睡眠調査の最新版! 40代男性が最も睡眠時間が短い理由
と思ってしまいますが、そうではないという調査結果もあるようです。
厚生労働省の「国民健康・栄養調査」(平成22年)によると、平均睡眠時間は高齢になるほど長くなるのだとか。ただ、たくさん寝ている=快眠を得ているかというとそうではないようです。
それを示すのが睡眠に対する不満で、こちらは年代が上がるほど、不満の量も増えたそうです。つまり、歳を重ねるほど長く寝ているが、快眠は得られていない(不満が増える)という図式が成り立つようです。これはいったい、なぜなのでしょうか?
ノンレム睡眠=深い睡眠が変化する
歳を重ねるごとに快眠を得られなくなる原因のひとつは「ノンレム睡眠=深い睡眠」が減少するからと考えられています。代わりに、レム睡眠(浅い睡眠)が増えていくようです。
そうなると、いくら長く寝ても熟睡感は得られず、途中で起きてしまったり、予定より早く目覚めてしまうようになります。
さらに、厄介なのが「夢」の存在です。
夢は一般的にレム睡眠のときに見ると考えられています。つまり、加齢によって睡眠中に夢を見る時間も増えるわけですが、中高年になれば子どもの頃より悩みが増えているのは当然のことで、それが夢に出てくることもしばしば。