不眠で悩む人は50歳から急増!? その境目にあるものとは?
「必要な睡眠時間が減る」という事実を知らない人は、「昔と比べて眠れなくなった! これは不眠症だ」と悩んでしまうことがあるのだとか。
でも、子どもの頃と比べて眠れない(たくさん眠る必要がない)のは当たり前のことなのです。そのため、そんなに悩む必要はありません。自然の摂理と捉えましょう。
昼寝が不眠の原因に?
定年になると、さらに不眠で悩む人が出てくるという話もあります。これは睡眠の老化に加えて、日中に自由な時間ができることで、家で昼寝をする機会が増えるからだそう。
15分程度の昼寝であれば夜の睡眠に大きな影響はないと言われていますが、暗い部屋で30分~2時間も寝てしまっては、夜に眠れなくなるのは当然のことです。
「16時間」を覚えておこう
「夜中に眠れず、朝方になってようやく眠れる」という悩みを抱えている人もいます。
このような人に覚えておいていただきたいのは、「起床時間が就寝時間を決めている」ということです。
私たちの睡眠は体内のメカニズムによって成り立っています。具体的には、起きてから光を浴びると体内時計がリセットされ、その16時間後に睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンの分泌がはじまります。