョメとかニャンニャンとか覚えてしまって。意味も分からず面白がって連呼するの。あれはチビたちのいないところで見なきゃ」とため息をつくのであった。「なるほどねえ」と頷きつつ、幼児の心を捉える昭和の流行語が持つ破壊力や生命力に感心する。そして、その生命力をあのドラマは鮮やかに映し出している。言うまでもなく、あのドラマとは昭和と令和の世を描くタイムスリップコメディ『不適切にもほどがある!』(TBS系金曜22時)である。昭和61年を生きる中学校の体育教師・小川市郎(阿部サダヲ)。生徒からつけられたあだ名は『地獄のオガワ』。そのあだ名そのままにガサツで粗暴な男である。性別・マイノリティへの配慮は皆無、だが男気と昔気質の優しさはある。妻と5年前に死別し、高校生の一人娘・純子(河合優実)を育てている。そんな小川市郎が偶然現代にタイムスリップしてしまう。配慮のない小川の言動は現代で騒動を引き起こすが、時に膠着(こうちゃく)している現代の問題を解決する。一方、小川とは逆に令和から昭和にタイムスリップしている親子がいた。社会学者の向坂サカエ(吉田羊)とその息子のキヨシ(坂元愛登)である。研究の一環でやってきたらしいサカエだが、親子が現代に帰る間際、純子に一目惚れしたキヨシが帰りたくないと熱望して残ることになってしまう。それぞれの時代で違う価値観に困惑しつつ、小川と向坂親子は様々な人々に出会う。今週のメインテーマは、働き方改革は本当に人々を幸福にしているのか、である。令和で小川が出会ったのはシングルマザーの犬島渚(仲里依紗)。テレビのバラエティ番組のアシスタントプロデューサーで育休から復帰したばかりである。育児は大変だが、仕事への意欲は高い。そんな彼女を働き方改革による上司・部下との断絶と、その分の仕事のしわ寄せが悩ませる。配慮されているはずなのに、なぜか苦しさばかりが増える。意欲を持って仕事をしたくても、意欲を受け止めてくれる相手がいない。脚本家・宮藤官九郎の鋭い聴覚は、働き方改革の狭間に落ちた人たちの、言葉にならない深いため息を捉えたのだと思う。象徴的なのが「独りで抱え込まないでね」「出来ることがあったらなんでも言ってね」といった、よくある親切かつ配慮に満ちた言葉である。そう、親切だしありがたいが、現実にはあまり問題を解決しない不思議な言葉である。その「役に立たない」言葉を、クドカンは小川の一つのセリフできちんと機能させる。「あんたが今、してほしいことが俺に出来ることだよ!」独りで抱え込む人は希望をうまく言葉に出来ないのだとしたら、それを言葉にさせる為にスイッチを切り替える。そして他人に配慮のない、距離感の近すぎる昭和の男がそのスイッチになった。最終的に「働き方なんて自分で決めさせろ」という結論、排すべきは同調圧力という展開は実に鮮やかで胸熱だった。初回で驚かされたミュージカルの場面も、2話目になって、不思議と「きたきた!」という感じで楽しみになってきた。今回は渚の元夫・谷口を演じた柿澤勇人がメインで朗々と歌い踊り、突然ミュージカルが始まる違和感も粉々に吹き飛ばす豪華さだった。このミュージカルのシーンは、公式HPにまとめてアップしてあり、作り手の力の入れようが伝わってくる。おそらくこの調子で、回を追うごとにミュージカルの場面は楽しみになっていくだろう。もう一つ、2話目で興味深く思ったのが、令和から昭和にやってきた少年・キヨシが意外なほどに昭和を楽しんでいる描写である。純子への想いを賭けてムッチ先輩(磯村勇斗)とタイマンを張り、ダチとして認められ、短ランを譲り受けてイケてるヤンキーにクラスチェンジ。愉快なムッチ先輩を演じる磯村勇斗は、こんなにコメディにハマるのかと驚くほどの快演である。それは、SNSなんかまだどこにもない、人の悪意も善意も単純で野蛮な昭和時代。でもその単純で野蛮な時代が変わっていく必要があったから、今の社会があるはずである。そして昭和よりずっと柔らかで優しいはずの令和でも、人々の多くは幸福に見えない。宮藤官九郎の優しいけれども容赦ない目は、笑いと涙の物語の中でその一端を暴くだろう。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなSNSを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2024年02月05日夫婦のセックスレスに関する直近の大規模調査として、全国の20~50代の既婚者4,000人を対象にした「夫婦のセックスレスに関する実態調査」(レゾンデートル株式会社)があります。その調査の中から今回は、セックスレスと結婚年数との関係や、子どもの有無、女性の働き方との関係に注目していきます。セックスレス傾向は結婚年数とともに増加まず、結婚年数とセックスレスの関係を示したグラフがこちら。これを見ると、「セックスレス」「ややセックスレス」と回答した人は、「結婚3年未満」で51.8%、「5年未満」で65.2%、「10年未満」で71.3%、「20年未満」で72.4%、「30年未満」で77.7%と緩やかに増加していることがわかります。結婚3年未満の新婚でもすでに51.8%がセックスレス傾向にあるのは、多くの方にとって予想外な結果かもしれません。また、「セックスレス」と回答した人に絞ってみると、「結婚3年未満」で21.9%、「5年未満」で31.5%、「10年未満」で43.2%、「20年未満」で50.3%、「30年未満」60.9%と、より大きな増え幅を示しています。このことから、結婚年数が増えるとともに完全な「セックスレス状態」になる家庭が増えていくと言えるでしょう。子どもが生まれるとセックスレス傾向は強まる?結婚年数とともにセックスレス傾向が高まることがわかりました。結婚後しばらくして子どもが生まれる夫婦は多いと思いますが、子どもの有無とセックスレスを見ると、どうなるでしょうか。結婚3年未満・5年未満・10年未満と、結婚年数ごとに比べたものがこちらです。3年未満においては、セックスレス傾向が42.2%となりました。全体の36.6%と比較して5.6ポイント高くなっています。一方、結婚5年未満と10年未満では、子どもの有無による違いはほとんど現れませんでした。結婚3年未満で子どもがいる場合、その子どもはまだ乳幼児だと考えられるため、小さな子どもがいるとセックスレス傾向が強まりやすいとは言えそうです。ただし、結婚5年未満と10年未満では差がほとんどないことから、子どもの影響があるとしても、あくまで限定的でしょう。女性が働いているとセックスレス傾向は強まる?共働き世帯が増えたことでセックスレスも増えているのでは?と思う人もいるかもしれません。そこで次に、女性の働き方(※)とセックスレスの関係を見てみましょう。同じく結婚3年未満・5年未満・10年未満で比べています。結果として、いずれの場合も大きな差は見られませんでした。セックスレス傾向の女性は働いている人が多いかというと、そうではないようです。したがって、女性が働いているか、専業主婦かどうかは、夫婦のセックスレスには影響しないと言えるでしょう。------------------(※)正社員・自営業・派遣社員・パート・アルバイトを含む労働まとめ夫婦のセックスレス傾向は結婚年数に応じて強まり、徐々に「ややセックスレス」よりも「セックスレス」の割合が増えていくことがわかりました。また、セックスレスの背景として、子どもの有無や女性の働き方があるのかというと、特にそれによる明確な違いは見られませんでした。やはり、内面や体の問題のほうが大きいのかもしれません。(マイナビ子育て編集部)<調査概要>■夫婦のセックスレスに関する実態調査 / レゾンデートル株式会社調査期間:2023年10月23日~25日調査対象者:20~59歳の既婚男女4,000人(男性2,000人、女性2,000人)調査方法:インターネットエリア:全国
2024年02月03日働き方、組織のあり方、子どもの教育等のテーマを探求しているフリーライターのやつづか えり氏がSurfvoteで提起。「配偶者手当」の見直しは多くの国民に影響を及ぼす課題として活発な意見が集まりました。SNSとテクノロジーで社会課題の発見・解決をサポートするPolimill株式会社(ポリミル、本社:東京都港区、代表取締役:横田えり、以下Polimill社)はこのたび、「国が「配偶者手当」の見直しを要請。企業はどう対応すべきか?」というイシュー(課題)について1月31日に投票が終了しましたので結果をお知らせします。国が「配偶者手当」の見直しを要請。企業はどう対応すべきか?2023年、全国平均の最低賃金が初めて時給1000円を超えました。国は各企業にも賃上げを要請し、景気回復を図ろうとしています。しかし、時給がアップしても国民の収入増を阻む問題があります。そのひとつは、配偶者に扶養されながらパートなどで働く人々の「年収の壁」の問題です。「年収の壁」を超えるか超えないかは、「配偶者手当」がもらえるかどうかにかかわるため、働く一人ひとりにとって重要な問題ですが、国はその配偶者手当の見直しを企業に要請しました。今回、配偶者手当を出していた企業がその制度を見直す場合、どのような方法が適切なのか、Surfvoteを通じて皆さんに意見を募集しました。投票の詳細イシュー(課題):国が「配偶者手当」の見直しを要請。企業はどう対応すべきか? 調査主体:社会デザインプラットフォーム Surfvote(Webサービス)調査対象:Surfvote上でアカウントを持つユーザー調査方法:Surfvote上でアカウントを持つユーザーが投票投票期間:2023年11月24日〜2024年1月31日有効票数:57票投票結果とコメントの紹介(一部抜粋・原文ママ)配偶者手当を今まで通り存続 38.6%企業のプラスよりは、まずは従業員が働きやすい環境、稼ぎやすい環境を整えてあげるべきでは。それから会社のことを考えるべきだと思います。従業員あっての会社だと思います。配偶者手当は存続し、収入による制限を撤廃(配偶者がいれば全員に支給) 19.3%手当の条件を設けずに支給してもらえるのがいいと思います。共働きだからと言って収入が十分かと言われたら違うと思うし会社の為に働いてる従業員みんな公平になるようにした方がいいと思います。配偶者手当の廃止(縮小) + 基本給の増額 19.3%基本給がどれくらい上がるかにもよりますが、配偶者手当をもらうよりも多い収入に繋がれば基本給増額の方がいい気もしますが、基本給が多いと持っていかれる税金も多くなるのでどっちがいいかはわからないですね、、、配偶者手当の廃止(縮小) + 子ども手当の増額 8.8%年収の壁・支援強化パッケージは、従業員が「年収の壁」に直面することなく、安心して収入を増やせる環境を作るための一歩だと捉えます。配偶者手当の廃止(縮小) + 資格手当の創設 0%配偶者手当の廃止(縮小) + 社員が選択できる福利厚生メニュー(カフェテリアプラン)を増やす 1.8%結婚しない人もいるし、社員全員が選択できる福利厚生を増やしたほうが平等だと感じる。その他 5.3%もっと配偶者手当を上げるべきだと思います。今は物価もどんどん高くなってきていて扶養に入っていると稼ぎたくても稼げない。そのお金でやりくりしていくのは難しいと思います。もう少し手当を上げたりなにかと組合した手当があるとどの家庭も少しは楽になると思います。わからない 7%そもそも年収の壁がなければいいのになと思います。そうすれば子供が居て扶養に入って働く人達もなにも気にせず働きやすくなるのになと思います。このイシューを執筆した やつづか えり氏フリーライター。これからの働き方、組織のあり方、子どもの教育などのテーマを探求しています。著書に著書『本気で社員を幸せにする会社 「あたらしい働き方」12のお手本』(日本実業出版社)。2020年、東京から長野に移住。あなたの意見・投票を社会のために活用しますSurfvoteでは社会におけるさまざまな課題や困りごとを「イシュー」として掲載し、どなたでもすべてのイシューを読むことができますが、アカウント登録をすると各イシューに投票したりコメントを書いたりできるようになります。私たちは、みんながさまざまな社会課題を知り、安心して自分の意見を言える場を提供したいと考えています。また、そこで集められた意見は、イシューの内容に応じて提言書に纏め関係省庁や政治家へ提出することもあります。 Polimill株式会社Polimill株式会社は社会デザインプラットフォームSurfvoteを運営・開発するICTスタートアップ企業です。Surfvoteは社会課題や困りごとに特化し、ユーザーがあらゆるテーマについて自分の意見を投票できるだけでなく、他のユーザーの意見を傾聴できるサービスです。地方公共団体版のSurfvoteも拡充中で自治体と連携し住民による住みやすい街づくりを促進します。あらゆる人がルール作りに参加し、価値観の変化やテクノロジーの進化に合わせた柔軟でスピーディーな制度改革ができるような社会を、SNSとテクノロジーで実現させます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年02月02日AAAコンサルティング株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:田所 康二、以下「当社」)は、女性活躍推進法ならびに次世代育成支援対策推進法に基づき2023年7月に策定した「行動計画」の3つの目標に対する取り組み状況及び達成状況を、2024年1月12日(金)に開示したことをお知らせします。AAAコンサルティング URL : 活躍する女性執行役員(執行役員3名中2名が女性)■女性活躍推進法ならびに次世代育成支援対策推進法に基づく行動計画女性活躍推進法は、女性が職業生活においてその希望に応じて十分に能力を発揮し活躍できる環境を整備することを目的とした法律であり、一方、次世代育成支援対策推進法は、次の世代を担う子どもたちが健やかに生まれ育つ環境をつくることを目的とした法律です。これらの法律に基づき、企業は、従業員数基準により一般事業主行動計画の策定、当局への届出、情報公表などが義務化されています。当社は、両法律の趣旨の重要性に鑑み、従業員数基準到達前ではありましたが、昨年7月に自主的に行動計画を策定、公表し、当局への届け出を済ませました。■当社の目標昨年7月に策定した当社行動計画における目標は、次の3つです。〇目標1:(女性活躍推進法:職業生活に関する機会の提供に関する目標)シニアマネジャー以上の役職者に占める女性社員の比率を70%以上とする。注)シニアマネジャー:一般企業の部長職クラス〇目標2:(次世代育成支援対策推進法:働き方の見直しに資する多様な労働条件の整備)リミテッド社員(限定正社員)制度の定着〇目標3:(次世代育成支援対策推進法:働き方の見直しに資する多様な労働条件の整備)ノー残業デーの導入これらの目標を決定した行動計画策定時点の背景事情は以下の通りでした。当社のマネジャー(一般の課長職クラス)以上の役職のうち女性社員の占める割合は86%、シニアマネジャー(一般の部長職クラス)以上の役職のうち女性社員の占める割合は66%と、どの役職層においても、一般の会社に比べ女性社員が相対的に高い割合を占めており、女性が活躍する環境の提供は既に相応にはできている状況でした。しかしながら、当社は、この高い女性活躍の水準に満足せず、更にこれを高めるためによりチャレンジングな目標を定めました(目標1)。その他、多様な働き方に基づいた働き方改革の一環として、導入済のリミテッド社員制度の定着・拡充、ノー残業デーの新規導入を目標に掲げました。■活動実績と達成状況3つの目標に向けて当社が実施した施策と目標の達成状況は以下の通りです。〇目標1:シニアマネジャー以上の役職者に占める女性社員の比率70%以上とする。