スムーズな入眠を誘う方法ってあるの?【友野なお 快眠集中講座(第4回)】
ポイントはお湯の温度と時間。就寝の1時間ほど前に38~40度のぬるめの湯に20分程度のんびりつかると、心身ともにリラックスモードに切り替わりやすくなるのでおすすめです。
このとき、半身浴よりも浮力効果が得られる全身浴のほうが体を緊張から解きほぐすことができます。好きな入浴剤もプラスして、全身しっかり湯船につかりましょう。
ぬるめのお湯が苦手という方は、就寝2~3時間前までに入るようにすれば、就寝時にはお休みモードの準備が整っている状態になります。
それでもやっぱり眠れない……そんな人はどうすればいい?
就寝前の空間づくりにおいて、もっとも大切なキーワードは「リラックス」です。夜は1日中働いた大脳が疲れきっていて思考もマイナスに傾きやすくなっており、人によっては頭の中でその日1日のことをいろいろと考えてしまい、数時間以上も眠れなくなってしまうというケースも。
そんな時は、まず香りを用いてみましょう。
最近では、精油の有効性が科学的にも証明されつつあります。香りはそれ自体が睡眠をもたらすものではありませんが、香りを吸い込むことで脳の視床下部に指令が伝わって副交感神経を優位にし、精神をリラックス状態へと導くといわれています。