体や季節にあったベッドシーツ選びで快適に! 【友野なお 快眠集中講座(第1回)】
特に、麻素材は熱伝導に優れ、吸湿性や放湿性に富んでいるので、夏におすすめできる代表的な素材といえます。
また、接触冷感素材も寝苦しい夏の夜を快適な時間に変える優秀なアイテムです。背中の不快な蒸れを取り除こうと、シーツの冷たい部分を求めてゴロンゴロンと寝返りを繰り返す方がいますが、これでは体が静止している時間が短すぎて、満足度の高い睡眠を得ることはできません。
接触冷感素材のように背面をひんやり快適に保ってくれるシーツなどを用いることで就寝直後の不要な寝返りを防いで、深い眠りへと入っていくことが可能になります。
冬の衣替えまでは、放湿・通気・吸水性に優れたベッドシーツを
本格的な夏が終わってもまだまだ寝汗をかく日が続くので、「タオル織り」「コットン」「竹繊維を織り込んだもの」「リネン」などを使用すると、寝具にこもった熱が発散されて、朝までぐっすり眠りを保てます。逆に、冬は暖かいアクリルやウールなどが人気です。
最近では保温性に優れたムートンやキャメルも注目されています。寝床の中の熱は、掛け布団よりも敷き布団の方から多く逃げていくので、背中の温度を逃さないようにすることが冬の温かい睡眠のポイントです。