幹部候補のプール階層である基幹職向けに基幹職研修を実施するとともに、幹部候補である本部の責任者の会議体である本部会を新たに設け月に一度重要課題等につき情報共有、提案、ディスカッションなどを行った。これらは、基幹職登用の基盤作りの意味を持つ。なお、行動計画策定後、昨年度末までの半年間でシニアマネジャーに登用した者3名のうち全員が女性であったことから、シニアマネジャー以上の役職者に占める女性社員の比率が策定時の66%から77%まで上昇し、目標を達成した。〇目標2:リミテッド社員(限定正社員)制度の定着働くエリアや働く時間、業務範囲を限定するリミテッド社員制度(既に導入済の制度)につき、改めて社員に周知徹底を図るとともに、面談や打合せ等の場を捉え、きめ細かにフォローすることにより、社員の真のニーズを捉えた。結果として、計画策定時よりリミテッド社員が2名増加した。〇目標3:ノー残業デーの導入2023年9月より、現場ベースで自由設計できるノー残業デーを導入した。当面は、月1度の設定に留め実施状況を見ることにしたが、現在100%の実施状況である。もともと残業自体が少ないものの、メリハリがつき、周りからも認知されることで実行しやすいというメリットが浮き彫りになった。■今後の方向既に相応に女性が活躍しやすい環境の醸成が進んでおり、シニアマネジャー(一般の部長職に相当)以上に占める女性の比率が77%まで到達しております。残業も少ないことから、なかなか目標を定めにくい状況にはなっていますが、一般の企業とは反対に男性社員が埋もれてしまわないように目配りしつつ、更に高い目標を目指していく方針です。現行行動計画の目標水準を達成しこれを維持することを最低限とし、今後は、引き続き女性活躍、次世代育成に直接効果のある施策を模索してまいります。■会社概要商号 : AAAコンサルティング株式会社代表者 : 代表取締役社長 田所 康二所在地 : 〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町3-11-10 PMO日本橋茅場町5F設立 : 2012年9月事業内容: BPO事業、不動産事業資本金 : 10,000,000円(アジリティー・ホールディングス株式会社100%出資)URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月12日絆ホールディングス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:伊藤 宜範)が運営する「For JAPANプロジェクト」では、10年後20年後の日本の未来の担い手である20代にむけて、「日本の未来を創る“本質的な気づき”を。」をテーマに様々なコンテンツを通し情報発信を行っています。今回、有限会社総和運輸の船橋 謙一代表取締役のインタビューが1月5日(金)に公開されました。「物流業界の課題解決を、給与体系の見直しと人材育成から考える」 有限会社総和運輸 船橋 謙一代表取締役■物流業界の課題は、人材と仕事を取り合う現状そのもの総和運輸の主な仕事は、「海上コンテナ輸送」です。海上コンテナ輸送とは、海外から輸入されてくるコンテナを、港から配達場所に輸送する業務のことをいいます。ドライバーが直接荷物を取り扱うことはないので、作業自体は免許を持っていれば誰にでもできる仕事です。ただ、全長17メートルの大きな車を動かすので危険を伴う部分もあり、社会的な責任感を持って仕事ができる人でなければ、運転はできません。今、物流業界全体でドライバー不足が大きな課題となっています。弊社では8年ほど前からドライバーの育成に注力していることもあって、3年ほど前から20代の若いドライバーが年に4~5人入社している状態です。ただ、一昔前からドライバーがいろんな会社を渡り歩くという傾向が、物流業界全体で見られています。つまり、ドライバーが定着しないということです。今は物流の仕事自体が減ってきているので、人材の取り合いをしながら仕事も取り合って、会社同士が潰し合っている状況です。この状況を早急に打開しなければいけないと、私は考えています。■若いドライバーが働きやすい環境づくりで課題解決を図る前述のように、弊社では20代のドライバーの数が増えています。若いドライバーは、これから30年以上働くことができるでしょう。若いドライバーが腰を据えて働ける環境づくりをすることで、「給料が安い」「人材不足」という物流業界にまつわる課題を打開できればと考えております。総和運輸ではドライバーがトレーラーを運転するための、牽引免許の取得サポートも行っています。たいていの若いドライバーは、面接のときには牽引免許を持っていません。ですから、車が好きで本人にやる気があり、車の運転に伴う責任感を持ってさえいれば即採用につながります。公式ホームページも募集に特化したつくりにしているので、公式ホームページを見て応募してくる若い求職者の方も多いです。物流業界において20年近く仕事をしている実績があり、継続して総和運輸に仕事をくださるお客さんが何社もあるので、そのあたりをアピールできたところがキャッチーだったのかなと思います。■物流業界の働き方改革は給与体系の見直しから弊社では「働き方改革関連法」の施行をきっかけに、給与体系の見直しを行っています。しっかりと労働時間を守って、ドライバーがきついというレッテルを剥がしたいのです。そして、運送業界や物流業界にもきちんと働けるところはあるという指標を示していきたいと考えています。具体的には、今年の5月から来年の4月にかけての約1年間、時給計算で給与の支払いをすることにしました。通常、運送会社はドライバーに時給計算で給与を支払ったりはしないと思いますが、「働いている時間内でしっかりと稼げるようにしよう」というコンセプトで時給計算にしています。もちろん残業代もしっかり捻出して、適正価格でドライバーに支払いをしています。会社としては売上が10%ほど下がりますが、車1台あたりの売上を考えるとドライバーの給与は上がっています。会社の経営は苦しくなりますが、ドライバーの定着率が上がればお客様へのサービスの品質も向上します。そこをクライアントにアピールできれば、ゆくゆくは仕事も増えて会社全体の売上も上がるのではないかと期待しています。■ドライバー引退後のセカンドキャリアとして人材育成を視野に今は若いドライバーの育成などもしているので、そのノウハウを活かして物流業界以外の分野でも人材教育に携わる仕事ができたらと考えています。総和運輸という会社と絡めるかどうかはわかりませんが、保育園の運営ができればと考えています。総和運輸には若いドライバーだけでなく、年配の社員も大勢います。年配の社員たちは、あと何年かすると車に乗れないという事態に直面することになるでしょう。車に乗れなくなったら即退社するというのが、私は嫌なのです。何らかの事情でトレーラーの運転ができなくなったとしても、セカンドキャリアとして保育園の運転手やバックオフィスの仕事を見つけられるような環境づくりをしたいと考えています。■物流以外の企業との業務提携でドライバーの働きやすさを考えたい今、物流業界は停滞気味で、特に地方では海外からの入荷が減っていて、物流の仕事自体が少なくなっていると感じています。しかし、このような状況だからこそ、新たなビジネスを考えています。車は物を運ぶだけではなく、人も運ぶことができます。ですから、今後は人を車に乗せて各地を移動しながら、楽しめるような事業ができればと考えています。トラックやバスなど、いろんな乗り物を全部体験できるテーマパークのようなものをつくるのも、おもしろそうです。そういった事業を、総和運輸だけでなくいろんな会社さんと一緒にやっていけたら素敵ですね。また、もっと日常的に身近なところでは整備工場と業務提携したいと考えています。運送業という業務の性質上、車の整備はどうしても必要不可欠です。整備工場と業務提携できれば、車の点検だけでなく改装などもできるようになります。ドライバーが無理なく運転できるように、トラックを改装することもできるでしょう。そういった業務提携によっても、物流業界を働きやすくできればと思います。有限会社総和運輸〈会社概要〉法人名 : 有限会社総和運輸代表者名 : 船橋 謙一企業ホームページ: 所在地 : 東京都品川区大井3-18-20事業内容 : 海上コンテナ輸送〈For JAPANプロジェクトとは〉For JAPAN-日本の未来がココに-For JAPANプロジェクトとは、10年後20年後の日本の未来の担い手である20代にむけて、「日本の未来を創る“本質的な気づき”を。」をテーマに様々なコンテンツを通し情報発信を行っています。参画された【50人の社長】というレンズを通して、経験に基づく本質的な考え方や情報を学び、動き出すきっかけを与え“日本の未来を創るプロジェクト”全国放送『For JAPAN -日本の未来がココに-』(BS11)や、YouTubeチャンネル『For JAPAN -日本の未来がココに-』など様々なコンテンツで社長たちが徹底討論。・番組見逃し配信 : ・For JAPAN公式ホームページ : ・For JAPAN公式YouTubeチャンネル: ・Instagram : ・Facebook : ・X(旧Twitter) : ・TikTok : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月05日福山市役所職員の働き方や業務内容、職場環境等に対する理解を深めていただくため、「転職者(既卒者)向け説明会」を実施します。1 対象者転職を考えている方で福山市役所職員(事務職・技術職(土木)・技術職(建築))としての勤務に興味がある方(既卒者で現在就業していない方も参加可能です)対象の職種・受験資格については、こちらをご覧ください。転職者(既卒者)向け説明会 - 福山市ホームページ : 2 実施日時・方法日時:2024年(令和6年)1月28日(日曜日)10時30分~12時00分(予定)実施方法:オンライン※詳細は参加申込者に別途通知します。3 実施内容・福山市役所業務説明福山市役所の組織や働き方などについて紹介します。・職種別業務説明事務職、技術職の職員から職種ごとの仕事内容、魅力、やりがい等についてお伝えします。・職員とのフリートーク ※任意参加業務内容や職場での過ごし方など参加者が気になることを質問する場を設けます。4 申込受付期間・申込方法2023年(令和5年)12月26日(火曜日)~2024年(令和6年)1月12日(金曜日)「[福山市電子申請システム]{ }」から申込みを行ってください。5 募集人数先着30名※募集人数に達した場合は申込受付期間中でも受付を終了する場合があります。6 その他注意事項・説明会への参加が採用試験の合否に関わるものではありません。・申込時に登録したメールアドレスに2025年3月31日までは採用試験情報を発信させていただく可能性があります。 ・当日はカメラは原則オン(強制はしません),マイクは質疑応答時以外はオフの状態としていただきます。ただし,フリートーク時は必ずカメラはオンで参加していただきます。福山市について福山市(市長:枝広 直幹)は、瀬戸内海沿岸のほぼ中央、広島県の東南部に位置し、高速道路網のアクセスが良く新幹線「のぞみ」も停まる、人口約46万人の拠点都市です。福山市には四季折々の美しさを見せる自然、温暖な気候、海・山・川から得られる恵みがあります。100万本のばらが咲き誇る「ばらのまち」としても知られ、2025年には世界最大のばらの国際会議「世界バラ会議」が開催されます。潮待ちの港として栄え日本遺産に認定された景勝地「鞆の浦」や、JR福山駅の新幹線ホームから見え、2022年に築城400年を迎えた「福山城」、2つの国宝をもつ寺院「明王院」などの名所があります。産業としては、鉄鋼業や繊維産業など多様な製造業が集積し、ものづくりのまちとして発展してきました。特にデニム生地の生産量は福山市が全国の8割超のシェアを占めており、世界のハイブランドにも活用されるなど高い品質が評価されています。福山市ホームページ トップページ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年01月04日江原啓之さんから、大切なメッセージが届きました。「神に愛されるもの」になるためには……。「神に愛される」という言葉だけ聞くと、神という絶対的な存在が助けてくれると感じるかもしれませんが、それは依存です。スピリチュアルな視点で見た神は、“森羅万象”のこと。つまり、あなたも動物も自然もすべてが神。自分と同じようにあらゆる命を大切にできたら、「プライドの失墜」はありません。どうすれば「神に愛されるもの」になれるか、キーワードごとに見ていきましょう。【人間関係】あなたの心の中から、意地悪な心を手放して、愛念を取り戻しましょう。今、人々の心から正常な愛念が失われ、誰もが皆人間不信に陥っているように感じます。リアルな友達だけではなく、SNS上でのコミュニケーションに疲れ、誹謗中傷に苦しんでいる人も本当に多い。悪口を言う人は、憂さ晴らししているだけなのです。幸せな人は、意地悪をしません。あなたの周りで誰かの悪口合戦が始まっても、絶対に相手と同じ土俵に上らないで。「意地悪な人たちとは関わらない」と決めて線を引いていれば、いつも心穏やかでいられます。相手にするから、エスカレートしていくのです。SNS上のことなら、一切目に入れないのが一番。人には「見ない権利」があります。もちろん、あなた自身も周りに悪意を向けないこと。神に愛されるには、意地悪な心を手放しましょう。あなたの中には妬みやそねみはありませんか?自分を見つめ、「今いる場所に“本当の幸せ”はある?」と問うてみて。あなたが幸せを感じていたら、人と比べて落ち込むこともないし、意地悪な心が生まれることもありません。そもそも自分を正しく愛せる幸せな状態でなければ、大切な人を幸せにすることもできません。【食】健康でいるためにも、何を食べ、何を食べないかしっかり吟味して。“食べること”と“食べないこと”を真剣に考えて行う。これが健やかさを保つ秘訣です。「食べるものを選ぶ意識」が重要。添加物をできるだけ減らし、納豆などの発酵食を摂るなど、栄養バランスをよく考えて。「お金も時間もない」と、ついお湯を注ぐだけで食べられる麺類などに走りがち。でも、同じ手間なら、味噌や乾燥ワカメを保温ジャーに入れ持ち運べば、出先でもおいしい味噌汁に。簡単なものからでも自炊して、免疫力を高めましょう。ベランダにミニ菜園を作り、野菜を育てるのも。家計の助けになります。そして、“食べないこと”も、健康維持につながる知恵。動物は体調を崩すと食が進まなくなりますが、絶食状態で内臓を休めるのは理にかなった話。人間も内側から休息をとることが必要なのです。私は専門家の指導のもとで定期的にファスティングしますが、具なし味噌汁や梅干しで水分や塩分を補いつつ、溜まった毒を出しています。そもそも食料自給率が38%の日本はいつ食糧危機を迎えてもおかしくない。食べられるものを自ら確保し、できるだけ安全なものを食べながら、命を守りましょう。【お金】日々のやりくりが苦しくても“時代”を読んで考えれば、工夫できることがあります。神に愛される生き方をするにも、ベースとなるのは毎日の生活。経済が不安定になれば、当然暮らしを直撃するでしょう。でも、仮に収入が減ったとしても、きちんと食べられるよう備えておかないと、健康面に影響が…。ただ、この備えはお金そのものとは限りません。家の中を探せば、何かしら食べられるものがありませんか?備蓄の缶詰などを使って凌ぐ方法もあります。普段から私もローリングストックをしていますが、定期的に備蓄を見直して使いきれば、食べ物を無駄にせず、節約にもなります。住まいについては、以前から「若い人もマンションを買うといい」と伝えていました。単身ではなくなったときは「貸せば収入になる」と話したのを覚えている人もいるのでは。ただ、今は不動産価格が高騰しているので、無理はしなくてOK。“時代”を読んで考えれば、「今は持ち家より賃貸」と切り替えられるはず。郊外のニュータウンなどは、入居者の高齢化で空き室もあり、築年数が古い分「リフォーム可の賃貸物件」も。経済的に苦しくても、発想は柔軟に。工夫すれば、節約しながらも充実させられます。【仕事】個人の能力で勝負するフリーランスの意識を持って働きましょう。日本中が「プライドの失墜」を迎えると、倒産が相次ぐ可能性もある’24年。「会社に属していれば安心」という時代ではありません。これからは、誰もが“フリーランスの意識”を持って働くことが大切に。組織に属していても、一人の力で生きていくだけの覚悟を持つことです。そうすれば、いつ仕事をやめることになっても動じず、次のステップに移れるでしょう。体調を整えるのも、自分という“神”を愛する大事な仕事。オーバーワークをしたり、ストレス発散で暴飲暴食に走ったりするのは、自分自身に対する“意地悪”、自傷行為と自覚して。「若いから平気」と無茶はせず、自分を大切にする働き方を探しましょう。働き方自体、大きく変わりました。コロナ禍を経験したことは悪いことばかりではなく、まさに「国破れて山河あり」。誤解を恐れずに言えば、プラスの発見もあったはず。リモートワークができるようになり、自然豊かな場所でゆったり働き、“本当の幸せ”に気づいた人もいるのでは?どこにいても仕事ができる時代。想像力を持って発想を切り替えれば、幸せな働き方は探せます。えはら・ひろゆきスピリチュアリスト、オペラ歌手。『お祓い箱令和六年 御託宣付き』『御神威カード付き パワースポットの条件』(共にマガジンハウス)が好評発売中。※『anan』2023年1月3日‐10日合併号より。写真・小川朋央取材、文・湯川久未(by anan編集部)
