「3歳児の7%が睡眠不足」の時代。その背景に何が?
子どもはたくさん眠ることでスクスクと成長するものです。子どものうちに満足な睡眠をとっておかないと、成長の遅れに繋がることもあると言われています。しかし、現代は子どもの睡眠不足が問題になっています。その背景には何があるのでしょうか?
子どもに睡眠は欠かせないもの
子どもにとって睡眠は非常に大切なものです。生まれたばかりの赤ちゃんは1日の大半を寝て過ごしますが、子どもにとっては「寝るのが仕事」と言っても過言ではありません。
子どもにたくさんの睡眠が必要な理由は、成長ホルモンにあります。というのも、体の発達を促すこのホルモンは、睡眠中に多く分泌されるといわれているからです。
つまり、成長期に睡眠をとらないと、体の成長が遅れる、知能や運動機能の発達が遅れる、などの悪影響が生じる可能性があるそうなのです。
さらに、睡眠をしっかりとっていないと、高血圧や糖尿病などの生活習慣病やうつ病などの精神障害を患う可能性も。それだけ子どもにとって睡眠は大切なものなのです。
3歳児の睡眠不足の原因は?
今年1月に環境省が発表した「子どもの健康と環境に関する全国調査」から、現在は「3歳児の7%が睡眠不足の状態」