不眠症の疑いのある人が過半数!? 自覚症状のない人が大半
病院は苦手という人は少なくないかもしれません。そもそも、どんな病気においても、自覚症状がない場合は、病院へ行こうという発想そのものがないので、潜在的に何かしらの病気をかかえている人がたくさんいると言われています。特にそれは不眠症に顕著に現れるそう。
不眠症の調査でわかった!隠れ不眠症の多さ
世界保健機関が中心になって作成した「アテネ不眠尺度(AIS)」というものがあります。昨年、アテネ不眠尺度を使って日本全国の男女数千人を対象に「不眠症の疑いの有無」を確認する調査が実施されました。
それによると、「不眠症の疑いなし」と判定された人が全体の約39%だったのに対して、「不眠症の疑いあり(少しありも含む)」と判断された人は約57%にのぼったと言われています。この数字だけでも、不眠症の可能性がある人のほうが圧倒的に多いということがわかります。
ちなみに、「不眠症を治療している」という割合は約5%。
不眠症にかかっている、または疑いがある人の割合は全体の約6割にも及ぶということです。
不眠症患者に見られるさまざまな特徴
この調査から、不眠症患者にはさまざまな特徴があることがわかったとうです。