2024年01月03日テレワークステーション 「アクセアカフェ」を併設し多様な働き方をサポート株式会社アクセア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:吉田忠司、以下アクセア)は、アクセア神戸元町店を2023年12月26日(火)にオープンいたします。本店舗は誰でも気軽に利用できるコワーキングスペースとして、テレワークステーションACCEA CAFÉ(アクセアカフェ) を併設して営業いたします。■アクセア神戸元町店 / ACCEA CAFÉ(アクセアカフェ)神戸元町店アクセア神戸元町店は、神戸市営地下鉄海岸線「旧居留地・大丸前駅」3番出口より徒歩2分の好アクセスな立地にございます。プリントサービスだけでなく、テレワークステーション ACCEA CAFÉ(アクセアカフェ)を併設し、地域のみなさまのビジネスを広くサポートいたします。アクセアのプリントサービスも提供しておりますので、急な名刺の印刷や資料などの印刷もご注文可能です。アクセア神戸元町店は、多様な働き方を実践するビジネスパーソンにとって、快適なワークスペースを提供いたします。【アクセアカフェの特徴】・全席電源完備、Wi-Fi完備・飲食物持ち込みOK・フリードリンク・個室ブースあり・WEB会議、会話、電話OKどなたでもスポットでご利用いただけます。利用時間は15分から気軽に利用できるため、スキマ時間で利用したい方にも最適です。時間を気にせず過ごしたいお客様には3時間~1dayパックのご案内もございます。アクセア神戸元町店 基本情報〒650-0021兵庫県神戸市中央区三宮町3-9-20南泰ビルディング1FTEL:078-958-8400平日:9:00~21:00土:10:00~19:00日祝:休みアクセス●神戸市営地下鉄海岸線「旧居留地・大丸前駅」3番出口より徒歩2分●JR、阪神「元町駅」東改札口より徒歩3分 株式会社アクセア会社概要商号 :株式会社アクセア代表取締役社長:吉田忠司本店所在地:東京都千代田区麹町2-4-11 麹町スクエアプラザ2F設立年月日:平成14年11月従業員数 :500名業務内容 :システム、SNSアプリ等の開発、デジタルプリント、コワーキングスペース、フィットネスなどの運営及びシェアリングサービス資本金: 2億4,059万4,200円(資本金:1億2,629万7,100円資本準備金:1億1,429万7,100円)URL: 本件に関するお問い合わせ株式会社アクセア担当:河野TEL03-6261-3603FAX03-6261-3604E-mail marketing@accea.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年12月20日2023年12月14日(木)、奈良県商工会連合会主催の『「NARA」から広げるSDGs Actions プレス発表会』が奈良県コンベンションセンターにおいて行われました。奈良県内の9社が、SDGsを取り入れて開発した商品およびサービスを発表しました。本リリースでは、そのうち主に、2024年問題、水資源問題、衣料の大量廃棄といった社会課題を解決しうる3社をご紹介します。脱落防止ナット、水なし洗車、セミオーダーニットで社会課題を解決◆JIS規格とISO規格のイイトコどり!トラックのタイヤが外れる事故を防ぎ2024年問題も解決するゆるみにくい『脱落防止ナット』販売【スリーウッド タイヤの森】URL: ダブルナット構造でゆるみにくいスリーウッド タイヤの森は、タイヤのプロフェッショナルとして、タイヤと車両に関するお悩みへのソリューションビジネスを展開しています。今までにも空気圧警報器関連で県知事賞を受賞したり、ビジネスコンテストで準優勝をしたりしてきました。この度、トラックのタイヤ脱落事故の防止と2024年問題の解決を目指し、ゆるみにくい『脱落防止ナット』を開発いたしました。2011年には11件だった大型トラックのタイヤが外れる脱落事故は、2022年度には140件となり、年々増加しています。その要因のひとつは、タイヤのボルト・ナット規格がJIS規格からISO規格に変更されたためと言われています。大型トラックでは特に、一定距離を走行するたびにナットを締め直す「増し締め」作業が必須です。しかしドライバーの働き方改革等も相まって、作業を怠ってしまうというヒューマンエラーが起こりがちになっています。そこで同社は、JIS規格の食い込み構造とISO規格の部品点数が少なく作業性が良い点の、良いとこ取りをした、ゆるみにくいナットを開発しました。本品で、増し締め作業を削減できることから、それに付随するヒューマンエラーが削減できます。『脱落防止ナット』は意匠登録をしており、性能面はエビデンスとして、大阪産業技術研究所の軸力テストで600トルクで190、日本品質保証機構のナット強度区分では10.8の評価です。■SDGsポイント:増し締め作業の削減で労働環境を改善大型トラックのタイヤには、60~80個のナットが装着されていますトラックの毎日の運行前点検作業には30分程度が必要です。同社のゆるみにくい『脱落防止ナット』を使用することでメンテナンスは月に1回程度でよくなります。すると月に10時間程度の労働時間削減につながり、ドライバーの就業時間規制が厳しくなる2024年問題の解決にも寄与します。◆奈良県初!あらゆる場所で車をツヤツヤにするカーエステティック!節水はもちろん高タイパも叶える水なし出張洗車で、洗車常識の刷新に挑戦【カーエステティック Fairy(フェアリー)】URL: 水を流さず驚くほどツヤツヤピカピカに本サービスでは、独自で研究開発された技術と工程にのっとり、汚れに吸着して浮かび上がらせる天然成分配合の専用洗剤を使用し、特殊な超極細繊維のマイクロファイバークロスで汚れをやさしく除去します。キズをつけず、車はエステを受けたように艶々ピカピカに。水を流しませんので、ご自宅はもちろん排水の出せないマンションや会社、ゴルフ場やジムの駐車場などでも洗車可能です。洗車時間は30~60分程度。何かの用事をしている間に車がピカピカになっており、大切な時間を有効活用したい方にも喜んでいただけるサービスです。■SDGsポイント:汚水の大幅削減に貢献通常、洗車では、手洗い洗車で80L~100L、洗車機では約200Lの水を使用するといわれています。本サービスで使用するのは1L程度。大幅に節水できると同時に、洗剤や研磨材の入った汚水も排出しません。私たちの生活は水資源に依存しています。水資源を守ることは、子どもの明るい笑顔と命、そして未来を守ることにつながります。■カーエステティシャンの仕事で、女性が自分らしく輝き、成長できる環境づくりスキマ時間を活用して働ける仕事をつくります同社代表の加瀬部氏は美容業界に20年携わり、エステティックサロンを16年経営する現役エステティシャンです。女性の美容と健康の悩みに寄り添いサポートする中で、女性には、ライフステージ上での制約があり、自由に働けない現状を目の当たりにしてきました。カーエステティックサービスは、スキマ時間を縫って働きたい方にピッタリの仕事です。同社では本職に「カーエステティシャン」という名称をつけ、誇りを持って取り組んでいただけるひとつの職業としました。自分らしく輝いて充実した毎日が送れるように一人ひとりに応じた働き方をクリエイトしていくことが同社の目標です。◆セミオーダーでぴったり似合ってやさしく包み込む一生もののオリジナルニット『LOOP』シリーズ 本格販売開始!【松井ニット株式会社】URL: コンセプトは“ニットで日常を快適に、心も豊かに。”松井ニット株式会社(奈良県磯城郡田原本町、代表:松井 幸嗣)は一生もののカシミアニット、LOOPシリーズの本格販売を開始しました。価格は49,500円(税込)。LOOPのニットは、流通量の5%しか占めない最高等級のカシミア原毛(内モンゴル産)を原料とし、長年培ったニット加工技術、小ロット対応のオンデマンド生産体制で生産されています。撚糸、織り、縫製、洗いまで、すべて国内生産の希少な製品です。色は10色から、衿の形はU字、V字、タートルネックから、袖口のデザインは、細リブ、太リブ、袋編みから選べます。追加オーダーで、袖丈と着丈も変更可能です。セミオーダーで自分にピッタリと合う、あなただけのニットに仕上がります。ニット製品は構造が非常に複雑で、イメージ通りの形を生み出すには、多くの知識と経験が必要になります。松井ニット株式会社は1965年の創業から半世紀以上にわたってニットを専門とし続け、職人が知識と経験をもとに最先端技術を駆使して、世界で愛される高品質な超一流デザイナーブランドの商品を生み出してきました。LOOPには、そのすべてが惜しみなく注がれています。■SDGsポイント:セミオーダーでアパレル業界の在庫問題に挑む残糸を使ったリペアサービスをしています小島ファッションマーケティングの調査によると、国内で供給される約29億点ものアパレル製品のうち、消費されている数は約14億点に過ぎないことがわかっています。半数程度は過剰在庫として処分を余儀なくされているのです。同社は本在庫問題に一石を投じるべく、セミオーダースタイルを導入しました。作り置きをしませんので在庫として処分するものもありません。また、少しでも長くご愛用いただけるよう、残糸を使ったリペアサービスをしています。【本発表資料のお問合わせ先】奈良県商工会連合会〒630-8213 奈良県奈良市登大路町38-1担当者: 大垣 侑也(オオガキ ユウヤ)TEL : 0742-22-4411(ダイヤルイン)FAX : 0742-26-2698E-mail: y-oogaki@shokoren-nara.or.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月19日リニューアルしテレワークステーション 「アクセアカフェ」を併設株式会社アクセア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:吉田忠司、以下アクセア)は、「アクセアカフェ麹町店」を2023年12月22日(金)に新たにオープンいたします。本店舗は現アクセア麹町店をリニューアルし、プリントサービスだけでなく、ワークスペースもご提供できる店舗へと生まれ変わります。※現「アクセアカフェ麹町店」は「アクセアカフェ麹町セントラルビル店」に名称が変更になります。※アクセア麹町店は既に12/8(金)に先行してオープンしております。アクセア麹町店 / ACCEA CAFÉ(アクセアカフェ)麹町店アクセアカフェ麹町店は有楽町線「麹町駅」、半蔵門線「半蔵門駅」から徒歩3分のアクセスが良い好立地に御座います。同ビルの2階では従来のアクセアのプリントサービスも提供しておりますので、急な名刺、資料、販促物などの印刷も対応可能です。多様な働き方を実践するビジネスパーソンにとって、快適なワークスペースを提供いたします。■麹町駅周辺の2つのアクセアカフェ今回の「アクセアカフェ麹町店」オープンに伴い、現「アクセアカフェ麹町店」は「アクセアカフェ麹町セントラルビル店」に名称が変更になります。その為麹町駅周辺には2つのアクセアカフェができ、より多くのお客様のリモートワーク、コワーキングスペースの需要に答えることが可能となりました。アクセアカフェの特徴アクセアカフェは空いた時間でどなたでも気軽に立ち寄れる、カフェのようなコワーキングスペースです。柔軟な働き方が求められる今、アクセアカフェはオフィス以外でも快適に働けるワークスぺースとして、幅広いビジネスパーソンにご利用いただいております。アクセアカフェは全席電源完備、フリーWi-Fi、フリードリンクで15分からどなたでもご利用可能です。リモートワークにより必要なシーンが増えたWEBでのお打ち合わせにも、個室ブースで周りを気にせずに行えます。・全席電源完備、Wi-Fi完備・飲食物持ち込みOK・フリードリンク・個室ブースあり・WEB会議、会話、電話OKどなたでもスポットでご利用いただけます。※下記画像はイメージです。アクセアカフェ麹町店 基本情報〒102-0083東京都千代田区麹町2-4-11麹町スクエアプラザ1F ※2Fはアクセア麹町店TEL:03-5990-9427アクセス:●東京メトロ有楽町線「麹町駅」1番・3番出口より徒歩3分●東京メトロ半蔵門線「半蔵門駅」3a番出口より徒歩3分営業時間:24時間営業 株式会社アクセア会社概要商号 :株式会社アクセア代表取締役社長:吉田忠司本店所在地:東京都千代田区麹町2-4-11 麹町スクエアプラザ2F設立年月日:平成14年11月従業員数 :500名業務内容 :システム、SNSアプリ等の開発、デジタルプリント、コワーキングスペース、フィットネスなどの運営及びシェアリングサービス資本金: 2億4,059万4,200円(資本金:1億2,629万7,100円資本準備金:1億1,429万7,100円)URL: 【本件に関するお問い合わせ】株式会社アクセア担当:河野TEL03-6261-3603FAX03-6261-3604E-mail marketing@accea.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年12月18日近ごろ、副業解禁を宣言する企業が増えてきたように思います。また、専業と副業の区別をつけずに2種類以上の仕事を並行してこなす「パラレルワーク」に携わる人もいます。私自身も29歳のときにデザイン業で起業してから、他の業種や業務にも同時進行で携わってきました。約11年間パラレルワークを続けてきて本当によかったと思うことが多々ありました。今回はそのことについてご紹介します。パラレルワークを始めたきっかけ私がパラレルワークを知ったのは、デザイン業で起業した翌年、初めて確定申告をおこなったときでした。確定申告の用紙を見たのもそのときが初めて。ふと「事業収入」と「給与収入」の両方の記入欄があることに気付きました。