「美人は夜につくられる」なんて言葉を聞いたことはありませんか? なぜそのこのように言われるのでしょうか。それを解き明かすカギは、自律神経と成長ホルモンにあるようです。今回は睡眠と美肌の関係をご紹介します。
女性の7割が睡眠不足!?
20~40代の女性に行ったあるアンケートによると、7割強の女性が「睡眠不足である」と回答しました。さらに、睡眠不足が原因で起こる肌トラブルについて質問したところ、一番多かったのが目のクマ、ついで多かったのが肌のくすみ、そしてにきびや吹き出ものと続きました。
肌トラブルと睡眠不足が直結していると理解していても、睡眠時間を増やしたり、お手入れの時間をきちんととることが難しいというのが本音のようです。では、なぜ睡眠時間が不足すると、お肌に影響が出てしまうのでしょうか? まずはその原因を知ることから始めてみましょう。
肌と睡眠の切っても切れない関係
私たちの肌の細胞は毎日生まれ変わっていて、「お肌の生まれ変わり」は睡眠中にのみ行われることがわかっています。
この活動のカギを握っているのが、自律神経とホルモンの2つ。日中、私たちの脳のなかで交感神経が優位に働き、その結果、活発に活動することができます。