最新の睡眠研究報告。体内時計に関わる酵素が発見された!
1つは時計タンパク質による中核ループと呼ばれるもの、そしてもう1つは複数の調節ループと呼ばれるものです。
今回、研究チームはマウスを用いた実験で、時計タンパク質の一種であるCRY(クリプトクローム)が酵素反応によって振動を生み出すことを世界で初めて突き止めました。
この発見によって、今後、体内時計の調節法が新たに開発されれば、睡眠障害や生活習慣病、ガン、糖尿病などの予防や改善、治療に役立つと期待されています。
将来的に、本当に体内時計を調節することで病気を予防するという時代がやってくるのかもしれませんね。
体内時計の周期は24時間ではない!?
最後に、体内時計に関するちょっとした豆知識を紹介します。体内時計と聞くと24時間周期になっていると思うかもしれませんが、大半の人は24時間プラスαと、少し長めになっているそうです。
でも、私たちは1日24時間周期で生活をしていますよね。このズレをどうしているかというと、同調させるシステムがちゃんと備わっているそうです。
人間を含む哺乳類は、目から入った光が体内時計に伝わるようにできています。そのため、光を浴びると早まり、逆に暗い環境にいると遅れるといったように、自然に調整がされ帳尻が合うようになっているんです。