「あれ? 起業したらその事業だけに専念しなくてはならないのかと思っていたけどそうじゃないの? 事業収入も給与収入も得るってアリなんだ!」。そのときは漠然とそう思いました。それから1年間はデザイン業にいそしむ日々。ただ、広告デザインという仕事は春と秋は繁忙期だけれど、夏と冬は仕事が少ない。そうなると必然的に収入にも波が出てしまいました。なんとか収入を一定にする方法はないものかと考えていたとき、事業収入と給与収入の両方を得てもよいことを思い出したのです。そこでデザイン業が繁忙期ではない期間に別の仕事もしてみることにしました。パラレルワークによって自分を磨く日々せっかくだからこれまで自分が関わったことのない業界や業種を試してみたいと、30歳を過ぎてからコールセンター、販売、事務の仕事を次々と経験。その結果、私はお金や数字を扱う仕事は苦手だけれど、体を動かしたり自分のペースで取り組めたりする仕事なら成果を出せることがわかりました。また、コールセンターでの仕事を通してそれまで苦手意識のあった電話を克服し、自信を持つことができました。この経験はのちに本業で営業をおこなう際にも生かされており、人生に無駄なことはないんだと感じました。33歳になると子どもの保育園生活も落ち着いてきたので、未経験だったバナーデザインのパートを始めました。するとその翌月、高校の講師やクラフト講座の仕事も舞い込んで来たのです。複数の仕事をかけ持ちすることで、収入は一気に増加。パラレルワークで収入の波を解消するという当初の目的はほぼ達成されました。40歳になる現在は、本業のほうでこれまで最も苦手で敬遠してきた営業にチャレンジ。副業と同時進行で本業のほうにも力を入れていく予定です。経験してわかったパラレルワークの良さそもそも私は就職氷河期世代。うまく社会人にはなれましたが結婚を機に退職しましたし、それ以前にリーマンショック、各地で起こる自然災害、極め付きのコロナ禍……と、次々と襲い来る驚異に働き続けるのも貯蓄するのも大変な状況でした。そんな中で、心の余裕をくれたのがパラレルワーク。まず、自分はいろいろなことができるという自信と、収入源が1つではないという安心感。現代のような不安定な世の中では、パラレルワークが精神安定剤となってくれました。また、パラレルワークには、年齢や環境などに縛られない柔軟な働き方ができるというメリットもあります。私は今40歳ですが、親の介護や体の不調などこれからいろいろな変化が起こると思います。そうしたときに1つの仕事や場所に縛られないパラレルワークという働き方は、自分の置かれた立場に合わせた柔軟な対応を許容してくれると思うのです。もちろん、パラレルワークをする中で気を付けていることもあります。自分でスケジュールを管理して、それぞれの仕事の納期や品質を守るということです。パラレルワークを続けていくために、そういうマナーは大切にしたいと思っています。まとめ現在はだいたい日中に給与収入の仕事、午後から夕方にかけては事業収入の仕事をしています。コロナ禍で都内の仕事が減ったため、働く場所を分散しようと地元や近郊での仕事を始めました。事業収入と給与収入の2本柱、デザイン制作の仕事と別業種の仕事のパラレルで、1カ所だけに雇われる不安、1つの事業だけを続ける不安から解放されています。これからもパラレルワークによって収入や雇用の不安を抱くことなく、「人生100年時代」を乗り越えていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/Spinof Design(40歳)グラフィックデザインを中心に、講師やライター業などをサービスの柱としている。美術大学を卒業後、デザイン制作会社や広告代理店、印刷所の勤務を経てフリーランスに。仕事と育児のほどほどの両立を心がけている。
2023年12月17日皆さんは、職場での悩みはありますか?今回は定時退社がしづらい職場のエピソードを紹介します。イラスト:文月チコ産休から復帰主人公が産休から復帰したときのことです。職場の上司が、ベンチャー企業から転職してきた人に変わっていました。主人公の職場はフレックスタイム制を導入しているので、出社時間は人それぞれです。8時半出社を選択した主人公は、周りより早い17時半の定時で退社していました。ある日の打ち合わせで…出典:CoordiSnap「この雰囲気の中帰りますとは言えない…」と戸惑う主人公。するとそこに上司がやってきて「君、退社時間だよ!」と言ってくれました。さらに、上司は働き方改革を促すような宣言で職場の空気を一変させるのでした。上司の宣言で働き方改革早退しているわけではないのに、周りより早く退社することを気にしていた主人公。上司の一言のおかげで職場の雰囲気が一変したエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(CoordiSnap編集部)
2023年12月16日占い師・サツキメイさんによるタロット占い。2024年前半について12星座別にアドバイスしてくれました。ここでは、天秤座・蠍座・射手座をご紹介します。天秤座(9/24~10/23)起こりそうなこと【吊られた男】不調やスランプを感じても、ついそれを隠しがちに。一見順調でも、密かに行き詰まりやスランプを感じやすい時期。本当はゆっくり休養を取ったり、落ち着いて今の状況を整理したくても、やることが山積みだったり、人手が足りないなどの事情で、なかなか時間が取れない可能性が。また、前より疲れやすくなったなど、様々な体からのサインがあっても、つい隠したり無理をしてしまいがちに。あなたの心の中【法王】こうでなければと自分に課しすぎているのかも。外に対して大丈夫なふりをしてしまうのは、あなたのプライドなのかも。そのせいで実は不調でも、つい何でもないように振る舞ってしまっている様子。けれど今は、心身のケアも含め、働き方や日々の習慣を、今の自分に合わせて、改善していくことが先。だから予定を詰め込む前に、一度立ち止まって、「自分の心と体の声」に耳を傾けてみて。アドバイス【恋人】まずはメンテナンスが必要。自分の心と体の声を聞いて。健康管理も含めて、しっかりと自分をいたわる習慣を作ることが今期のテーマ。元々頑張り屋なあなただからこそ、意識して心身を休ませる時間や、体調と相談する時間をマメに確保するようにして。また不調や疲れを感じたら、その都度ケアしてあげよう。心身を整え直せば、今必要なものや、これから進むべき道が、きっと見えてくるから。【お告げ】不調は人一倍頑張った証拠。そんな自分をねぎらってあげて。蠍座(10/24~11/22)起こりそうなこと【節制】割り切れるようになる分、変化に対する戸惑いも。いつになく自分のことに集中できる時期。これまで頑張った分の手応えも感じられるようになり、自然と人に期待やエネルギーをかけすぎることも減っていきそう。また少しずつ、自分と人を切り離して考えられるようになる傾向も。ただそうした変化が、仕方ない、必要なこととわかっていても、何だか切ない気持ちになってしまいそう。あなたの心の中【世界】思い入れがあるからこそ変わることへの切なさが。なんだか戸惑いを感じるのは、今の自分と状況にまだ慣れていないのが大きいみたい。時代が変わったからとか、大人になったからだとわかっていても、情が深いあなただからこそ、割り切れない想いがあるのかも。けれど今は、まず自分らしさを確立することが大切。自分の日常や人生をこれからどうしていきたいのか、色々とイメージしてみて。アドバイス【星】まずすべきは個性の確立。自分らしい生き方を探して。自分の個性を磨くことが、今期の重要なテーマ。あなたが自分のスタイルを確立すれば、人間関係もパートナーシップも、今までとは違ったいい形を築けるようになるはず。だからまずは自分らしいと思える生き方を見つけて大事にしていこう。自分の望みや個性を再確認することで、あなたらしさが輝き、様々なことが順調に回り出すはずだから。【お告げ】力をつけよう。愛する人、大事な人を、支えられるように。射手座(11/23~12/21)起こりそうなこと【塔】やらなくてはいけないことにスポットが当たる時。やりたいことよりも、やらなくてはいけないことに追われそうな時期。特に家族や暮らしに関することや、働き方、また自分の健康のために、様々なことを変えていく必要が出てきそう。ただ大人になる時が来たとか、誰もが通ることだからと頭では理解ができていても、ブレーキや制限をかけられているようで、少し落ち込んでしまうかも。あなたの心の中【正義】頑張りすぎてバランスを崩しているのが、その原因。色々とスムーズにいかなくなったのは、あなたも含め、みんなが忙しくて、余裕が持てないというのが原因みたい。特にあなたの場合は、今まで人の何倍も、頑張りすぎたというのもあるのかも。そして今は、自分の基盤を整え直すべき時。これからどうしていきたいのか、どうすることが一番ベターか、落ち着いてじっくり向き合う時間を持って。アドバイス【魔術師】新しい日常を手に入れて、前向きにリスタートを。現状を受け入れた上で、この先を考えていくことが今期のテーマ。確かに、様々な変化を認めるのは少し辛いかもしれないけど、これからを充実したより良いものにしていける力があなたにはあるはず。だから役立つ知識を取り入れ、日常を今の自分に合う形に変えていこう。いい状態を取り戻せば、前向きな気持ちもきっと戻ってくるから。【お告げ】仕切り直しのタイミング。負担を手放し身軽になろう。監修・文サツキメイさんウェブメディアやX(旧Twitter)で高い人気を誇るカウンターカルチャー世代の占い師。心理面にフォーカスした占いが注目を集めている。※『anan』2023年12月20日号より。タロット画像・『青い鳥のタロット』©HESOMOGE Artworks(by anan編集部)
2023年12月15日「来年4月から施行される“医師の働き方改革”によって、外来で診る患者の人数を減らしたり、救急患者の受け入れを制限せざるをえなくなる可能性が出ています」そう明かすのは、京都市の中心部にある「京都からすま病院」(病床数99床)事務長の平田研一さん。この結果、これまで同院のような中小規模病院で受けていた軽症の救急患者が地域の大型病院に集中、医療ひっ迫を招いて、救急車を呼んでも搬送先が決まらない“救急搬送困難事案”が増える可能性もある。現在、こうした状況が全国で起きており、脳卒中や心筋梗塞など、一刻を争う患者の命が脅かされる事態となっている。“医師の働き方改革”とは、これまで青天井だった医師の長時間労働を年間「原則960時間まで」と上限規制することで、医師の健康を確保し、安心・安全な医療を提供するための制度(ただし、地域医療に従事する医師や研修医は上限が1千860時間まで)。21年に法案が成立、来年4月から施行される。労働時間をオーバーすれば、6カ月以下の懲役、または30万円以下の罰金が病院に科せられる恐れもあるという。全国の病院に調査を実施した全国保険医団体連合会、事務局主査の岩下洋さんは、こう指摘する。「医師の長時間労働は医療事故の原因にもなるので“働き方改革”は必要です。ただ、医師の養成を増やしたり、処遇改善のための十分な対策がなければ、医師が足りなくなり、救急を閉鎖・縮小する病院が増えて患者の命が損なわれる恐れも出てきます」このような事態になっている背景には、次のような事情がある。「日本は以前から慢性的な医師不足で、中小規模の病院は、近隣の大学病院等から派遣される“バイト医師”に頼ってきました。ところが、バイトをすると上限時間を超えてしまうので、すでに医師の派遣を見合わせる大学病院が出てきたのです」(岩下さん)特に、地方は医療崩壊の危機に陥っている。北海道の北部に位置する士別市立病院(病床数129床)の院長、長島仁さんも、こう苦悩を明かす。「士別市は、東京23区の2倍弱の面積がありますが、病院は当院だけ。夜勤ができる常勤医も4人しかいないので、休日や夜間救急は、その多くにバイト医師を派遣してもらっていますが、働き方改革により医師が派遣されなくなる恐れがありました」そうなると、士別市民は20k離れた隣町の病院に行くしかない。「人口が少ない士別市の場合、夜間救急を利用する患者は、一晩で数人。そこで、仮眠がとれる“宿日直”として労働時間から除外してもらう許可を得ることで、ようやく医師派遣の継続が可能になりました」(長島さん)ただ、労働基準監督署の許可が下りるまで相当時間がかかった。「一時は、地域医療を守れなくなる、と気をもみました」(長島さん)■医師不足の背景には厚労省の“医療費抑制”の狙いが同様の医療機関は少なくない。報道によると、岩手県立久慈病院は、すでに脳卒中に対応する救急を廃止に。新潟労災病院は、25年度中に廃院になるという。日本医師会の調査でも、回答を得られた全国4千350の医療機関のうち、約3割が「救急医療体制の縮小・撤退の懸念がある」と回答しているのだ。さらに厚生労働省が実施した調査では、時間外労働の上限規制を超える医師が多い科として、脳神経外科、外科、産婦人科などが挙がっている。これらの科では、医師が長時間労働をしていたからこそ診療が成り立っていたのだが、医師を増やさないかぎり、来年4月以降は、診療できる患者が減ることになる。「すでに地域の病院が周産期部門を閉じたため、交通費と宿泊費を支給して遠くの病院で妊婦健診を受けてもらっている自治体もあります。今後は、一刻を争う脳卒中の患者でも、脳外科医がいないために受入れ先が見つからなくなる、という可能性も否定できません」(岩下さん)こうした状況にもかかわらず、なぜ政府は医師を増やさないのか。医療制度研究会・理事長で外科医の本田宏さんは、こう指摘する。「厚労省は、医師不足を認めておらず、あくまで“偏在”(地域や診療科による偏り)が問題だと考えているからです。しかし、医師の絶対数が足りないからこそ、少しでも負担が少ない科に若手医師が集まる結果になっているのです」厚労省が医師不足を認めない背景には、「“医療費抑制”のねらいがある」と本田さんは続ける。「政府は’80年代から、日本は将来、高齢化によって医療費が増大するとして、医療費削減を進めてきました。やがて人口減少で医師があまる、などといって高齢化に見合うだけの医師を増やさないのも医療費削減のためでしょう。日本は、世界一の高齢国家なのにもかかわらず、世界の平均(OECD加盟国比較)より約13万人も医師が不足しています」とはいえ、医療費増大が国家財政を圧迫しているのも否めないのではないか……。「それは大きな間違いです。日本の医療費はG7諸国で、下から2番目に少なく、アメリカやドイツのほうがGDPに占める医療費は多い。それでもドイツは、今年日本のGDPを抜いて経済成長を果たしていますし、総所得も上がっています」(本田さん)次のパンデミックには、さらに多くの人命が失われる、と本田さん。医師を増やすことは急務だが、個人で命を守る方法はないのか。「重症化予防をすることが重要です。少しでも異変を感じたら、最寄りのクリニックで検査や治療を受けておくこと。日常的に関係性を持っておくことで、その連携により運ばれた病院でスムーズに治療が受けられます」(前出の岩下さん)当面は、自衛しかなさそうだ。
