夜、子どもが「おねしょ」をするのはなぜ!? 夜尿症について
多尿型夜尿症の原因としては「起きているときの水分の過剰摂取」と「抗利尿ホルモン(尿をつくる量を抑えるホルモン)の分泌低下」の2つが考えられます。
膀胱型夜尿症
膀胱の容量が小さいために、正常な夜間尿量でもすぐに容量がいっぱいになってしまう夜尿症です。
このタイプの人の膀胱容量については「夜寝ているときだけ小さくなる人」と「常に小さい人」が半々くらいいると推定されています。
混合型夜尿症
膀胱の容量が小さくて夜間の尿量が多いという、特に夜尿をしやすいタイプの夜尿症です。
夜尿症の人のなかには、このタイプが最も多いと考えられています。
夜尿症の重症度
夜尿症の重症度については、眠り始めてからどのタイミングで夜尿をするかで判断することができます。
基本的に夜尿をするタイミングが早いほど症状は重症で、毎日繰り返す可能性も高くなります。就寝してからすぐに夜尿をしてしまうような子どもは、長いと完治するまでに5~6年かかることもあるので、その両親にはしばらくの間、我慢が必要になることでしょう。
一方で朝方の起きる直前に夜尿をする子どもは軽症で、1~2年くらいで完治する可能性が高いといえます。