夜、子どもが「おねしょ」をするのはなぜ!? 夜尿症について
お子さんの夜尿(夜間のおねしょ)がいつまで経っても治らないとお悩みの方は多いと思いますが、子どもはわざとお漏らしをしているわけではなく、それにはちゃんとした原因があります。
今回は子どもの夜尿にお悩みの方に向けて、「夜尿症(やにょうしょう)」に関する情報をお伝えします。
場合によっては医師に治療をしてもらったほうがいい場合もあるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
夜尿症とは一体何?
夜尿症とは、通常であれば夜尿をしなくなる年齢である5~6歳を過ぎたにもかかわらず、夜におねしょをしてしまう症状のことで、別名「夜間遺尿症」とも呼ばれています。
普通の子どもであれば、ある程度の年齢になると脳と膀胱の連携関係が成熟するため、膀胱に尿が溜まってくると自然と眠りが浅くなって漏れる前に目を覚ましトイレに行くことができるようになります。
しかし夜尿症の子どもは尿が溜まっても眠りが浅くならないため、睡眠中に膀胱内が尿でいっぱいになって漏らしてしまうのです。
夜尿症の種類と重症度
夜尿症は「膀胱の容量」と「夜間尿量の多さ」によって、いくつかの種類に分けられます。
多尿型夜尿症
膀胱容量は正常なのですが、その容量を上回る尿が夜間につくられることで生じてしまうタイプの夜尿症です。