2023年12月14日在宅ワークをはじめ、自分らしい働き方を希望する女性向けのコミュニティサイトを運営している株式会社キャリア・マム(本社:東京都多摩市、代表取締役:堤 香苗)は、全国の食品スーパーチェーン、大手総合スーパー(GMS)、飲食メーカー様へのコンサルティング業務等を行う株式会社アットテーブル(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:上田 健司)と協業で、日本の全女性人口の半分以上を占める50代前後の女性を対象調査した「2023年下半期50代前後の女性が選ぶトレンドランキング」の結果を発表します。「2023年下半期50代前後の女性が選ぶトレンドランキング」とは、*2 日本女性の人口のおよそ50%を占める、50代前後の女性たちが流行していると感じる「スイーツ」、「グルメ」、「好きなアニメ・漫画」、「推し活」などの興味関心ごとをトレンドランキング形式で調査、発表いたしました。ランキング・50代前後の女性が選ぶ流行スイーツ1位お芋スイーツ、2位生カヌレ(カヌレ)、3位フルーツサンドに続き、台湾カステラ、プリン(レトロプリン)などが人気を集めた。1位のお芋スイーツのように、50代前後の女性の特徴としてテレビの情報番組、Google、Yahoo!などのポータルサイト、SNSで流れてくる情報に影響されている傾向がみられる。また、10円パンなどもランクインしている事から前回同様子供からの情報による影響も引き続き大きいと思われる。スイーツ・50代前後の女性が選ぶ流行グルメ1位のおにぎり専門店のおにぎり、3位のクラフトビール、6位のノンアルドリンクなど、ニュースなどのマスメディアで取り上げられる機会が多い話題のアイテムやスーパーなど小売の店頭で目にする機会が多いアイテムが選ばれる傾向が今回顕著に現れた。料理・50代前後の女性が好きなアニメ・漫画前回1位だった鬼滅の刃だが6月に今期の放映が終了した事もあり3位に。1位のSPY×FAMILY、2位の呪術廻戦ともに下半期より新シーズンが始まっている事から、リアルタイムで放映されているアニメを自身で視聴している模様。また緑黄色社会、YOASOBIといった人気アーティストが主題歌を担当して話題になっている「葬送のフリーレン」、「薬屋のひとりごと」などのアニメも漏らさず視聴しており、若年層とアニメ、テレビ番組ではほぼ時差がない傾向に。アニメや漫画・50代前後の女性の推し「アイドル」「俳優」50代前後の女性で「推し」がいると答えた人の数は前回とほぼ同様。今回、「推し」・お気に入りアイドルでは、アイドルタレント事務所問題の放映がかなりあったが、「推し」に対する気持ちは変わらず、逆に、「推し」を応援する気持ちがより増している。トップのBTSは直近でメンバー全員が兵役に就くというニュースが入ったばかり。元King & Prince(キング アンド プリンス)のメンバーの新グループ「Number_i」も地上波の露出はほとんどないが、ランキングに入ってきている。このような流れから、「推し」を応援したい、元気づけたいという気持ちが高くなっている模様。推しアイドル「推し」・お気に入り俳優では「イケオジ」と言われる津田健次郎、大泉洋、コン・ユなどの話題の40-50代の男優がランクイン。また中国ドラマの人気俳優 肖戦(シャオ・ジャン)もランクインしており、中国ドラマ人気が急上昇している傾向が見て取れる。俳優・50代前後の女性の情報収集ツール50代前後の女性たちの普段の情報収集ツールはYouTubeが63.7%、次いでGoogle、Yahoo!などのポータルサイトが62%となった。上半期の調査ではテレビが1位であったが、今回は3位58%という結果に。この世代に日々YouTube利用が高まっている模様。情報収集媒体・50代前後の女性がYouTubeで普段視聴しているジャンルは音楽、料理、暮らし方50代前後の女性が日々YouTubeで視聴しているジャンルは音楽(MV、JPOP、KPOP、洋楽、クラッシック、JAZZ 等)が1位。次いで料理、レシピ、芸能人チャンネル、暮らし方(断捨離、片づけ、デコレーション、DIY、園芸等)、学習(語学、楽器等の習い事、ITスキル、資産運用等)、フィットネス(体操、エクササイズ)、ペット(犬、猫、その他動物等動画)などの動画となっている。視聴ジャンルを見る限り、YouTubeを見る時はひとりのタイミングが多いと予想される。忙しい日常の中でリラックス、一息つく、自分だけの時間を作るためのツールとしてYouTubeを利用しているようだ。YouTubeジャンル*1 Me Timeとは、海外では、純粋に自分ひとりのための時間を強調して表す口語として使われており、#metimeと言うハッシュタグをつけたSNSも広がっています。単なる自分の時間を表す「My Time」とは区別して使われはじめています。日本でもメディアなどでMe Timeが取り上げられる機会が増えてきています。*2 日本女性の世代別人口比率女性世代別人口比率・50代前後の女性 属性特徴50代前後の女性の7割近くが就労者で、50%前後が小学校高学年~社会人までのトレンドに敏感な世代の子供を持つ世代が多い。就業状況子の年齢【まとめ】・50代前後の女性のトレンド“流行り”の感覚に関しては、スイーツや料理については市場の流行の感覚と大きな差がないが、お芋スイーツやおにぎり専門店のおにぎりなど、直近でマスメディアやSNSで話題になっているものに敏感に反応している。・「推し」に関しては、今回「推し」がいると答えた人は59%と前回よりも微増した。「推し」に対する気持ちに関しては、「推し」を応援する気持ちがより増しており、「推し」の様々な状況を見て今まで以上に「推し」を応援したい、元気づけたいという気持ちが高くなっている。・「推し」の俳優部門では直近で話題となっている「イケオジ」と言われる俳優がランクインしており、テレビ番組などを細かくチェックしている模様。・趣味や余暇の時間ではYouTubeの存在が50代前後の女性たちの間で非常に大きくなっていると感じる。YouTubeは単なる情報収集のツールだけではなく、Me Time(ミ―タイム)と言われる自分だけの時間、自分のためだけに使う時間を有意義にしてくれるアイテムの一つとして彼女たちにとっても重要なアイテムとなっているようだ。【株式会社キャリア・マム】在宅ワークや起業など自分らしい働き方を希望する女性向けのコミュニティサイトを運営( )。会員数は現在11万人。育児や介護といったライフステージの変化に関わらず、キャリアを継続できるよう時間や場所に柔軟な働き方を推進しています。大量のタスク業務(入力やコール等)の代行を行うBPO事業や、ライティングやデザインといったクリエイティブ業務などで、女性たちの活躍する機会を創出。現在では自治体や官公庁より在宅ワーク就業支援や教育訓練に関する事業や創業支援事業などを受託運営し、多くの女性たちの再就業を支援しています。また普段、買い物に行ったり家計の管理をする場面も多い主婦たちのリアルな声を集めた、アンケート結果も公開中( )【株式会社アットテーブル】株式会社アットテーブル ロゴ画像株式会社アットテーブルは食のトレンドや市場、生活者の行動・意識調査、食卓データなど、 独自の「食マーケティング」を基盤に、スーパーマーケット様や食品メーカー様の課題 解決のサポートをしております。その中で小売業様、食品メーカー様の商品開発、プロモーション等の方向性を導くため、全国の主婦5,000人の生活実態やマインドを毎月調査。主婦の“今”や“リアル”を調査分析しております。この度、人口統計で50才以上の女性の人口が全女性人口の半数以上になった事を受け、今後の市場をリーディングするであろう新しい購買層として50代前後の女性に注目。50代前後の女性の流行に関する意識調査を行いました。URL: 【オトナ女子研究所(通称オバ研)】株式会社アットテーブルは50±世代の女性たちのネットワーク、オトナ女子研究所をサポートしています。オトナ女子研究所では、50±世代のオトナ女子の日々の出来事や悩み事、興味関心がある事などを、Facebookグループ、音声メディア、YouTubeなど色んなメディアで配信しております。▼音声メディア:オバ研Podcasts(ポッドキャスト) Spotify(スポティファイ) stand.fm(スタンドエフエム) YouTube 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月13日合格率全国ナンバーワンを誇る消防士のオンライン予備校「FFS消防士ゼミナール」を経営する株式会社セレクトエージェント(代表取締役:平本 一星)は、深刻化する教員の働き方を改善するため、今よりもっと自由に働ける公務員を実現するコミュニティ「公務員大学」を2023年10月にリリースしました。ロゴ【精神疾患による教員の退職が過去最多に】2022年1月時点で2,558人の教員不足が文部科学省の発表で明らかになりました。「プログラミング」や「金融教育」といった科目数自体が増加しているなど教職員の負担が日を追うごとに大きくなっています。中学校教員の1ヵ月の残業時間は45時間以上が77.1%、過労死ラインとされる80時間以上が36.6%にもなり、深夜残業、終業後の自宅での仕事、土日の仕事が常体化しています。2021年度の公立学校教員の自己都合退職者数は14,235人で過去最多でした。追い打ちをかけるように、教員を志望する人の数は年々減少しています。また、多くのメディアやニュースで教育の質が低下していることも大きな懸念点として問題視されています。【教員同士のつながりで問題を解決するキーポイントに】全国の教員がつながり、学び、助け合うオンラインコミュニティ「公務員大学」がリリースされました。普段、他校の教員同士での交流がほぼない現状であるため、「教員のつながり」に特化した交流する場を提供します。これにより、教育資料や授業の成功事例を共有することができたり、単純作業の効率化のノウハウを学び合うことができます。また、部活動の練習試合のマッチングなど一人で抱え込む仕事を削減することができます。また、公務員大学側からも民間企業の業務効率化ノウハウ、AIなどの最先端技術を講義形式で指導するなど、全く新しい角度から業務時間短縮を図ります。公務員大学はDiscordというチャットアプリを使い、チャンネルごとに目的が区分けされたトークルームでやりとりが行われます。講義や各種サービスの案内もDiscord内で通知されます。また、定期的にオフラインの交流会を企画することもあれば、Zoomなどのツールを使ってオンラインの会も開催予定です。さらに、公務員大学の中でも小さなコミュニティを作ることができ、地域ごと、部活動ごとなど、より境遇が近い人同士でもつながることができる環境を整備しています。入会金や月額料金はなく、完全無料で参加することができます。【教員にも働き方改革を】代表取締役を務める平本 一星は、自身が公務員として働いた経験から様々な問題を感じていました。中でも最も深刻だったのが教員でした。実際に教員として働く方からは「他の学校でやっている仕事の進め方やノウハウを知れる場所がない。」「テストやプリントなど教材を一から作る必要があり、教材作りだけで月120時間かかる。」「土日も常に仕事をしている。」「自治体ごとにITリテラシーに格差がある」など多くの悩みが挙がってきました。全国規模で横のつながりを作ることができれば、効率的に業務を進める方法が広まり、働き方改革にいい影響を与えられると考え公務員大学を考案しました。今後は教員以外の全ての公務員330万人に対してもつながれる環境を整備し、全国の公務員がより働きやすい環境を作り、質の高い国・市町村・行政サービスの提供を目指します。さらに、飲食店やホテル・サウナなどの一般企業と提携し、公務員大学メンバーが特別料金で利用できる体制も整えました。現在、この取り組みに賛同してくださったレジャー施設や高級旅館、飲食店、ワイン農家などと契約を結び、メンバーは特別価格で利用できます。今後はさらに提携企業を増やし、福利厚生としての機能も充実させていくなど、生活に役立てるつながりを生み・より活き活きと働ける環境づくりを進めていきます。代表取締役より「これまで公務員として働き、今は予備校の代表として合格者を全国に毎年数百人と送り出す中で、公務員全体が学び・つながるコミュニティが必要だと感じ、公務員大学を立ち上げました。日本にはまだ公務員向けプラットフォームがないということもあり、この取り組みが今後、少しでもいい社会の実現へとつながるよう全力で取り組んでいきます。」公務員大学HP 《公務員大学 概要》入学金・月額:完全無料形式 :オンラインコミュニティ(オフライン交流あり)内容 :メンバー間および運営講師との情報交換・交流、仕事効率化の講義、福利厚生など 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月06日●受け継がれる“言葉で面白がってもらう”精神毎年恒例の「『現代用語の基礎知識』選 ユーキャン新語・流行語大賞」が、今年で40回目の節目を迎えた。近年、様々な切り口で“◯◯流行語大賞”が乱立するようになったが、11月のノミネート30語発表から多くのメディアに取り上げられて注目を集め、芸人界では「トップテンに選ばれると消える」というジンクスまで生まれるほど、大きな影響力を持ち続けている。昭和、平成、令和と時代とともに歩んできた「新語・流行語大賞」で選出された言葉から、社会の変化はどのように見えるのか。そして、コロナ禍を経た今年のノミネート語の傾向とは。12月1日に年間大賞とトップテンが発表されるのを前に、選考委員の『現代用語の基礎知識』大塚陽子編集長に話を聞いた――。○■第1回表彰式の取材メディアはごくわずか1年に使用された用語や時事の言葉を収録する『現代用語の基礎知識』は1948年に発刊。以来、誌面上で「新語・流行語」を紹介してきたが、80年代に入ってそれを顕彰するというアイデアが持ち上がり、84年に「日本新語・流行語大賞」という名称でスタートした。第1回から表彰式を開催したが、取材に来たメディアはごくわずか。受賞した登壇者も雑誌記者や大学教授、企業のトップといったお硬い面々だったが、第3回には「新人類」で清原和博・工藤公康・渡辺久信(当時・西武ライオンズ選手)、「プッツン」で片岡鶴太郎、「やるしかない」で土井たか子氏、「バクハツだ!/なんだかわからない」で岡本太郎氏と、著名人が多数駆けつけ、マスコミにも報じられるようになった。回を重ねて認知されるとともに注目度が増し、今や年末の風物詩に。大塚氏は「最初は海の物とも山の物とも分からないものだったのが、気にしてくださる方が増えてきて、40回も続けてこられたのは、皆さんが興味を持ってくださっているからだと思います」と感謝する。『現代用語の基礎知識』と競合するものとして、80年代に『イミダス』(集英社)、『知恵蔵』(朝日新聞社)が相次いで誕生したが、インターネットの台頭を受け、いずれも2006年に紙媒体が休刊。『現代用語の基礎知識』も2020年版で大幅にスリム化されてリニューアルしたが、現在も刊行を続けることができるのは、「新語・流行語大賞」の存在も大きいようだ。○■ジャンルのバランスを考慮して選定選考に当たって脈々と受け継がれているのは、“言葉で面白がってもらう”こと。「言葉の賞ではあるのだけれど、その発生源と界隈(かいわい)に受賞していただくことで、面白がっていただけると思うんです」と狙いを説明する。前述の「新人類」を流行させたのが『朝日ジャーナル』編集長(当時)の筑紫哲也氏でも、呼称される側だった3選手が受賞したり、「忖度」(2017年)では「忖度まんじゅう」を生み出した企業の代表が受賞したりするなど、対象者の人選にも遊び心が反映されている。選考方法は、『現代用語の基礎知識』に掲載した言葉からピックアップした100語程度に、選考委員が事前に点数をつけて選考会で討議。単純に点数の高い言葉がノミネート30語、トップ10に入るわけではなく、総合的なジャンルのバランスや各委員の意見などを加味し、数時間にわたる議論を経て決めていく。コロナ禍に入った2020年は、コロナ関連が得点で上位を占めたが、「鬼滅の刃」「愛の不時着/第4次韓流ブーム」「フワちゃん」などもノミネートに入った。●“◯◯流行語大賞”乱立に元祖の見解は…40年という年月で、リビングにある1台のテレビを家族みんなで見るという時代から変わり、スマートフォンやタブレットの普及によって“大衆”が捉えにくくなったと言われる。