睡眠不足が便通の良し悪しに影響する? その原因とは
過敏性腸症候群の人は健常者とくらべて、「日中の眠気が強い」「睡眠リズムが不規則」「睡眠不足ぎみ」「悪夢を見ることが多い」という結果が出たのだそう。つまり、この病気の患者は、「睡眠の質がよくない」ということです。
これだけ聞くと、過敏性腸症候群のせいで睡眠障害が起きているのでは?と思われるかもしれません。でも、そうではなく、睡眠の質が悪いから過敏性腸症候群になっているようなのです。
早寝を心がけよう!
腸のぜん動運動は、自律神経のひとつである副交感神経によって調整されているため、神経のバランスが崩れるとぜん動運動が弱まり便秘になってしまいます。そして、このバランスを崩す原因が、睡眠不足なのだそうです。
睡眠改善のためにまず行っていただきたいのが「普段より30分早く寝床に入ること」です。1時間早くとなると難しいですが、30分ならできそうな気がしませんか? これだけでも睡眠時間を30分延ばせ、睡眠不足解消に1歩前進です。
そしてもうひとつが、「寝る前には何も食べないこと」です。私たちの体は、寝ている間の分のエネルギーを貯め込もうとするため、一日のなかでも寝る前の時間に食欲がもっとも増えるようになっています。