炊き込みご飯に牛乳!? 寒い夜でもぐっすり眠れる「鶏ささみのミルク炊き込みご飯」の作り方【ネムジム食堂 夜ごはん】
『ネムジム食堂』の夜ごはん担当、薬剤師で料理研究家のヨシダです。毎回ひとつずつ、体内時計を整え、快眠につながる栄養素を紹介しながら、手軽でおいしいレシピをお届けいたします。今回は、トリプトファンたっぷりの炊き込みご飯のレシピをご紹介いたします。
トリプトファンとは必須アミノ酸の一つで、セロトニンの材料になる物質です。このセロトニンが「睡眠ホルモン」と呼ばれるメラトニンの分泌を促進しますが、今回はメラトニンがなぜ「睡眠ホルモン」といわれるのか、簡単にご説明します!
睡眠の準備を整える「メラトニン」
メラトニンとは松果体(しょうかたい)と呼ばれる部分から分泌されるホルモンです。このメラトニンは、脈拍や体温、血圧などを低下させることで、体が「睡眠の準備が整った」と体が認識し、睡眠に向かわせる作用があるといわれています。
睡眠と覚醒を上手に切り替えて、自然な眠りを誘う働きがあります。睡眠と密接な関わりのあるメラトニンの分泌を促進するのが、セロトニンです。
脳内のセロトニンが増えると、その鎮静作用によって精神状態が落ち着いてイライラしなくなり、よく眠れるようになるのだそう。そして、このセロトニンの前駆物質つまり材料になるのが、トリプトファン。