睡眠時無呼吸に効く!? 最新研究で明らかになった意外なアイテム
睡眠の研究は日々行われていて、新たな事実が気鋭の研究者によって解明されています。今回紹介するのは、スウェーデンの大学の研究者が昨年6月に発表した最新情報。睡眠時無呼吸症候群とはどんな病気か読み解きながら、治療に効く意外なアイテムについてご紹介します。
睡眠時無呼吸症候群の改善に効いたのはアレ
今年6月の頭に論文で、「軽度から中度の睡眠時無呼吸症候群の患者を対象にマウスピースの有用性を調べたところ、効果は限定的で日中の眠気は改善しない」と発表されたそうです。
ただ、患者の口の形に合わせて調整可能なマウスピースの場合、睡眠時無呼吸症候群が改善する傾向がみられたそうです。それでも、日中の眠気には効果がなかったと報告されています。
一般的に睡眠時無呼吸症候群の治療で使われているCPAPと呼ばれるものは、有効性は高いものの、順守不良になりやすいそうです。一方でマウスピースは順守性が高く、いびきや無呼吸指数の改善には効果が認められたそうです。
自分では気づきにくい病気
睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に呼吸が止まってしまう病気ですが、当の本人は自覚症状がなく、病気に気づきにくいと言われています。