それに伴い、「流行語というものが生まれにくくなっているというのは、確かにあると感じています」という。それと同時に近年感じる傾向は、流行語のサイクルの速さ。背景として、「SNSが生まれて一部のコミュニティで流行る言葉が増えてきて、その中で新しいものが繰り返し生まれるのだけれど、そこから外に広まっていない可能性があるのではないか」と分析する。だからこそ、「新語・流行語大賞」は、「“この言葉はそんなに流行ってない”と批判的なご意見もずっと頂いてきましたが、やはりその年に生まれた言葉を記録して残すというのを意識しています」と使命感を持って選出。インターネットの普及でアンケート調査が容易になったこともあり、近年は様々な切り口での“◯◯流行語大賞”が乱立状態にあるが、選考委員がその意識を持って臨むことで、存在意義を示していると言えるだろう。“元祖”の立場として、他の“◯◯流行語大賞”への見解を聞くと、「皆さんそれぞれのスタンスでやられているのは、いいことだと思いますし、私たちも面白く拝見しています。うちはたまたま40年続けてやってきているだけで、自分たちが権威だとも思っていませんので」と謙虚に答えた。○■「24時間タタカエマスカ」から「働き方改革」、「セクハラ」から「性加害」へ大きく価値観が変わったジャンルの一つが、“働き方”。89年にはリゲインのテレビCMから生まれた「24時間タタカエマスカ」があったが、17年には「働き方改革」、18年には「時短ハラスメント(ジタハラ)」がノミネートされ、働き続けることに疑問を持たない時代から、ワークライフバランスが重視される時代になった。99年のトップテンに選ばれた「癒し」を象徴した坂本龍一さんのヒット曲「energy flow」が、「24時間タタカエマスカ」を生んだリゲインのCMで使用されたというのは、この変化を象徴する事象と言えるだろう。また、89年に選ばれた「セクシャル・ハラスメント」は世間に定着し、この言葉によって被害者が声を上げやすくなった効果もあるが、今年のノミネートに「性加害」が入った。旧ジャニーズ事務所の問題だけでなく、元女性自衛官が訓練中の性暴力被害を訴えたことも含めたものだが、ある選考委員からは「『セクハラ』という言葉は当時は新しかったけど、今思うと軽く感じる。もはやハラスメント(嫌がらせ)ではなく『性加害』という犯罪なんだ」と意見が出たという。今年は「頂き女子」「闇バイト」という言葉もノミネートされており、大塚氏は「言葉が話題になって犯罪として認知される面は良いと思うのですが、言葉によって軽いイメージを持たれるのではないかと気になるところがあります」としながらも、世の中で使われた言葉として記録している。●テレビCM発が消えた中で健闘する朝ドラ“大衆”から“個”への時代の変化に伴い、テレビ発の流行語が減少している。特に顕著なのは、テレビCMの言葉だ。かつては毎年のようにCMのコピーが選ばれていたが、近年ほとんどノミネートされないのは、テレビの影響力低下だけでなく、企業が広告効果を重視し、「クリエイティブで遊べなくなってきているのではないか」と見ている。そうした中でも、91年に受賞した「ダダーン ボヨヨン ボヨヨン」(ピップフジモト)を、今年なかやまきんに君でリバイバルさせた日清食品は、他にもクリエイティブに振り切ったCMを多数制作しており、新たな流行語の発信に期待がかかる。一方、テレビ発で健闘しているのは、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)。第1回で「オシンドローム」(『おしん』)が新語部門・金賞に輝いたが、その後も「ゲゲゲの~」(10年『ゲゲゲの女房』)、「じぇじぇじぇ」(13年『あまちゃん』)、「びっくりぽん」(16年『あさが来た』)などコンスタントにノミネートされ、今年も「スエコザサ」(『らんまん』)が30語に入っている。流行語のサイクルが速くなった中で、半年にわたり平日毎朝放送されて習慣化しやすいことが、強さにつながっているようだ。○■2023年は豊作、コロナ後の明るい気持ちを反映今年の傾向を聞くと、「3月にWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)があって一気に盛り上がって、5月に新型コロナウイルスが感染症法で5類移行して様々なイベントが復活したことで、世の中が明るい気持ちになって、それが言葉にも反映されていると思います。昨年はコロナも3年目に入ってコロナ関連の言葉も定着して新しい言葉が生まれるわけでもないし、世の中が完全に動き出したわけではないのもあって、なかなか苦しかったのですが、その点、今年はわりと言葉が豊富にありました」と解説。その反面で、「物価高や増税などがあって、防衛費も増えるということになって、タモリさんが昨年末の番組で言った『新しい戦前』という言葉が、今振り返ったときにとても印象に残るものと感じます。この言葉について、タモリさんがその後何か語っているわけではないですが、取り上げる人が多かったと思いますね」と印象を語る。昨年は、サッカーのワールドカップ開催期間中に表彰式が重なり、「三笘の1ミリ」「ブラボー!」といった圧倒的な流行語や、10月クールに大ヒットしたドラマ『silent』(フジテレビ)が対象外に。今年の『現代用語の基礎知識』にはどれも掲載されているが、やはり年間を通してパワーを保ち続けることはできず、ノミネート入りを逃した。21年には、プロ野球・北海道日本ハムの新庄剛志監督の就任会見と、ノミネート30語の発表が同日ということで、新庄監督が発表した愛称「BIGBOSS」が漏れるという事態も。こうした状況について、「“取りこぼし”は本当に残念で、1月1日から12月31日を対象期間にして、1月に発表という形が良いのかもしれませんが、年末に言葉を振り返るというのが定着しているので、難しいところですね。『現代用語の基礎知識』の校了が終わっても、“この言葉を入れたい!”とギリギリまで差し替えることが結構あるのですが…」と、悩ましい宿命のようだ。○■「『現代用語の基礎知識』選 2023ユーキャン新語・流行語大賞」ノミネート30語・I’m wearing pants!(アイム・ウェアリング・パンツ)・憧れるのをやめましょう・新しい学校のリーダーズ/首振りダンス・新しい戦前・アレ(A.R.E.)・頂き女子・X(エックス)・エッフェル姉さん・NGリスト/ジャニーズ問題・オーバーツーリズム・推しの子/アイドル・OSO18/アーバンベア・蛙化現象・5類・10円パン・スエコザサ・性加害・生成AI・地球沸騰化・チャットGPT・電動キックボード・2024年問題/ライドシェア・ひき肉です/ちょんまげ小僧・藤井八冠・ペッパーミル・パフォーマンス/ラーズ・ヌートバー・別班/VIVANT(ヴィヴァン)・観る将・闇バイト・4年ぶり/声出し応援・Y2K
2023年11月30日自分でもこれはさすがにダメのでは? と思う瞬間ってありますよね。そんな反省心がうずく瞬間には、あなたの働き方の特徴が表れます。作家、占い師のしいたけ.さんのカラー心理学をお届けします。大人げない!と思う瞬間でわかる、得意な働き方「仕事に長く携わっていると、どうしても許せないことや、ついついやってしまうことってありますよね。しかしそこにカラーの特性が色濃く出ます。だからこそ自分が大人になれない面を知って、省みたり、軌道修正することができれば、今まで以上に円滑に仕事を進めていけるようになります」(しいたけ.さん)そこでまずは自分のベースとなる色がどんな仕事に向いているかをチェック。【HOW TO TEST】日々の暮らしの中で「やっちゃった!大人にならなきゃな…」と後悔する瞬間は?ひとりの人が持つ色は1色とは限らないので、当てはまるものが複数ある場合は重ねてチェックしてもOKです。【1】ロジカルではない感情任せの言い方をしてしまった時。普段なら論理的に物事を考えられるのに、疲れや忙しさから余裕がなくなり、感情的に意見してしまった時に恥ずかしさでいっぱいに。【2】自分のやり方にこだわって失敗したのに、助言を受け入れられなかった時。何度も同じような失敗をしているのに、人の意見を素直に聞き入れることができず、また懲りずに失敗してしまった時にハッとする。【3】人間関係のぶった切りグセに気付いた時。定期的に衝動に駆られて、友達のSNSをブロックしたり、人間関係をリセットしてしまう。前もやったことを思い出すと恥ずかしく。【4】攻撃のしすぎを指摘された時。正義感が強いがゆえに、相手の急所をえぐるようなことを口走ってしまい、周りの人から「言いすぎ!」と言われ、我に返って反省。【5】他人の世話をしすぎて自分が参ってしまった時。面倒見の良さゆえに、お世話した相手からあまり感謝されず、悔しさと寂しさと切なさが混じった感情が募り、自分だけが疲弊。【6】許せない人やことが増えて窮屈になった時。あれもダメ、これも嫌…とダメ出しばかりしているうちに、許容範囲が狭く。自由が利かなくなってしまい自分に当たりたくなる。【7】「知らないの?」と言われて動揺してしまった時。普段はどんな話を振られても冷静に返せるのに、まれに知らないことを見透かされてしまった時に、誤魔化すことができずフリーズ。【8】話が長すぎたことに気付いてハッとした時。自分の好きなことやこだわりの話をしていたら、ひとりで勝手に盛り上がってしまい、周りがドン引き。自分の独りよがりに失望。【9】何もかもを捨てて0からスタートしたい衝動に駆られた時。苦労して手に入れた地位や肩書、立場を全て捨てて、無謀ともいえるチャレンジをしたくなり、周りから止められてふと冷静に。【10】すぐに他の未来に気持ちが行ってしまう時。目の前にやるべきことがあるのに、気持ちが先走りがち。安定を好まず、どこか物足りなさを感じて、他の可能性を追ってしまう。【11】ハプニングがあって、無意識に大きな音を出してしまった時。自分の時間を奪われることを嫌うあまり、ハプニングやトラブルに対して過敏に反応。イライラし、突発的に人や物に当たってしまう。【12】自分の主張の誤りに気付いても引けなくなっている時。頑固で負けず嫌いが爆発!相手の主張が正しいとわかっても、ここで引いたら自分の名が廃ると思い、自我を通し続けてしまう。【13】感情任せに書いたSNS投稿を周囲に心配された時。怒りや不満の衝動に任せて、悪口や愚痴をSNSに長文で投稿。それを見た身内や友達から気を遣われ、自分のやらかしに落ち込む。【14】仲が良い人が、自分の誘いは断ったのに、他の人の誘いには乗っていると知って嫉妬を覚えた時。相手の自分に対する優先順位が、他の人よりも低いと感じると、ネガティブな感情がこらえきれずに、沸々と込み上げてくる。【15】乗り気じゃないことも二つ返事で引き受けてしまった時。普段からノリを大切に生きているから、ついつい誘いに乗りがち。受け入れる余裕がないのにOKしてしまうと、後からナーバスに。【16】相手が引いているのに、「構って!」がやめられない時。ついつい幼児化してしまい、明らかに自分の話や行動に相手がドン引きしているのに、“かまってちゃん”がやめられない!【17】社交や雑談が上手くできないことに気付いた時。仕事の話ならどこまでも深く語れるが、それ以外の場で話が持たないなど、社交性・交際力に対する柔軟性のなさを感じると落胆。【18】イライラして軽い冗談にマジレスしてしまった時。深刻な空気が苦手なゆえに、普段ならどんな話にもノリ良く返せるのに、なぜか真顔で反応。そんな自分にテンションダダ下がり。大人げなさに気付いた時でわかる、あなたの働き方の色。選んだ回答から、職場での振る舞い方や得意な役割など、あなたに合った仕事やポジションといった適職がわかります。【1】シルバー、【2】茶色、【3】黒、【4】白、【5】紫、【6】エメラルド、【7】青、【8】ベージュ、【9】金色、【10】オレンジ、【11】水色、【12】赤、【13】森の色、【14】緑、【15】ターコイズ、【16】ピンク、【17】ネイビー、【18】黄色【赤】ハードな職場で輝けるリーダー。“信用”がピークになってくる。赤の人は、ハードな職場環境下でも求められている役割をしっかりと果たし、リーダーシップがとれる、バリバリ成果主義者。新しい動きを敏感にキャッチし、社会をより良くしたり、世の中をもっと面白くするものを生み出していく、そういう夢がある職場で羽ばたける人です。仕事のポイントを掴むのが早く、優先順位をつけるのも得意。対応力がズバ抜けていて、効率よく仕事を進めていけるので、社内はもちろん取引先からのウケもいいです。そんな赤の人は、これまで積み重ねてきた“信用”が2024年にピークに達し、今まで以上に周りから頼られるようになります。大きな案件からチーム運営まで、全権を任せられるような体験をすることが増えていくでしょう。ただし、契約絡みの話にはシビアに対応すべき。うまい話には裏があると思って、ノリや直感で決めるのではなく、ひとつひとつ慎重に見定めて決断していくことが大切です。【ピンク】“愛”や“好き”が溢れる職場で、「2つ」の軸を持つとさらなる成長が。ピンクは、愛をいちばん大切にする人なので、仕事においても一緒に働く人や接するお客様、勤務場所など、自分を取り巻く環境の中に“好き”が溢れている職場で力を存分に発揮できます。どんなに給料が良くても、職場に好きの要素が一個もないと長続きしません。職種的には、マネジメントや接客業など、現場に近い場所で好きな人や物を輝かせていく仕事が向いています。そんな心地よい職場で働けていれば、2024年はさらなる成長の年!これまでの経験が実を結び始めているので、1つのことに固執せずに、2つの軸を持つと大きく成長できるでしょう。たとえば、2つのプロジェクトに携わったり、現場と裏方の2つの責任を請け負うポジションに就いたり、仕事とプライベート両方を充実させたりすると、視野が広がり、実力がつき、余裕も生まれてきます。これまであまり興味がなかった分野にも目を向けると、新たな才能の開花にも繋がります。【オレンジ】新規事業で即戦力として働ける人。2024年はいよいよ本格始動!新しいことを生み出していくのが得意なオレンジの人。これまでの実績や人脈を活かして、これからの時代を支える主要なサービスとなるものを作り出す仕事が向いています。ひとりで何でもこなせる能力の持ち主なので、新規事業やベンチャー、スタートアップ企業でも即戦力として働くことができます。そんなオレンジの人の2024年の仕事運のキーワードは“相思相愛”。これまで積み重ねてきた努力が花開き、あなたの手助けをしてくれる人がどんどん増えて、準備してきたことや思い描いていたことがいよいよ軌道に乗り新しい計画が始まります。だからこそ今まで以上に有益な情報を入手するため、いろんなものを見て聞いて、アンテナを張り巡らせておきましょう。異業種交流会に参加したり、フットワークを軽くして、様々な人と交流を深めていくことも大事です。興味を持ったことにどんどん首を突っ込んでいくと、世界が広がり、さらに活躍できます。【黄色】これまでの仕事が一段落。新しい一歩を踏み出す、清算の年。環境によって、自分のモチベーションを高めていける黄色の人。ファッション系やメディア系が天職で、感度が高く、クリエイティブな人が集まる都会的でおしゃれな職場で、勤務時間が選べたり、服装・髪型自由など、ある程度フレキシブルな働き方が合っています。ムードメーカー的存在で、部署の垣根を越えて広く交流できる人なので、様々なブレストに駆り出されることも。しかし、これまで自分らしく働き続けてこられた黄色の人も2024年は“清算”の年になりそう。今まで頑張ってきたことが一段落して、転職も含めて、次のステップに進むことになります。だからこそ自分の強みや特性を理解し、入念なキャリアプランを練ることが大切に。