ぐっすり眠れないのは思い込み? 逆説性不眠症って何!?
本人は「全然眠れなかった!」と言っているにもかかわらず、はたから見るとよく眠っていたように見えるというこの不思議な現象の裏には何があるのでしょうか?客観的意見とは一致しない逆説性不眠症について紹介します。
逆説性不眠症の特徴とは?
逆説性不眠症の特徴は、先に述べたように自覚症状と客観的症状に大きな違いがあること。本人は「全然眠れなくてつらい」と訴えますが、家族から見るとよく眠っているように見えるということです。
実際、終夜睡眠ポリグラフ(PSG)、アクチグラフ、反復睡眠潜時テストなどの客観的検査をしても正常な睡眠がとれているとの結果が出るそうですし、日中の眠気も軽度でそれなりに活動できていることが多いのもこの病気の特徴だそうです。
不眠症患者の約5%がこの病気にかかっているとされ、青年期や中年期の方に多いそう。また、高齢者にも比較的多いとされています。
「ぐっすり眠れない!」と感じる原因はなに?
客観的にはよく眠っているように見えるのにぐっすり眠れないと感じるのはなぜなのでしょうか?当然のことながら、本人や家族が嘘をついているわけではないので、原因は別のところにありそうです。