ディジュリドゥって? 管楽器で睡眠障害のリスクを減らす!
インドとスイス。全く違う場所で発表された「管楽器の演奏と睡眠時無呼吸症候群の関係」。今回はそれぞれの研究がどのようなものなのかをご紹介します。もしかしたら、将来、睡眠障害の治療方法に管楽器の演奏が追加されるなんてことも?
管楽器が睡眠障害のリスクを減らす?
インドのある研究者が「管楽器を演奏することで睡眠時無呼吸症候群のリスクを減らす可能性がある」と発表しました。管楽器とは吹き込んだ空気の振動によって音を出す楽器の総称で、フルートやサックス、トランペット、オーボエなどのことを指します。
そして、睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に呼吸が止まってしまう病気。呼吸が止まったとき、私たちは息苦しさを感じ目が覚め、呼吸を再開します。そして、また眠りに落ち、しばらく経つと再び呼吸が止まり……この繰り返しにより、深い睡眠をとることができなくなります。
睡眠時無呼吸症候群になると、血中の酸素濃度が下がるので、それを補おうと心臓の働きが強まり、高血圧になりやすいと言われています。また、心筋梗塞や動脈硬化を引き起こすこともあるそうです。
上部気道の筋肉がポイント
研究では管楽器の演奏者と演奏をしない人の肺機能について比較をし、演奏者のほうが閉塞性睡眠時無呼吸の発症リスクが低いという結果が出たそうです。