黄色の人はプランを立てるのがあまり得意ではありませんが、今後どうなっていきたいのか、具体的な目標を最低でも3つ掲げて、それを達成できそうな職場が見つかれば、確実にステップアップできるでしょう。【ベージュ】伝統や技術を重んじる職人気質。外の世界にも興味を持つ時期。師匠につきながら学び続ける昔ながらの徒弟制度が根付き、伝統や技術を継承していくような職人気質な仕事が向いています。機械化された世界をあまり好まず、時間と手間をじっくりかけて黙々と作業し、熟練の技を身につけていくのが得意です。そうやって追求して磨き続けてきた自分の武器が、2024年は脚光を浴び始めます。最初は戸惑うことも多いかもしれませんが、多くの人に自分の存在や、唯一無二の技術や能力を認めてもらうために、外の世界にも目を向けていくとよいでしょう。頭の中でいろいろと内向きに考えるのではなく、実際に人に会って、意見を交わしたり、アドバイスをもらいながら発信していくことが大切になってくる時です。だからあまり自分のこだわりに固執しすぎず、“相手に喜んでもらったもん勝ち”ぐらいの多少ずる賢い考えも併せ持って、柔軟に仕事に取り組んでいくと、さらに活躍の場を広げることができるはずです。【緑】人間関係を最も重要視する人。2024年は“選択と集中”の年に。淡々と仕事だけをこなしていくような合理主義的な考えはなく、人との関わりを優先し、職場の人間関係や取引先と親睦を深めることに重きを置いているのが緑の人の働き方。公私混同をいとわず、仕事をしていく上で、飲み会や密な交流が何よりも大切だという思いがあるので、営業職に向いています。しかし2024年は、自分の内側にも目を向けて、選択と集中の一年にしましょう。顔が広く、仕事上の付き合いをたくさん持っている人ですが、今は自分に必要なものと不要なものを見極めて、無駄な付き合いを断捨離し、広げすぎた風呂敷をいったん畳んでみて。すると自分の中でいろんな整理がつき、余裕が持てるようになります。新しいプロジェクトを任されたり、チャンスが増え始める時期でもあるので、成果が出るまで1つのことに集中して取り組んでみると、これまでになかった新しい仕事を育てていけるようになり、さらに飛躍できます。【エメラルド】集団で仕事をするのが得意だが、個のポテンシャルも信じてみて。個人の成果を重視するというよりは、1つの目標やミッションに向けて、同じ志を持った仲間たちが一丸となり力を出し合う、ある種体育会系の独特なノリが根付く環境がお似合いのエメラルド。具体的には、ラグジュアリーブランドや化粧品メーカーの美容部員のような美容や健康、ファッション系の職種が向いています。しかしこれからはテコ入れの時期に突入します。指示通りに力を発揮できるのがエメラルドの良さでもあるので、冒険ともいえるチャレンジになるかもしれませんが、今まで担ってきた役割や持ち場を離れ、環境をガラッと変えてみると、ターニングポイントともいえる人生の転機を迎えることになるでしょう。自分がすることに対して納得したいという強い気持ちを持っているので、全く新しい分野を勉強し直すというカタチで、転職の道を選んでみるのも一つの手です。自分のポテンシャルを信じて、どんどん挑戦してください。【青】ビジネスチャンスに恵まれやすい環境にいるが、見極めも必要。日本の経済を回しているような影響力と実力を持ち合わせている青の人。旬のネタやトレンドに敏感で、時代を先取りするハイセンスな人たちに囲まれた職場にいると、自分の才能を存分に発揮できます。上昇志向が強く、次のブームや新しいムーブメントを作っていける人たちですが、不確実性の高い時代においてはリスクも付きもの。そんな青の人の2024年は、これから進む方向性をしっかりと考えていくために2つの選択に苛まれる年になります。一つはリスクはあるけど大きな挑戦に、失敗も覚悟した上で飛びつくか、もう一つは堅実路線にシフトして、地道に努力を積み重ねていくような仕事に邁進するか…。運勢的には足場を固める時なので、後者を選ぶのが無難ですが、大きなチャンスを掴む冒険をしてみたいなら、その話の裏側をしっかりと確認し、信用できる話なのかどうかを見極めてから飛び込むべき。見栄えだけに騙されないようにしましょう。【水色】独自のスタイルがある人。周りから求められることが増える時期に。組織の中でしっかりと自分の仕事をこなせるのが水色の人。集団生活はあまり得意ではありませんが、責任感が強いので、自分のペースでコツコツと仕事を進めていける建設的な窓際ポジションを確保できると、楽しく仕事ができるでしょう。接客、事務、経理などが適職。権威を振りかざすことはせず、職場の人と付かず離れずの関係性を保ちつつ、パートの人やお客様に好かれやすく、良い関係を築いていける人なので、着実に成果を生み出すことができます。独自のスタイルを貫きながら仕事をすることを好む水色の人ですが、2024年は周りから求められる役割が増えそう。戸惑いも多いかもしれませんが、求められるということは必要とされる人材であるという証しなので、できるかぎり応えるべき。何のために仕事をしているのか悩むこともありますが、仕事以外で新しい価値観に触れるような体験をたくさんすると、ストレスが減り、メンタルも強化されます。【ターコイズ】仕事が遊びの延長線上にある人!燃え尽きから再生時期へ突入。“遊びながら生きる”をモットーにしているターコイズの人は、休日でも会社に遊びに行けたり、同僚たちとバーベキューしたりと、家族ぐるみの付き合いができるアットホームな雰囲気の職場が合っています。接客が大の得意で、現場で実力が認められ、店長やリーダーを任されたり、マーケティングなど本社勤務に抜擢されることも。コツコツと地道に行う事務系の作業は苦手ですが、とにかく人を楽しませることを考えるのに長けている人です。そんなターコイズの人は来年燃え尽き症候群になりやすいので要注意。働くことにやる気を見いだせなくなる時期が訪れるかもしれません。これまでは流れやノリ重視で生きてきた要素が強いため、一度それを忘れて、仕事に求めることは何か、自分なりに考えてみると復活の兆しが!仕事に対するマイルールを最低でも3つ作ることで、自分の軸を持てるようになり、積極的に取り組めるでしょう。【シルバー】完璧に仕事をこなす職人気質。さらに仕事の幅は広がる一方!専門的な知識や技術を扱うエンジニア向き。手に職を持ち、その人にしかできない仕事をやっていける人なので、これからの時代、とても重宝される存在になるでしょう。今のままでも安定した生活を送ることはできますが、2024年はさらに仕事の幅や選択肢がどんどん広がっていきます。頼まれたことを何でもやるのではなく、仕事を選んでいくという立場になるので、どの人と組み、どんな構成のチームでどう進めていくか、プランをしっかり練って取り組むことが大切になってきます。人材の育成にも関わっていくことになり、それが自分が所属する業界全体の活性化にも繋がっていきます。だからこそ成果や労力に対する正当な対価を要求できる術を持っておかないと、安くこき使われて損する羽目になりかねないので、ある程度交渉術を身につけておきましょう。また、今まで以上に仕事に集中するためにも、休日はゆっくり休んで、体調管理はしっかりと!【白】マネジメント能力を活かし、やりたいことに果敢に挑戦!問題点や矛盾点を的確に指摘し、臨機応変に対応できる、危機管理能力が高い白の人。頭の回転が速く、いろんなものを見抜く力も長けているので、どうすればもっと面白いものが作れるかや、原石に磨きをかけて輝かせる力など、他の人が気付かないような技術も持ち合わせています。だから社長や責任者の右腕として働いたり、部署をまたぐプロジェクトやチームを取りまとめるアドバイザー的存在として活躍できる人です。そんなマネジメント能力が高い白の人の2024年は、さらにその能力を活かして、いろんなことの仕切り直しや改革を推し進めていくと成功しやすくなります。仕事を円滑に回すために、必要のないシステムを排除したり、社内、社外を問わず精鋭部隊のチームを作ったり、今までにないような新たな提案をどんどんして、手腕を発揮しましょう。周りに左右されず、正しい道を歩んでいける人なので、やりたいと思ったことは挑戦してOK!【紫】義理人情の精神で仕事に邁進。飛躍と自制が鍵となる一年に。義理人情に厚く、難易度高めの仕事であっても、それに対する熱意や貢献がきちんと評価される世界で羽ばたけるので、交渉職向き。文化が違う人たちとも対等に話をすることができるのも強みです。ルールがわりと寛容な外資系企業に就職しても、自分らしさを持って柔軟に働けるでしょう。後輩など、周りの人たちのフォローもしっかりできる人なので、チームを率いる存在になれる人です。ただし2024年は、飛躍を体験しつつも自制が必要となる年になりそう。この約3年で培った適合能力や人間力を活かして、どんな状況でも的確な判断ができるので活躍の場はどんどん広がっていきます。しかし、大きなチャレンジはあまりおすすめできません。思惑に巻き込まれて損をするだけということになりかねないので、肩の力を抜いて、まずは頼まれたことをこなすことに集中しましょう。そうすれば再来年以降、良いチャンスが自ずと巡ってくるようになります。【ネイビー】365日仕事モードで働ける“隊員”。来年も仕事運は絶好調!拘束時間が長く、休日出勤もいとわない激務の職場に不思議と縁があるハードワーカーの人が多いネイビー。激しく打ち込めるものがあれば、どんな分野の仕事もそつなくこなせます。ただし経営者向きというよりかは、上司やリーダーの言うことを確実に遂行する右腕タイプ。営業、事務、マネージメント、部下の指導まで何でもひとりでやり切れるタフさと責任感の強さを兼ね備えています。与えられたフィールドで仕事を全うできる人なので、周りからの人望も厚いです。そんなあなたに、2024年は仕事を楽しむ余裕が生まれ始めます。認められたことで、自分が好きだと思えることを率先してできるようになり、良い意味で遊び心を持って仕事ができるようになります。良い方向に進んでいる時だからこそ、尊敬できる人の近くで働くことが大事。その人の良いところを盗みながら、自分のスキルや知識を昇華させていけば、大きな充実感や達成感が得られます。【茶色】控えめな存在から脱却!視座を高めて、成長する段階へ。学校のように、生き方や働き方の素晴らしさを実践で教えてくれる職場環境が合っています。カリスマ的存在のリーダーのもとで、その人の技術や感性、仕事ぶりを身近で吸収しながら、自分の持ち味を発掘していくことができれば、存在感を高めていけるでしょう。控えめな存在がゆえに、内部の人からの評価は平均的ですが、優しい性格の持ち主なので、お客様や外部の人など初対面の人に気に入られやすく、販売員や接客業が適職です。福祉や介護など、人を癒す仕事も向いています。そんな茶色の人は、2024年が転機の年なので、自分の軸や方針を決めることが大事に。そのためにまずは自分が今どのフェーズにいて、何を重要視するべきなのかの見極めから始めて。学ぶ時なのか、成果や結果を残す時なのか、お金を稼ぐ時なのか…。あれもこれも追い求めようとせず、大事にすべきことを1つに絞って、突き進んでいくと大きく成長できるでしょう。【森の色】適応力とスキルの高さが買われ、周りから求められる人材へ。職場の内部事情や人間関係にコミットしたくないという思いが強く、会社では変わり者扱いされることも。定期的に現実世界を清算したい願望にかられ、あえて今の場所に根付かないように3年に一回ぐらいのペースで職場を変えることが。でも実はとても優秀な人材で、求められた以上のことをちゃんとこなせる人です。そんな森の色の人ですが、2024年は仕事運が上昇し、今まで蒔いてきた種がすごいスピードで実り始めます。職場を転々としてきた経験から新しい仕事への順応も早く、何でも屋のようにどんなことも器用にこなせる点が評価され、新しいプロジェクトのチームメンバーに抜擢されたり、自分が思っている以上に周りから求められる一年になります。断りたい気持ちもあるかもしれませんが、短期集中スタイルは変えずに、このミッションを乗り越えたらご褒美がもらえるぐらいの軽い気持ちで引き受けてみると、新しい世界への扉が開けるでしょう。【黒】強い信念を持つ仕事人間。ひとつの到達点に達する時。モノづくり系が得意で、達人並みに追求し続けるのが黒の人の仕事の流儀。趣味が仕事のようになっていて、休日を利用して、自主的に仕事の研究をしているような人です。集団行動は苦手ですが、持ち前の集中力と熱意で、がむしゃらに仕事に向き合っているため、仕事で成功しやすいタイプです。常に自分のこだわりを整理しながら生きているので、どこに行っても実力を発揮することができるでしょう。2024年は、欲しかった評価が得られる年なので、よりセルフプロデュース力を磨いて、新しい戦略を立てていけば、可能性がどんどん広がるはず。相変わらず仕事はハードにこなしていくことになり、心が追い詰められやすくなるので、メンタルの乱れには注意が必要。外の空気を吸って息抜きすることも時には大切です。心身ともに良い状態を保てるようになれば、今まで積み重ねてきた努力が実を結び、理想にぐっと近づくことができます。【金色】時代の先駆者になり得る人だが、今は地に足をつけて辛抱する時。破天荒な性格と持ち前の求心力やチャレンジ精神を発揮して、誰も成し得ないようなことをいとも簡単にやり遂げてしまうのが金色の人です。それがゆえに独自のカリスマ性で世の中を引っ張っていく存在となり、社会運動や人々の意識変化を促す仕事や職場で成功を収めることができます。コロナ禍で先行きが不安だった時も、人の意識を変革しようと変わらず頑張ってきたことで、多少リスクを負った人も多いのではないでしょうか。しかし時代の流れは少しずつ変わってきているので、2024年は一度その仕事を引き揚げて、次の作戦を練るベストなタイミングです。楽しいことや刺激を求める気持ちと、仕事のためにやるべきことの線引きを改めて行うことも大切。いったん地に足をつけて、時代を傍観してみると、今まで見えなかったヒントやアイデアの種がたくさん転がっています。情報収集を地道に行うことから再スタートを切りましょう。しいたけ.さん作家、占い師。早稲田大学大学院政治学研究科修了。哲学を研究するかたわら、占いを学問として勉強する。『しいたけ.の小さな開運BOOK』『しいたけ.のやさしいお守りBOOK』(共に小社刊)が好評発売中。※『anan』2023年11月29日号より。イラスト・100%ORANGE文・鈴木恵美(by anan編集部)
