子どもの体力低下には睡眠ホルモン「メラトニン」が関係していた!?
ということでしょうか。
さて、今回は子どもの変化から睡眠を考えてみたいと思います。
子どもにメラトニンは欠かせない?
子どもの成長に欠かせないものが睡眠中に分泌される「成長ホルモン」です。でも、最近はインターネットやゲームに夢中になって、睡眠時間が短くなっている子どもが増えていると言われています。
メラトニンって何?
子どもにとって大切なホルモンには、「睡眠ホルモン」と呼ばれるメラトニンもあります。メラトニンは夜になると自然に分泌されて、私たちに眠気をもたらします。
メラトニンが「子どもにとって大切」と書いた理由は、丈夫で成熟した体をつくるために欠かせないホルモンだからです。
じつはメラトニンには、子どもの性成熟を抑制する働きがあると言われています。
こう聞くと、「マイナスの働きなのでは?」と思うかもしれませんが、そうではありません。
性成熟との関係
みなさんにもこんな記憶はありませんか?
小中学生の頃にやたらと大人っぽい友達がいたけれど、成人してみると、その子はあまり身長が高くなっていなかったということが……。これは偶然とは言い切れるものではないようです。なぜなら、性成熟が遅くきた子どものほうが、将来的には身長が高くなる傾向があることがわかっているからです。