ノンレム睡眠が長いと“寝相”は必然的に悪くなる!?
朝起きたら、子どもが天地逆向きで寝ていたなんていうこともよくありますよね。
これには「ノンレム睡眠」が大きく影響しているようです。
ノンレム睡眠が長いと寝相が悪い?
睡眠にはノンレム睡眠(深い睡眠)とレム睡眠(浅い睡眠)の2種類があり、交互に繰り返されています。子どもの寝相が悪い理由は、このノンレム睡眠の時間が大人よりも長いからという説があります。
さらに詳しく説明すると、ノンレム睡眠の3、4段階目を「徐波睡眠」と呼ぶのですが、これは眠りの中で最も深い睡眠です。
この徐波睡眠が20歳では20%ありますが、加齢とともにその割合は少しずつ低下していきます。年を重ねて「熟睡できなくなった」と実感するのはそのためです。
寝相が悪いのは成長している証拠
一方で、子どもは徐波睡眠が25%ほどあると言われています。
徐波睡眠の時間帯は、眠りの奥底に沈んでいる状態なので、大脳が体の姿勢や向きを判断できなくなるそうです。
そのため、子どもの寝相は悪いというわけです。
保護者の方の中には、子どもの寝相が悪すぎると悩んでいる人もいるかもしれませんが、そんな必要はありません。むしろ、子どもの寝相が悪いということは、深い睡眠をたくさん取れていて、スクスク成長しているという証拠だからです。