2023年11月28日絆ホールディングス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:伊藤 宜範)は、新しい未来のテレビ「ABEMA」にて10月から放送中の新卒採用番組「キャリアドラフト」の番組ファシリテーター・古舘伊知郎さんへのインタビュー動画を2023年11月28日(火)より公式YouTubeチャンネルにて公開します。本番組は、日本の就職活動に一石を投じ、学生たちのモチベーションを上げる“社会実験的”番組です。全国各地から予選を勝ち抜いた12名の学生が毎月参加。2分間のプレゼンと面接官による質疑応答をくぐりぬけ、100社以上の企業からオファーを勝ち取るドラフト型採用の様子を放送しています。この度、番組ファシリテーターを務める古舘さんにインタビューを実施。「ドラフト型採用×TV番組」というコンセプトや出演した就活生を見て感じたことについてうかがいました。また、アナウンサーという立場で就活の変遷を見てきた古舘さんだからこそ思う、今と昔の就活の違いや就活の悪しき習慣、さらに大学教授としても勤務されている中で、学生から聞こえてくる就活のリアルな課題点についてもお話しいただきました。「就職戦線の個性、個性、個性、自分、自分、自分という戦い方に疑いをかけた方が良い」「自分が設定した自分の奴隷になってしまっている」と、現代の就活の在り方について、熱い思いを語りました。<「キャリアドラフト」公式サイトURL> <インタビュー動画URL> 動画1: ■ ■古舘伊知郎さんインタビュー新卒採用番組「キャリアドラフト」の番組ファシリテーターを務める古舘伊知郎さんへのインタビュー動画を公開します。「ドラフト型採用×TV番組」というコンセプトや出演した就活生に対して感じたこと、今と昔の就活の違いや就活の悪しき習慣、学生から聞こえてくる就活のリアルな課題点などについてうかがいました。インタビュー動画URL: <インタビュー詳細>※一部抜粋です。全編はインタビュー動画をご覧ください。■ 今の就活スタイルについて「リクルートスーツに身を包んで企業に行っているのが没個性に見えちゃう」。日本の雇用形態を一蹴「終身雇用はもう崩れてきた」「新卒一括採用にこだわる時代でもない」―「ドラフト型採用×TV番組」というコンセプトについてどう思いますか?僕は、5年間客員教授をやってまして、今年で5年目なんですけども、学生の就職戦線の厳しさを感じています。僕の時代は青田買い禁止の頃で、大学4年の10月解禁で就活をして、僕はアナウンサーに運良くなれたわけですけども、そこから半世紀経って、今の就職模様は大変です。下手したら大学2年ぐらいから就活・就職戦線、僕なんかの年代になると、“シュウカツ”というと、人生の終い支度ですから。全く“シュウカツ”の意味が違って。汲々としてます、学生は。2年の段階から動かなきゃ。3年でもう本格的。みんなが同じように、自分の個性を出そう。自分はこういう人間で、3分間で自分をプレゼンできるスキルを磨く。そういうところに汲々としてるうちにリクルートスーツに身を包んで、インターンシップも含めて企業に行っているのが没個性に見えちゃうんですよね。だから“自分らしさみたいなもの”を出しながらも、実際は企業と雇用される側の学生がマッチングされていないような気がしてて。だからこそ、この番組のこの企画を発案した人はすごいことを考えてくれたなと、今の日本のニーズに合ってるなと僕は思ってます。だから非常にやりがいがあるし、司会をやらせてもらって刺激があります。今の日本はGDPがドイツに抜かれ、今度はインドに抜かれると言われている。半導体産業だってもっとすごかったはずなのに、「日本は」とか(言われている)。色んな技術が海外や中国に行ってしまっている。日本はどうかというと、「失われた30年」って言ってる。良い話がないわけですよ。でもそこは新しい産業を立ち上げなきゃって。難しいけどそれをやらなきゃいけない。そしてもう1つは、雇用の流動化を図っていかなければいけない。これからはAIの登場も含めてどういう風に雇用を移動させていくのか、と働き方も変えなきゃいけない。その一番初めの端緒の入り口を考えてみたら、若い人たちの雇用があるわけですよね。だからその雇用の入り口の部分をこの番組が1つ手を入れて開発をさせてもらっていけば、まず日本の働き方、企業選び、企業が人材を選ぶという変わっていかなければいけない宿命を持った日本国の始まりに着手しているんだなっていう気が段々してきたんですよね。そこは結構面白いかな。学生もものすごいやる気になっているし。自分を磨く1つのきっかけをここで掴もうと思ってるし、もしかしたらアポイントメントをとって、そしてゴールドオファーがあって、話し合ったって、学生が蹴るかもしれないし、企業の方が再度考え直すかもしれないし、いろんなせめぎあいがあるんだと思うんですけど、ドラマの始まりですよね。終身雇用はもう崩れてきた。良いも悪いも含めて崩れてきて、日本の護送船団方式も崩れてきたなと思うんですけど、一方ではやっぱりまだまだ新卒一括採用みたいなことが残ってるわけですけど、そんなことにもこだわる時代でもないんじゃないかなって思うのがあって。この番組をもっと広げていったら、極論すると新たな雇用の流動化で40代の人がここにきて2分のプレゼンをやるとか、大学2年の段階で中退したけれど起業に向けて5年間の期限付きでITのこういう会社を望んでいるんだという若者がくることもあるかもしれないし。今後の日本の宿命的にこうしなければいけないと声高に言われてる部分にはマッチしてるかなと思ってます。■ 収録を振り返る「完成品なんて誰も企業は求めてない」―「キャリアドラフト」に出演した就活生を見て、どのようなことを感じましたか?学生がやっぱり意欲的ですよね。いろんな個性的な人が出てきてくれて。2分間の縛りでプレゼンをやって、次は4人の面接官が質問をぶつけたり、考え方を学生に再度聞いていくっていうなかなか厳しい時間の中での戦いなんですけど、今日も(優秀な)人材に溢れていたかなという感じがしますね。失敗した人もいると思うんですよ、正直。2分間のプレゼンに。緊張しすぎちゃって。それで「あなたは何を言ってるかわからない」「私はこういう人間だっていう項目だけ出して、もっと項目を絞り込んで2分間を有効に使え」って(指摘が)面接官からかなり飛んでて。でもそういう人に意外にシルバーオファーが殺到したり。やっぱり完成品なんて誰も企業は求めてないというか。120数社はね。その中に可能性が見えたら押さえようと。内々定ですよ。話し合いましょうって。面接官は面接官の立場で厳しく言ってくれるし、企業側は企業側で全く違う目線で、可能性のためにむしろプレゼンが上手くいってない人に人気が集まるケースもあるんですよ。これが面白いなと。■ 今と昔の就活の違いに触れる「今まで一世を風靡してきた企業が良いとも言えない」―アナウンサーという立場で就活の変遷を見てきた古舘さん。今と昔の就活の違いや、今の就活の悪しき習慣だと思うことは?昔は悪く言えば、手抜き。良く言えば、のほほんと、やや自由に自分のやりたいことをやってダメだったら就職浪人しようかなとか。まぁこんなとこでいいかなとか。結構今よりは緊張感が無かった気がするんですよ、昔の方が。高度経済成長のときには引く手が数多あり、中東戦争含んだオイルショックとかもあったけども1970年代終わりくらいまではまだ経済成長の残滓(ざんし)があって、やることがなくなった日本がその後85年あたりからバブルに突入して土地神話を作って、土地や株の価格がうなぎ登りと。そのバブルの土地神話がぶっ潰れて、日本は気が付いたら金融危機とか1997年あたりでアジア通貨危機があったり。2000年に入って今度はITバブルみたいなことが起きるんだけど、日本は日本で失われた時代に入ってきて、成長産業が少ないとか、就職氷河期もあって苦しい思いもあった。で、ここにきてどんどん就職戦線が厳しくなっちゃったと思うんですよ。人手が足りない時代に突入したとか、今言われてて事実そういうところはあるし、輸送とか物流だけでも2024年問題が控え、その他働き手が少なくなってきてるという問題もあるんですけど、やっぱり大学生の就活っていうのは非常にシビアになってますよね。それでもう明暗を分けてますよね。それは僕にとっては気に食わなくて、もっと自由にもしかしたらそのコンピューティングを含めた就職戦線出会い系アプリがあっていいと。僕はこの番組が面白いなと思ったのは、そこなんですよね。企業と企業がオンラインで繋がって生身の若者が出てきて、自分をアピールして企業120社がずーっとコンピューター、パソコンを通じて見つめてるっていう。ある種飾り窓みたいな感じですよ。不思議ですよね。それでいて暗くないんですよ。若い人たちも肝試しにやってきたみたいなね。シミュレーションにやってきたみたいなところもあったりして、面白いですよね。だから就職戦線という概念を捨てて、本当にお互いに需給バランスがとれる形でどういう人を望んでいるんだ、どういう仕事をしたいのかっていう。そういうのがあからさまにこの番組には出てる。僕がそれを学生にとって良いよね、頑張ってるよねと思えちゃうのは、昔は金融系の銀行に入ろうとするとか損保に入ろうとするとか、ジャンルとかこういう企業が有利だよね、初任給がいいからっていう風に、自分が何をしたいかとか何が望まれてるかとか、自分のスキルがここにあるから自分はこういう営業職の方でやっていきたいんだというよりは、こういう企業とか、こういうブランドに入ると終身雇用で給料も良いし、福利厚生も良いし、(という考え方をする)そんな時代があったんですよ。もうまったく古いわけですよね。そんな銀行がいいとか言えなくなっちゃったし。こんなマイナス金利の時代にですよ。やっぱり今まで一世を風靡してきた企業が良いとも言えないし。だからあらゆるものが様変わりしてるこの転換期に、就職の在り様も変わっていってるっていうのもまざまざと見えて。僕がさっき良いなって言いかけたのは、学生も実は、こういう大きいところに入っておけば無難だから金融の銀行系が良いとか全然無くて、私はITやりたいって絞り込んでる。ITのこういうアプリを作りたいって人もいれば、全くITであろうがジャンルなんか問わないって人もいる。自分が学生時代にインターンシップやバイトで鍛えて、学校の活動での経験を活かせる営業職。ジャンルは問いませんっていう学生がいっぱいくる。むしろ昔よりまともじゃないかって。昔は本当に自分の終身雇用の就職先を見つけるみたいな。女性は腰掛けとか平気で言われちゃって。結婚するまでしか働かないとか。もう専業主婦なんて言葉も死語になりつつあるでしょ。そうなってきた時代に学生も若い人もまともにどこが有利っていうのじゃなくて、自分が辣腕(らつわん)を振るえる場所を一生懸命探してる。企業も欲しい人材を探してるっていうのを仲立ちするのって面白いなって。■ 就活生にアドバイス「自我を捨てなさい」。「就職戦線の個性、個性、個性、自分、自分、自分という戦い方に疑いをかけた方が良い」―大学教授としても勤務されている中で、学生から聞こえてくる就活のリアルな課題点はありますか?自分なんか探せてるわけないんですよ。それなのに個性を要求されるんですよ。3分間で自分を出せっていったって、じゃあいくつになったら自分を探せるんですかって。それは人生の旅路ですからね。だからこの22歳ぐらいの段階で自分をフィックスするっていうことは不可能なのに、それが要求されてるっていう。僕はそこが辛いと。僕が学生にいつも講義の中で言わせてもらうのが、僕は原始釈迦仏教のファンなので、自分が欲望まみれで煩悩まみれなので、2500年前に80歳まで生きた釈迦を偲ぶ推し活をずっとやってるんですよ。釈迦が色んなことを悟って語ってますけど、その要諦にある1つとして、自分というのはフェイクだって言ってるんですよね。自分の存在というのは、自分の頭の中で自分というものを立ち上げて社会的な動物として人間は生きているから、自分の設定っていうのは必要なのもわかるけど、実は必要悪で、本当のことをいうと自分っていう設定はないんだ、フェイクなんだ、虚妄なんだ、幻想と虚構なんだって。だから自我を捨てなさいと。自我があるから欲望がとめどなく出てきて、それを繰り返し、自分で自分の奴隷になっていくんだって。自分が発する欲望や色んな執着や悲しみや苦しみ、そこでもがくっていうのは、自分で自分を設定するが故に自分の奴隷になってしまう。自分を外しなさい。(釈迦は)自我というものは実は諸法無我っていうんですけど、あらゆるこの現世のことわりは「我は無いんである」と言ってるんです。それを聞いた学生は「えー!」って。就職戦線に向けて頑張ってるのに、初年度なんて「なんてこと言うんだ」って言われました。自分がいないなんて。「一緒に自分を軽減する努力をしていこう」って言われても困ったもんだって言われたんですけど、誠心誠意喋ってると分かってくれてくる人がいるんですよ。だから、僕はこの間違った世の中を生きていくためには欲望も必要だし、自分の執着もあっていい訳だし、間違った世を間違って生きるというこの現実を、この現象世界を認めながら、一方で釈迦が言ったように、この現実は本当は間違ってる(と考えている)。だから、就職戦線の個性、個性、個性、自分、自分、自分という戦い方に疑いをかけた方が良いといつも思っています。面接官だって自分の個性を分からないで、「はい、あなたの個性を3分間でどうぞ」もおかしいでしょ。―就活生や、将来を悩む人たちにエールをお願いしますこれは本当に、にわかに納得し難いことですけれども、我々が自分、自分、自分、どっちかっていうと自分が設定した自分の奴隷になってしまっているっていうことはあるんですよ。この自我を小さくしていって、自分を生きてみるとか、それからバーンと自分を突き放して、悩んでる自分、就活で悩んでる自分とか、いったい自分のスキルはどこにあるんだ、個性はどこにあるんだってぐじゅぐじゅ悩んでる自分をパーンと突き放して、もう一人に自分が心の幽体離脱をして見てみる。「大したことないよな、別に」っていう俯瞰の目を持っておくっていうことは、就職の場合でもすごく大事だと思う。自分なんか設定されていません。仕事で働いて揉まれて揉まれて人の世界の中で揉まれていく中で、つまり渋谷のスクランブル交差点の中でうわぁーって人との行き来の中でふっと何か自分めいたものが立ち上がる。それが個性めいたたいまつ、かがり火になっていくと思うんで、急に見つけようと思わないでください。暗中模索で結構で、手探りで結構で。私は今こんな風な活動していて、こんな風な思いで生きているだけなんですけど、それを見初めてくれる企業さんはいますか?っていう結構楽なスタンスでこういう番組を通じてシミュレーションをやったほうが僕は楽にいけると思う。楽しんで就活をやっていくくらいの気持ちの方が僕は有利だと思ってますんで、ちょっとこの番組覗いてみませんか?■ プロフィール古舘 伊知郎(ふるたち いちろう)立教大学を卒業後、1977(昭和52)年、テレビ朝日にアナウンサーとして入社。「古舘節」と形容されたプロレス実況は絶大な人気を誇り、フリーとなった後、F1などでもムーブメントを巻き起こし「実況=古舘」のイメージを確立する。一方、3年連続で「NHK紅白歌合戦」の司会を務めるなど、司会者としても異彩を放ち、NHK+民放全局でレギュラー番組の看板を担った。その後、テレビ朝日「報道ステーション」で12年間キャスターを務め、現在、再び自由なしゃべり手となる。2019年4月、立教大学経済学部客員教授に就任後、多くの学生と関わる中で、就職活動の様々な理不尽を目の当たりにし、なんとか払拭したいという想いで「キャリアドラフト」プロジェクトに賛同。番組ファシリテーターとして企業と就活生の架け橋となる。■ キャリアドラフトについて現在、日本で主流となっている「新卒一括採用」。多数の新卒学生に、同じ採用基準、同じ雇用形態というのは果たして現代の採用方法として正しい評価ができているのであろうか?人には、個々が持っている「スキル」や「伸びしろ」、「将来への強い想い」があり、その向かう方向や想いの強さは人それぞれ。将来を有望視される優秀な就活生を埋没させてしまうのではなく、その強い想いに共感し、伴走することが新時代の採用方法ではないのだろうか。番組では、全国各地から予選を勝ち抜いた12名の学生が毎月参加。2分間のプレゼンと面接官による質疑応答をくぐりぬけ、100社以上の企業からオファーを勝ち取るドラフト型採用システム。企業側は2種類のオファー提示が可能。・是非会社に来てほしいという意思を示す『シルバーオファー』・初年度年収500万円以上を出しても、内定の交渉をしたいという意思を示す『ゴールドオファー』果たして、学生たちはゴールドオファーを勝ち取ることが出来るのかー。ー採用の数だけドラマがあるー強い想いが、未来へ繋がる瞬間を新しい未来のテレビ「ABEMA」にて放送中。【番組概要】■放送日時:毎週金曜日21時〜■番組URL: ■見逃し配信URL: ■公式ホームページ: 運営会社:絆ホールディングス株式会社公式HP: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月28日うちのダメ夫
裏切り夫から全て奪ってやった話
婚約者は既婚者でした