「仕事×育児×介護」で日本人女性の睡眠不足が深刻な事態に…
不眠大国と言われる日本は、その言葉どおり、世界で最も睡眠時間が少ない国なのだそうです。特に、最近「危ない」と言われているのが日本人女性。なぜ、日本人女性は睡眠時間が短いのでしょうか。今回は、その理由を探ります。
日本人は男女ともに睡眠不足
2014年、経済協力開発機構(OECD)が「1日あたりの睡眠時間の国際比較」というデータを公表しました。かんたんに言えば、国別の睡眠時間ランキングのことです。
それを見ると、日本はほかの国にくらべて男女ともに著しく睡眠時間が短く、男性は下から3番目、女性はなんと最下位という結果になっています。なぜ、日本人女性はそんなにも睡眠時間が短いのでしょうか? 気になりませんか。
日本は、世界中からワーカホリック(仕事中毒)と呼ばれるほど、仕事をしすぎる民族と捉えられてきましたが、実は現在の日本にはそれとは違った、新たな事情があるようです。
女性は男性よりも負担が大きな時代?
日本人女性の睡眠時間に影響を及ぼす新たな事情は3つあると考えられています。
1つめは、女性の社会進出です。現在は男性と対等に、または男性以上に仕事をして、成果をあげる女性が増えています。